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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅱ  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンと謎の美少女
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3 にぎやかな教室

 紳士クンが教室へたどり着くと、

教室の生徒達が何やらいつもよりにぎやかだった。

いくつかのグループに分かれてはいるが、

どうも同じ話題で盛り上がっているようである。

 紳士クンが自分の席につくと、

笑美と華子がいつものように

「ごきげんよう」

と言いながらやって来たので、紳士クンも

「ごきげんよう」

と返してこう続けた。

 「今日は朝から皆にぎやかだね。何かあったの?」

 すると笑美がニコッと笑ってこう言った。

 「何でも今日、このクラスに転校生が来るらしいで?」

 それに続いて華子。

 「しかもその方は、ついこの前までイギリスの学校に留学されていたとか」

 「へぇ、そうなんだ」

 頷く紳士クンに、笑美はこう続けた。

 「そやけど何かの事情で、急きょ帰国してこの学園に通う事になったんやって」

 「イギリス帰りの転校生だなんて、一体どんな方なんでしょうねぇ」

 と華子。

二人とも他のクラスメイト達と同じく、

今日やって来る転校生に興味津々の様子だ。

そんな中紳士クンは、少し違う事を考えていた。

 (それにしても、令お姉様の悪だくみって一体何だろう?

仮に悪だくみをしてるとしても、

ボクが巻き込まれるのだけはカンベンして欲しいなぁ・・・・・・)



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