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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅱ  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンと謎の美少女
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5 消えた転校生

 だが結局昼休みになっても、その転校生は見つからなかった。

他の教室へ間違って行った訳でもなく、

体調を崩して保健室へ行った訳でもないらしい。

愛雛先生は自宅にも連絡したが、自宅にも戻ってないとの事。

 そういう訳で紳士クンのクラスの生徒達は、様々な憶測(おくそく)を飛び交わせた。

 「本当は、こことは違う学校に転校したかったんじゃないかしら?」

 「もう少しイギリスに留学していたかったとか?」

 「もしかして、この学園にどうしても会いたくない知り合いが居るんじゃないの?」

 どれももっともらしい話ではあるが、

手掛かりがあまりに少ない今の時点では、

それらの憶測が確証に結び付くという事はなかった。

 そんな中紳士クンは、教室を出て校舎一階にある資料室へ向かっていた。

世界史の先生に、この後の授業で使う資料を取って来るよう頼まれたのだ。

 (転校生の子、まだ見つからないみたいだなぁ。

一体何処に行っちゃったんだろう?)

 そう思いながら紳士クンは資料室のドアを開け、中に入ろうとした。

と、その時だった。



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