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ランクを見て怒る令嬢

ギルド会場に入ると、場違いも良いところでした。


室内には物騒な武器も持っている人が沢山いますし、

装備もゴツイのを身に付けています。そして何よりも体型もゴツイです。


私みたいに可憐な美少女はいないのかしら?


みんなの物珍しい視線を浴びても気にせず、

私は真っ先に受付がある場所に行きました。


『ちょっと良いかしら?』

『なんだい?可愛らしいお嬢ちゃん』

『ギルドカードを作りたいのですけど』

『あー新人冒険者になるのかな?良い心掛けだ』


良い心掛けと可愛いと褒められた後に、

男性は真っ白なカードを取り出して目の前に出しました。


どうやらここに名前や年齢、生年月日を記入するみたい。

面倒と思いながらも渡されたペンで記入しました。


『良し、最後はこのカードを魔石板の上に置いて真ん中に手を置きな』

『何かしら?占いでもするのかしら?』


質問をしましたら男性に呆れられました。貴方失礼ですわね。


『占いをする訳ではない。認証とカードを作る為だ』


言われた通りにしてみると、

魔石板と置いているカードが微かに光り出しました。


『わっ!?』

『どうだ、凄いだろ?これでお嬢ちゃんのギルドカードが出来たぞ』


ギルドカードを手にして見ると、真ん中に書いたはずの文字が左側に移り、

右側に冒険者ランクが表示されていました。これは凄いですわね。


男性の説明によりますと、

このカードは自分で文字を付け加えたり消す事も防げるだけではなく、

何のモンスターを退治したのか、

どれ程の経験値を獲得したか読み込まれる魔法のカードに変化するみたい。


何の為にこの機能がありますいうと、ランクの不正を無くす為らしいです。


確かにそうしないと自分でランクを書き換えたり、

新人冒険者が「ドラゴンを討伐しました」

と言ってもランクが高い冒険者と一緒にいるだけや、

攻撃を一回しかしてないのに経験値が入る訳もありませんからね。


成る程・・・と言いますとリバイアサンを一人で倒しましたら、

経験値を独り占めに出来ますのでよりランクが上がれますね。


そんな事を考えながらギルドカードを見ていると、気がついた事がありました。

冒険者ランクが「G」と表示されていました。


私は目を疑いましたが、確かにランクが「G」と表示されていました。

私は男性に苦情を入れました。


『この私がランクG!?馬鹿にしていますの!?』


男性は先程と同じように呆れていました。


『馬鹿にはしていないぞ。初めはみんなランクGからだ』

『この私なんだからせめてランクAでしょう!?』

『無茶言うな!?ランクAになりたかったらドラゴンくらい倒してみろ!!』


逆ギレをされました。んーまぁいいわ。

リバイアサンを倒してランク「S」になりますから今はランク「G」で我慢しましょう・・・。


私はランク「S」を目指す為に暑苦しいギルド会場を出て、

真っ先に馬車がある場所に向かいました。


昼過ぎのこの時間帯に馬車が余っているか不安でしたが、

一台残っていましたので助かりました。

御者の方も暇そうに欠伸をしていますので乗れるでしょう。


私は御者の方に声を掛けました。


『ちょっと良いかしら?行きたい場所がありますの。乗せて貰えるかしら?』


男性は暇そうにしていましたが声を掛けると仕事にモードは切り替わり、

眠たそうな顔から爽やかに一変しました。


『おー良いよ。何処に行くんだい?』

『行き先はリリアスナ湖だわ』


私そう言うと、男性は固まっていました。


『えーと、確か今はリバイアサンがいて一般の人は立ち入り禁止になってないか?』


私は自慢をするように言いました。


『あら?こう見えても私は冒険者よ?ちゃんとギルドカードも持っているわ』


疑うと思われましたが、男性は目を光らせて

『おー!!まじか!!って事はリバイアサンを討伐する為に行くのか!?』

と嬉しそうに驚いていました。


『ええ、当たり前ですわ。この私に掛かればリバイアサンなんて瞬殺ですわ!』

『おー頼もしいな!これでやっと美味しい魚が獲れるようになるな!ありがとう!!』


男性は歓迎するように荷台に案内し、直ぐに出発をしてくれました。

うん、先程の男性よりは素直でよろしい。


荷台にいる間は暇でしたが、

私は自分の願望を叶える為にリバイアサンがいる湖に向かいました。

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