第07話 知らされる凶報
つかれた、1日に2話投稿するのは少し疲れますね……
定期的に更新する
が一番いいんですけど……ね…
とりあえず疲れたのでなんか甘いものでも食べマフ
:第七話:
知らされる凶報
俺たちが町に帰ると、町の中心部に人が集まり、
何やら話し合っていた。中には、町の治安を守る
傭兵やドプロ町からきたと思われる騎士も居るようだ
少し近づくと何やら物騒な単語が聞こえてくる。
それに俺たちは耳を傾け静かに聞いてみる………
「では?!一体どうしろと!」
「―――何故!あの子達なんだ!」
「大人なら数名動ける者がいる!その者たちを連れて行ってくれ!」
「この町は!?どうなるんですか!!」
と、その時
アルトが道に落ちていた小枝を踏み、音を立ててしまった。みんなの視線が僕たちに集中する。
(何やってんだ!このバッ―――)
俺がそう思った瞬間―――ドプロ町から来た騎士の一人が俺たちの元へ駆け寄ってきて、兜を取り僕たちに挨拶をしてくれた。
「君たちのことは聞いている。ユウキ君とアルト君
この町一番の腕の立つ剣士だということを、君たちにお願いがあって我々はここに来たのだ、話を聞いてくれぬか?」
と丁寧におっしゃるのでつい―――いいですよ
と返事してしまった。
想像以上の大事に俺たちは絶句した。
この町シルクスの町とその隣町
僕たちが泊まった銀貨2枚の宿でおなじみクルガの町
その下つまり南に位置するのはドプロ町だ。
三つの街は互いに7kmほど離れており、道はここ
数年で綺麗に整備されていた。
んで、話を簡単に纏めるとこうだ。
クルガの町の西側、ケルグ山脈の洞窟に魔物や魔獣が大量発生してると言う情報が入ったのだ。
しかも大量発生に飽き足らず、なんとクルガの町を
目がけて剣や斧大剣棍棒をもった、ゴブリンなども
来ているという。
進軍――――とは少し違うが、大体そんな感じなのは確かだ。
えっと騎士がゴブリンで騎士の乗る馬が魔獣って感じかな?
ケルグ山脈には知恵ある魔物が棲み着いており、
商人などが毎年行方不明になることで有名な山脈なのだ。
商人が持ってきていた武器を拝借――ってな感じだろう。
んで俺たち二人と大人数名をクルガの町に応援に来てもらいたい―――――
との事だった。
いや―――は?まって、子供がそんな大事関っちゃダメでしょう!
そう思って騎士さんたちに言ってみると
「君たちの技量は申し分ない。
君たちの剣の腕前を見せてもらったよ。そこら辺の
騎士団に入れば食っていけるであろうさ」
と言うのである。
ま、まぁ、確かに?夢のために剣を磨いてきたわけだけど、困ってる人を助けるためでもあるのだ。
ここは子供だからといって断るんじゃなく、一人の剣士として受け入れたほうがいいな…。
アルトも俺と同じ意見だったらしく、クルガの町に行くことを受け入れてくれたのだ。
こうして俺たち二人の参戦が決まり、残すは一緒について行く大人数名なんだが、ここで懐かしい人物が名乗りをあげた。
「その件、オレもいくぜぇ」
その人物とはスギさんだ
ここ最近忙しくあまり町に帰ってこれなかったらしいのだが、今回の件で招集がかかり帰ってきたという訳だ。
「スギさん!久しぶりです!!」
アルトと俺はスギさんに挨拶する
するとスギさんはおう!!久しぶりだなぁ!
と答えてくれた。
「この二人とこの町の傭兵数人じゃ心配だし
それにユウキとアルトには保護者が必要だろ?」
そういえば、スギさんは剣を少しやってたんだっけか
それなら安心だと思いつつ、騎士さんたちの返事を待つ。
騎士たちのリーダはスギさんの同行を認め、スギさんと俺たち、それに一緒に行く傭兵五人に騎士たちが使っている騎士剣をくれた。
とても頑丈で切れ味の良い品だ。
ひと目見ただけでわかる。綺麗な刀身、高純度の鋼
ドプロ町の技術はどんどん発展して行ってるのが見て取れた。
「では、明日の早朝午前六時に町を出発する!」
騎士達のリーダがよく通る声で宣言した。
「アルト……鍛錬の成果…見せるときだな…」
アルトは、うん――と言ってそれ以上何も言わなかった
「また、明日…ここで」
アルトはそう言い、俺も―――うん、おやすみ
と答える。
もしかしたら明日、死ぬかもしれない。
だけど今まで鍛錬してきた成果を、出せれば問題ない…絶対に…。
俺は少し怖いが同時に鍛錬の成果を、試せるときがきてすこしワクワクしている。
アルトと誓った約束を果たすまで、死ぬわけにはいかない…絶対に。
思い出すのは…あの日みた夢の内容……。
未だ、鮮明に覚えている。
俺は色々なことを考えているうちに寝てしまった。
そして――――午前五時55分クルガの町に行く者たちは全員集まり、馬車にのり出発する時を待つだけとなった。 もしかしたら、この戦いで命を落とすかもしれない―――なので、スギさんも傭兵のみんなも家族や
兄妹、愛人と話している。
俺とアルトも町のみんなと話している。
そして、午前六時になった。
「それでは!!クルガの町に向かって!出発!!」
こうして、俺たちの乗った馬車が動き始めると同時に
いってらっしゃい や 頑張ってこいよ! 絶対!帰ってこい!
などの言葉が僕たちを包んでくれた。
もちろん俺は死ぬ気など毛頭ない
きっとアルトもそうだ、傭兵のみんなだって
スギさんだって…!
まだ太陽が登りきっていない。
いつも見守ってくれていた太陽の光がない…
が、もうそんなものなくていい
俺たちは…成長したんだ。昔の…無力な自分ではない。
絶対に…生きて帰ってやる
俺はそう思いながら、馬車に揺られる。
これから先、待ち受ける未来はいったいどのような未来なのか…それはまだ分からない…。
花粉症がね、ホント酷い((2回目
さあ、いかがだったでしょうか?
次回はクルガの町防衛戦です!
ユウキとアルトは生き残れるのでしょうか!?
感想、誤字脱字などはコメントしてくれると助かります!
すこしでも面白いと思っていただけたのなら幸いでございます!
それではまた〜!し〜ゆーあげいん!!