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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅱ  作者: 椎家 友妻
第一話 紳士クンの御奉仕 前編
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6 副会長の助太刀?

 「た、太刀お姉様?どうしてここに?」

 意外な人物の登場に驚きの声を上げる紳士クン。

すると太刀は紳士クンの肩にポンと手を置いてこう言った。

 「お前にちょっと話があるんだ。すまないが私と一緒に来てくれ」

 するとそんな太刀に、笑美と華子が食ってかかった。

 「ちょっと副会長さん!今乙子ちゃんはウチらと話をしてるんです!」

 「そうですよ!いくら副会長といえども、そんな横暴は許されませんよ!」

 それに対して太刀は、刀のように鋭い目つきで二人をにらみ返してこう言った。

 「ほう、ならばこの前の旧校舎での件、ここで落とし前をつけてもらおうか?」

 「うっ・・・・・・」

 「それは・・・・・・」

 痛い所を突かれた笑美と華子は、そのままうつむいて黙り込んだ。

それを見た太刀はニヤッと笑い、改めて紳士クンに言った。

 「それでは乙子、私と一緒に来てくれるな?」

 「は、はい・・・・・・」

 それを断る度胸も理由もなかった紳士クンは、その言葉に素直に頷くしかなかった。



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