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4.天沈委員会

明くる日の放課後、俺は理玖を連れてとある教室の前にいた。

本当は梓紗にも来てほしかったが、あいつはあいつなりに見学したい部活があるらしく、断られてしまった。

「なんで僕まで行かなきゃいけないのさ…。」

「いいじゃん別に。だって入りたい部活ないんだろ?」

「まぁそうなんだけどさ。」

なぜか渋る理玖を連れてノックをする。

「失礼します。」

すると中にいた人の数人が俺たちの方へと向く。

すると、手前にいた人が俺たちに話しかけてくる。

「あぁ、入部希望の人?」

「はい、そうです。あと、こっちも」

「オッケー、2人ともね。じゃあ、しばらくこの辺でくつろいでてくれるかな。」

「了解です。」

そう言われ俺と理玖は近くになった椅子に腰掛ける。

そして、話しかけてきた人に挨拶をする。

「初めまして、中学一年生の白坂涼介です。」

「同じく三田理玖です。」

「白坂と三田ね、よろしくな。俺は中3の藤枝蓮真だ。」

「じゃあ藤枝先輩って呼んでいいんですね?」

「あぁ。それにしても、随分とやる気に満ち溢れてるな。」

「はい。なんたって伝説になる男ですから!」

「…はぁ?」

「すぐにわかりますよ、先輩」

「はぁ…。」

なんか引かれてるような気がするが、藤枝先輩は続ける。

「そうは言ってもうちはたいしてやることはないぞ?あくまでも自警団みたいなもんだし。」

「いいんですよ、それで。俺は自分を鍛えたいんです。」

「…ふ〜ん、なるほどねぇ…。確かにうちにはもってこいの人材かもしれないな。」

すると教室の中へ、2人の先生と思われる人が入ってくる。

「よーすお前ら〜、ちゃんとやってるか〜?」

すると周りにいる先輩方が一斉に

「「「はーい」」」」

と返事をした。

そしてその初老の先生は俺に目がついたのか話しかけてくる。

「お、もしかして新入部員の子?」

「はい!白坂です。」

「はぇ〜中1にしては随分とでかいなぁ。

そこにいる御徒とおんなじぐらいなんじゃないか?」

そういうと、先生は1人の部員に向かって指を刺す。

その人は俺よりも大きく、鋭い眼光をしていた。

「おぉ、ほんとだ。気づかなかったな。」

しかし、見た目とは裏腹に気の抜けた声でようやく俺に気付いたようだった。

なんだか、この学校に入ってからボケた人としか会ってないような気がする。

「いいですね、今年の新入部員くんたちはやる気がありそうで。」

すると、今までその先生の隣にいた人がようやく口を開けた。

…この人も先生なのかな。にしては理玖よりも身長が低い気もするが…。

「そうだな小町。あぁそうだ私の名前は巌根。で、こっちにいるのが小町くんだ。私ただ2人がこの天沈委員会の顧問をやっているよ。」

「…じゃあ、改めてよろしくお願いします!」

「「よろしく」」

「じゃあ、俺は一旦職員室に戻るので、あとは巌根さんお願いしますね。」

どうやら小町先生はもう行ってしまうようだ。

「白坂くんに三田くんだったよな?何かあったら職員室にいるから、いつでも来るといい。」

そう言って小町先生入ってしまった。

何はともあれ、無事に入部できそうでよかった。


−ここから俺の伝説は飛躍していくんだ。


こんばんは。

4日も連続で書いてくるとネタがすぐになりなりそうです。

というわけで第4話、いかがだったでしょうか。

展開がかなり早いですが、こうしないと2ヶ月分の遅れを取り戻せないのでお許しください()

そして、涼介くんはどうやらこの「天沈委員会」に入部することを決めたっぽいですね。

果たして、理玖くん以外に入ってくる人はいるのでしょうか。この委員会は一体どんな部活なのでしょうか。前回来なかった4人目のルームメイトは結局きたのでしょうか。第5話お楽しみに。(どうせ明日だろうけど。)

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