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クラスターって何ぞや

作者: 佐々木 龍

【クラスター】

クラスターとは、もとはブドウの房の意味であり、そこから転じて、ある属性に基づくグループ化された集団を意味する語のこと。


Weblio辞書より抜粋

 私は今、通信大学で福祉を学ぶ四十一歳の女性なのです。二年生です。たまに、校舎がある新宿に行き、図書室にて本を漁っているのです。この図書室はすごく立派な設備であるにもかかわらず、いつ来ても、学生の姿は殆どありません。落ち着く空間である、と思うと同時に、一抹の不安を覚えます。


 で、今日は授業を四回(一回約一時間ちょい)受けようと思っていたのですが、この文章を書くために一回減らすかもしれませんし、もしかしたら真夜中まで頑張って授業を受けるかもしれません。なにせ、他にもする事があるため……例えば風呂掃除やご飯作りなど……ほんとうは、クラスターの事なんか書いている場合ではないのです。


 さて、私はちょっと前に、こんなエッセイを投稿しました。題名は「小説にたいする評価について思った事」。https://ncode.syosetu.com/n0780gx/

 色んな方が読んで下さり、感想を書いてくださいました。なおかつ、半日ほどの短い間ですが、エッセイジャンルで日間一位になっていたので、驚きました。なぜかというと、私の書くものは大抵ちかごろ、あんまり一番にはならないからです。

 今回はこの「小説にたいする評価について思った事」内では語らなかった事を語ろうと思うのです。いうなれば、補完です。いや、補足かなあ。どのみち、私が語る論には大抵穴があって、ツッコミどころがあるように出来ているのですから。


 まずは、こちらをご覧ください。


***


=ただひたすら優しい世界=

作者:むらさき毒きのこ


虹を渡ってビルの屋上に行こう

ビルの屋上からダイビング

翼は私を運ぶ


鳥の目で見た景色はすみれ色と白とペールオレンジにレモンイエロー

どこか遠くのもう一つの世界で

私は楽しく暮らしている


不思議なその人は、パンダみたいな色彩

私にパフェを勧めてくる

そして何も喋らない

言葉が要らない世界のようだ


やたら優しすぎるその人は、どこかの世界では酷く打ちのめされたようで

歩けなくなっていた

私はその疲れ切った人を

猫に運ばせた


猫は60ッ匹

猫はゼリー色

色彩が分解して霧散して世界は再び真っ白になる光


***


 わけの分からない文章をここに晒すのは嫌だったのですが、これが約三年前の私が投稿した、詩なのです。当時のペンネームは「むらさき毒きのこ」といって、酔っぱらって感想やレビューを書く、小説家になろうのテロリストのような輩だったのです。そして先に挙げたようなわけの分からない詩は大体、日間のランキングの上位に表示される事が多かった。

 まあ、当時の詩ジャンルといえば過疎ってる代表みたいなもんだったというのも、あるんですが……つまり、これが政治力、なのです。読者の方たちが既にお気づきのように、ド下手作者のうんこポエムでも知り合いが多ければ、誰かが評価してくれる……刺さった方は、刺してないですからね。切っ先は自分に向けてますんで。


 そんなウンコポエマーだった私はある日、こんな風に別のユーザーから指摘されたのです。「クラスターの中心」と。当時の私は、こいつ何を言ってるんだと、食ってかかりました。心外だったからです。なぜなら、そこまで私は己惚れちゃいないと、思っていたからです。ある時は私の相互お気に入りの方たちを指して「信者」呼ばわりする者も現れ、正直、私は(はらわた)が煮えくり返るような気持ちになっていました。


 そんなこんなである時、限界がきてしまったのです。それで一年半くらいまえに一度、小説家になろうを退会したのです。


 今は、以前と比べたら、細々と活動しているのです。感想書きは最低限度、酔っていない状態で。レビューは、書かれた人が「お礼の活動報告」を書く事が多いので、目立つし作者に気を遣わせるため、書かない。(良いと思った作品はツイッターでレビューする)

 あとは、自分の活動報告。これ、面倒で無い方はご覧になったらいいと思うのですが、ある日のコメント数が異様に多いです。はい。炎上ですね。とあるユーザー(退会済み)が、私の発言を誤読して怒り狂い、コメントを連投したのです。そのユーザーに悪気は無かったらしいんですが、私にとっては悪夢でした。

 とまあそんな事もあって、あんまり、活動報告で遊ばなくなりました。また、荒らしをしたことのあるユーザーはブロックしました。


 こんな事をエッセイに書くと「晒しだー!」「荒らしとは何だ、お前が悪いんだろう!」「またエッセイで自己弁護か」「嘘つき」「詐欺師」「狂ってる」「タヒね!」「恥さらし」「うんこ」「ションベン」「殴り○す」「本当は好きです」「ブロックしないでください」って言うアンチがいるのは分かっているのですが、敢えて書きます。なぜかというと、私はそういう物書きだからです。

 私に関して何か書いている人は、ネタにします。それを、分かっていてください。私は、私自身と、自分のクラスターの人の名誉のために、私とその周囲に対する悪評を広めようとする方に対し、ここに意見表明します。


 結論としては、クラスターというのは、気が付いたらそうなっていた、というものだと思います。なおかつ、馴れ合いや祭り、ランキング占拠などなど、クラスターの外から見たらそれは異様なのですが、自分自身がそうだったように、内部からは、分からないのです。気が付けない。また、指摘されると腹が立つ。


 私はだから、クラスターというものがどうにかできるものではない群衆であるという事を意識するために、自分が生み出した駄作たちを時おり見ては、反省するのであります。


 見苦しい内容もありますが、それでも読んで下さった方、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 外から見て政治力がどうのとか信者がどうのとか、そういうのは活動してきた積み重ねの結果ですから文句言われる筋合いはないと思いますけどね。自分が納得いかない作品がランキング入りしてたらクラスター…
[良い点] お久しぶりでございます! 普通に読み物として面白かったです。 うんこのような作品でも知り合いが多いと、という部分はわかりみですね。 でも、作者さん同士で交流することは禁止されてないし、ご…
[一言] いつも読み易い文章で勉強になります。 なろうビギナーの僕は『へぇ〜そんなんだぁ』とか思いながら読ませてもらっています。
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