表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に来た黒の勇者  作者: アマ
1/36

プロローグ

私事ですがお騒がせしました。

これからも読んでもらえれば幸いです。

side龍弥



ーーーーーパンッ

乾いた音が教室に響いた。

周りの状況の理解と共に自分の中から黒い何が体の内側から湧き溢れ意識がブラックアウトした。



「起きなさーい!」

いつもと同じ母親の声が聞こえた。

そして、いつものように返す。

「あと、1時間〜」

ドタドタドタドタ

階段を上ってくる音が聞こえる、この音を聞くだけで頭が覚醒していく。


なぜなら

「起きろって言ってんだろーッ!」

ガチャン!ドスッ「グホッ」

母親が勢いよくドアを開け俺の寝ているベッドに向かって飛び蹴りをかます。

鳩尾に強い衝撃を感じ完全に覚醒する。


これがいつもの朝


「さっさと、ご飯食べて行きなさい」

「うい〜」

適当に返事をして朝食を食べ終わる。



ガチャ

「行ってきま〜す」

「はいよッ」


そしていつもの様に登校していると

「よう!龍弥〜」

「おう、太郎」

「誰だよ!」

「え?」

「え?」

このアホ面をしているのが、友達の『馬場裕司』だ。

「急がないと遅刻するぞ?」

「急ぐのか?」

「行くぞ!」

「うぃ〜」


いつもの様に走る

車やバイクを抜いて行って結構なスピードで走っていく。

俺と裕司はもともと運動神経が他の人と比べられない位良く原付バイク位なら余裕で抜かせる。


そして校門を生徒会の役員が閉めるギリギリで入り込みそのまま昇降口に向かった。

いきなりだが、うちの高校では生徒会が校内でも教師のつぎに発言力があり、それは時に教師と同じ位の力を持つほどだ。

校門を過ぎて昇降口に着くと生徒会の役員の生徒が遅刻した生徒をチェックしていた。

「おい、どうする?」

裕司が聞いてきた。

その意味は身体能力のスペックが高いはずの俺らについてくる生徒会会長の『葉月真奈』をどう巻くかということだろう。

「いや、普通に行けば平気だろ」

「それはお前だけだ」

「知らん、さっさと行くぞ」

「や、やめろ!」

裕司の腕を掴んで昇降口に入っていく。

「おはよう、会長」

「おはようタツ君、裕司君」

「もう、遅刻の時間か?」

「いや、平気だよ?」

「よっしy「タツ君だけ」なんでだよ!」

「裕司君はタツ君に引きずられてて少し遅れたでしょ?」

「そんな細かいこt「遅れたでしょ?」でm「遅れたでょ?」・・・・はい」

確かに細かいことだか、それでも真奈は一度言ったことを曲げることはほとんど無い。

そのおかげで、生徒や教師からの人望もあり2年生に上がってすぐに生徒会会長になったのだ。

「じゃあな」

そのまま、教室に向かおうとしたとき、「会長」という声が聞こえた。

「遅れた生徒をチェックするのは生徒会の仕事ですよ?」

真面目そうなメガネをかけた女の子が真奈に言った。多分、後輩の子だ。

真奈は振り返りその子を見ている。

「・・・」

「・・・」

「・・・チッ」

「ほ、報告してきます!」

「そう?ありがとう」

スタスタと小走りで後輩の子は裕司を連れて行った。

「行きましょう」

「おう」


そうやって、いつもと変わらない時間が過ぎて行こうとしていた。





今この時までは。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

誤字、脱字やアドバイスがありましたら、コメントやメッセージで指摘してもらえると助かります。

その他にもメッセージなどをもらえれば個人的に嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ