おや?生徒の様子が?………おめでとう!生徒の頭はショートした!!
あ、説明回だから読み飛ばしていいよ、あと誤字発見したら連絡ヨロ!
〜2日目…始動!!〜
うん。昨日はちょこっと、ほんのちょこっとだけ頑張りすぎちゃったかな?いやだって仕方ないじゃん!全然やり足りなかったんだもん!!
…うん、今日は自重するよ。大丈夫!ヤマトの時代から脈々と受け継がれて来た日本伝統の秘技、《空気を読む》を使えば授業ごときどうとでもなる!……はず。
おれは日本人おれは日本人おれは日本人…
まあ今日は座学だし、バイトでやってた家庭教師は好評だったからまあ…このために生徒の心を開いて好感度上げたんだしちょっとミスしても……ね?
許してくれるさ。
「おはよー、昨日は皆ごめんなー。と言う訳で今日は座学です。」
「タマツキ先生ー!具体的に何の教科をやるんですか?」
あー、やっぱりフェルメルさん良い仕事してるなー。行動力のある子はポイント高いです!
「朧でいいですよーフェルメルさん、そうですね…今日は“魔法学”にしましょうか。皆さんも自分の魔法がどのような物か知れば成長への道が見えてくるかもしれませんし(確信)…。それとフェルメルさん、すり鉢状の教室だと立って質問するのは後ろの人の邪魔になる事が有るので座ったままで良いですよ?」
今日結構人居るし、まあおれにも経験有るけどね?
「は、はい!」
うん、話聞いてた?
「んじゃ、まず“魔法”って何か言ってご覧“イルースタ”くん」
きっと間違ってるから ^-^(鬼畜スマイル←
「魔法とは“呪文”によってその“力”を出す事です!」
「うん、じゃあ呪文ってなーんだ?」
「え?えーっと…“力の元”?」
「うん、20点。「うう…」」
「じゃあ次、“魔力”って何かな?“ルドルフ”くん?」
「え…。ま、“魔法の元となっている力”ですか?」
「お、80点。「やった!」だけどもうひと捻りかな?」
今指名した二人、この子達は“貴族の子”達なので魔法も少し使えたしきっと家で家庭教師でも付けられてたんだろう。
だけど俺が教えるのは“地球の学問”に基づいた“元素魔法学”(略して魔法学)なのでまず“元素”の概念が有るか知りたかったから聞いた(フェルメルさんだとアドリブでたどり着きそうだし)
ふっふっふ、ビシバシ行きまっせ。
「うん、みんな何か勘違いしてるっぽいけど“魔力=魔法”じゃないからね?」
教室内に戦慄走る……名探偵コ◯ンの閃きレベルのスピードで。
「だってそれだと呪文の意味ないもん。呪文ってのは400年間ひたすら簡略化しまくって出来たもんだよ?ただの古くさい文じゃないんだから」
「んじゃあ何でそんなのが有るのー?って言うと“魔法を打ち易くする為”だよ」
魔法を打ち易くしようとして長い呪文とはこれ如何に。
「魔法って言うのは“想像を具現化する力”なんだよ。だけど“火=熱い”だけで具現化しようとしても“魔力効率が悪すぎる”、だけど“火が燃えてる理由がワカラナイ”そこで学者は閃いた!『何かそれっぽい文作ってそれを何代もかけて子孫にインプットしちゃえば上手い事出来んじゃね?』ってそれが“呪文”って奴の正体」
畳み掛けまっせー。
「そこで君たちにはその“理由”を学んでもらいます。あ、学び終わるまでは“魔法発動禁止”で魔力は“魔力操作”でひたすら伸ばして行くからね?」
「「…ry…「……ええぇえぇえええ!!」…ry…」」
うん、まあいきなり今までの常識全否定されたらそりゃ驚くよね。……このままじゃ暴動が起りかねないので“アメ”を与えましょう。
「ちなみにコレを習得するとこんな事が出来ます」
そう言って胡麻(生)を一粒出しつつ人差し指を立てる。ご覧下さい、地球です(動物以外完全再現バージョン)ついでに月も再現してこのお値段!!。 バーン!! マー、オヤスイ
あ、生徒(達)の頭がショートした。
「ん、じゃあ今日はココまで。明日の授業に来なかったら“受けない”って考えるからね〜。一晩よく考えなさい、コレは強力だけど“難解な学科になる”からね〜。」
生徒達がショートしてる間にそくさくさと退散、明日教える内容を先に聞かれても困るのですよ。
明日、一体何人くるんだろね?
うーん…納得いかん、何かもうちょい違う書き方出来なかったのかね?