6.鬼
そして明くる日、さっそく天沈委員会としての活動が始まった。
俺たちは学園内にある訓練場へ向かう。
するとそこには今日も今日とて小町先生がいた。
そして、一年生が全員揃うと、先生が話し始める。
「さて、今日から本格的に部活動がスタートするわけだが、とは言っても一年は一学期の間はひたすら訓練するだけだ。」
というと、先生は続ける。
「今日から基本的に週3日、この訓練場で、基礎的なことを学んでもらう。」
そして、俺が発言しようとしたところで先に口を挟んだ。
「すんません、基本的って言っても何をするんですか?銃とか以外でもなんか学べるんすか。」
しかし、そこで先生が意外なところに目をつける。
「おい、口には気をつけろよ。
先輩の奴らは優しいかもしれないが、俺はきっちりとやらさせてもらう。」
今までのふわついた印象とはガラッと変わって、
声がワントーン低くなり、鋭い目つきでこちらを睨んでいる。
「…何かあるか?」
そこで先生が俺に言ってきたので俺は慌てて首を横に振る。
「というわけでこれから訓練をスタートする。」
少し不穏な空気の中で、訓練が始まった。
しかし、先生の怖い印象とは裏腹に訓練は意外にも優しいもので、
基礎体力をつけるもの、射撃訓練などの普通のものだった。
しかし、先生の教え方がとても怖く、
特にあまり体力のない理玖は終始怒鳴られっぱなしだった。
その姿はまるで、鬼のようだった。
だが、夕方になって訓練が終わると、あまりはほとんどが疲れ果てていて完全に自分の基準で見て開いたことに気づいた。
そして、解散後に先生に呼ばれ、
「やっぱり君はいい逸材だったよ。」
「ふふ、そうでしょうね。」
「少なくともそうだな、君が入ってきてくれて良かったよ。最近の奴らは腑抜けたやつばっかだからな。お前みたいな感情の入ったやつがいてくれて嬉しいよ。」
「ふふ、そう言われると嬉しいですね。」
と、俺は素直に喜んだ。
そこで、先生がこんな質問をしてくる。
「…お前は神様がいたらどうする。」
「…?」
俺はそんな唐突にきた質問に困惑した。
「神様…ですか?」
「いや、やっぱり難しい質問だよn…」
「…いえ少なくとも俺は」
「?」
−「神様がいたら、ぜひとも会ってみたいですね。」
…とりあえず、3日も開けてすみませんでした!
学校の行事やこちらの都合が襲重ねにに重なってしまいこんなになってしまいました。
…やはり、昨日久々にWiiをやるべきではありませんでした。(反省してねーだろこいつ)
…というわけでさくら伝説6話です。
最後の小町先生の意外な質問は果たしてどんな意図があったのでしょうか?
謎が深まるばかりです。
次回、小町という男です。