第02話 準備
めちゃ、早く更新できました!
清くても汚くてもいいいいねをどうぞよろしく!
_|\○_ヨロシャス
:第二話:
準備
「お使いで頼まれていた火打ち石集めてきたよ〜!」
村に帰って来て早々、俺とアルトは鍛冶屋の店主ビルディックという中年男性に集めてきた(主にアルトが集めた)火打ち石を渡した。
「おぉ、よくやったってくれた、ありがとさん。……おっと、忘れる前に渡しとかないとな」
そう言うと、ビルディックさんは、カウンター棚の奥から新品の二本の鉄剣を僕とアルトに渡した。
「どちらも新品ピカピカの剣だぜ、軽いし丈夫切れ味も抜群! 最高の一振りだぜ?」
「……ありがとうございます!」
「…アルト、念願の真剣だっていうのに…嬉しくなさそうじゃねぇか…」
ビルディックさんがアルトにそう訪ねていた。
「な、なんでもないですよ…気にしないでください…!」
「そうか……困ったら大人に頼れよ!! お前らはまだまだ若いからな!ガハハハ!」
豪快に笑っていたが、ビルディックさんは何かを思い出したようで懐からあるものを取り出した。
「忘れてた忘れてた!オマケだ! 切れ味が落ちてきたらこれで研げよ!」
「「はい!!」」
ビルディックさんがくれたのは研磨剤だった。
研磨剤はサービスだった、いいおっちゃんだ。
こうして、僕と俺とアルトは、目的だった"剣"を手に入れたのだった。
さて、剣ももらったし食料を貰いに行こう、とアルトがそう言った。
聞く話によると、この村のパンはどれも美味しく旅人にかなり親しまれているのだそう。
腹が減っていたのも相まってそのパンを食べたくなってきた…。
俺とアルトは、パンを売っているというマツという女性の所に走っていった。
――そこで、問題が発生した。
「――――えっ!? パンが売り切れた?!」
「そうなのよ…入荷が間に合わなくて…ごめんね」
「そ、そんなぁ…」
パンが、売り切れたそうだ。
え…じゃあ、俺達二人だけで旅の食料を確保しなくちゃいけないのか?
いやいや、そんな訳無い。
つまり、ここでパンが買えないとなると、剣を習いに行くために街へと行けなくなるのだ。
――――諦めかけたその時、俺達二人に思わぬ救いの手が差し伸べられる。
「ん…もしかして、マツか?」
「え、兄さん?!」
「おぉ…!見ないうちに背が伸びたなぁ…何年ぶりだ?」
「本当…久しぶりね…!」
俺たちの横に、二十代後半の男が来て、店主の
マツという女性と話をして、盛り上がっている。
この人誰だ? 話から要するに…マツさんという人の……兄妹…っぽいな…。
「あ、あの…マツさん、この人は?」
アルトが恐る恐る聞く。
「あ、紹介するね!」
聞く話によると、スギという男は、商売人のようで、馬車でいろいろな場所に行って、商売をしているとの事だった。
「そうだ!兄さん! この子達をドプロ街に連れて行ってあげてくれない?」
願ってもない話だ! と、僕達は同時に顔を見合わせ、微笑んだ顔をお互いにみせる。
「別にいいぜ!ガキ共〜! 大船に乗ったつもりでいな!」
「ありがとう!兄さん、この子達をよろしくお願い」
――――おう!まかせとけ。
とスギさんはカッコよく言い放った。
「「ありがとうございます!!」」
――って、食糧は?と、ユウキが思い出したように聞いた。
すると、スギが「そこら辺の町で適当に買おう」と言った。
心配だけど、マツさんのお兄さんならきっと大丈夫だな、悪い人じゃなさそうだし。
スギさんに頼る事に決めたのであった。
「んじゃユウキ、アルト。明日6時に、この場所集合な、寝坊すんじゃねーぞ?」
「ユウキ、寝坊はしないでよ?」
「当たり前だよ、 アルトこそ」
「僕は寝坊なんてしないよ、また明日!」
こうして、俺とアルトはそれぞれ別れた。
その後、俺は自分の寝床に向かい、そのまますぐに熟睡したのであった。
急いで書いたので誤字があるかもしれません……
なるべく直すよう、心がけます。