蝶番のかたわれを ポケットにねじこんでから
ひらけ胡麻の呪文も 忘れたまま彷徨うんだ
月灯りのさすほうにゆけって 暗闇が囁くよ
静かな街ほど耳鳴りは高く
爪を立てた真夜中の指なら節くれて
星のビーズを留める糸を赤く染めた
蠍座のあの星の名前はなんだっけ?
不都合と好都合で 塗り分ける12のマスに
チップがわりと賭けたナッツも底をつくころさ
月影がのびるほうにゆけって アスファルトも喚くよ
うるさい街ほど笛の音は低く
めくりあげた唇をかすかにふるわせて
僕にチーズをくれる頬を赤く染めた
少女が擁いてた星の名前はなんだっけ?