第二冒険目 魔双剣士
「魔双剣士!?それって何ですか?」
「魔双剣士とは双剣を扱い、魔法も使える上級職です。」
ケンジは口をポカンと開けた
「マジっすか・・・」
ケンジは心の中でウルトラスーパー喜んでいた。
「とりあえず登録は済みましたのでギルドカードです。お受け取りください。」
「はい。」
「ゲームでも魔双剣士なんて聞いたことがないぞ~」
と呟きながら依頼書を見ている。
「あ、あいつハイパードスネーク(通称クソでかスネーク)なんて呼ばれてんのか」
「とりあえず最初の依頼はこれにしよう。」
「すいません」
「はい、この依頼を受けるんですね?」
「はい」
「分かりました。」
そう受けた依頼は【ハイパードスネーク】討伐の依頼だ。
アイツに絶対に復讐してやろうという気持ちは誰よりも大きい
「ここだ・・・さっきあいつと会った場所・・・あ、」
見つけたと思ったらグゥグゥのんびりと寝ている。
「・・・!!」
「このクソ蛇ガァ・・・!」
武器や装備は整っている。
これ以上絶好なチャンスは無い!
「ヂョキ!」
ケンジの短剣をハイパードスネークに刺した。
「ガァ!?」
「シャー―――――――――――!!!」
「ゴーン!!!!」
ハイパードスネークは尾を地面に叩きつけた。
「よし!いっちょやろうか!」
ケンジは走り出した
ハイパードスネークは尾をこっちにぶん回してきた。
「ビュッ!」
「クッ!」
ケンジは全力で避けたが腹に当たってしまった。
「ドゴ―――――――――ン!!!」
腹から血がたくさん出ている
「痛ってぇなぁ・・・」
「でもやられたままじゃアカンよな!」
「ビュッ」
ケンジはすごい速度でハイパードスネークに突っ込んだ
「200m走9秒の速さなめんなよ!!」
「ヂョキ!ヂョキ!」
ケンジは何回も何回も切りつけた。
そう、何回も何回も・・・
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「ボォォォ!」
短剣から炎が噴き出した。
「これは・・・ふっ・・・」
「ここで死ぬわけにゃあ行かねえよ!」
ケンジは全力で短剣を二つ同時に振り下ろした。
「はぁぁぁぁ!」
「ドゴ――――――――――――――――ン!!!!!!!!」
「はぁ・・・はぁ・・・」
そしてケンジは前を見ると
「ゑ?」
見ると三つほどの山が三つに分かれている。
ハイパードスネークもだ。
「ええ・・・」
「本気でやるのは・・・控えめにしておこう・・・」