表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二度転生(中断版)  作者: Riu
第一章 約束.転生〜そして親友の死亡。
16/46

第15話 新たなる旅立ち

3週間遅れて申し訳ないです!!!

スミマセン!!!

今回は結構自信あるので、楽しんできてくださいね〜

         :第十五話:

     新たなる旅立ち



昨日、母様に「騎士団長と戦え」って言われたので

今準備してます。

準備と言っても顔を洗って、長い髪を整えるだけだ。


決闘の時間まであと一時間あるし〜……何しよっか……

あ、そうだ!

今のうちに自分の体の状態を把握しておこうか!




―――――うん、何も問題ないし……やっぱり…

一度目の生、二度目の生、そして今世の体力、筋力が

統合されている。


今なら常人には不可能な動きができるでしょう!

ウシシ……勝ったな…!


ん〜…それにしてもこの長い髪……邪魔だなぁ、…

動きの邪魔にならなければいいけど……。



そうこうしている内に、決闘の時がやってきた。


場所は地下にある訓練施設。

ここで兵士が毎日毎日精神を削るような特訓をしているのだろう。


母マリーが威厳のある声で宣言した。


「これより、ユウキとクレイスの決闘を執り行います…。では両者前に!」


そう言われるのと同時に僕―――あっ、いかんいかん…

まだ慣れてないや……。


ゴホン……え〜…私とクレイスは前に出た。



そして柄に手を置き、剣を抜く…。


「……では…始めッ!!」


その声と同時に、クレイスは盾を正面に構え私の出方を探る様子だ。


対する私は、一気に踏み込み距離を詰める―――そして

とても鋭い連撃を御見舞する。


「――――ッ?!」


その一瞬の攻撃に驚いたのは、クレイスとお母様…。

今目の前にいる自分の娘に自慢の騎士団長が押されているのだから、驚くのも無理はないだろう。



クレイスさんに反撃の余地を与えない、怒涛の連撃を叩き込む。

クレイスさんはなんとか距離を置こうと頑張っている……がそれを許すような私ではない。


二度も生まれ変わり、前世から引き継いだ身体能力を活かし距離を開けさせない。


余談なのだが…一度目の生は勿論、二度目の生も毎日欠かさず筋トレを行っていた。

勿論剣の鍛錬もネ!


な、の、で!

一度目の生と比べ物にならないほどの筋力と技術を

身に付けているのです! エッヘン!


と、こんな話はさて置きっと…


今はこちらが完璧に押している。

盾を破壊しフィニッシュが…一番望ましいんだけど……

剣が先に壊れそうなんだよね…。


ならば?私が取る行動は〜……?


剣の寿命を考慮しつつ!

連撃を叩き込むことさ!


体力ならこちらに分があるし、いける!!






っと、ここでクレイスさんが反撃の構えを取った。

私の攻撃が当たる瞬間を狙って盾を振ったのだ。


剣が弾かれすこし、体制が崩れた。


その機を見逃すようなクレイスではない

すかさず、距離を置く―――そして呼吸を整える。

そして、私に向かってこう問いかける。

 

「ユウキお嬢様……やりますな…。 どうやってここまで剣の腕前が上達したのですか…?鍛錬している所など見ておりませぬし…………」


「私は……昔に誓った"約束"を果たすため……剣を鍛錬し体を鍛えた……だから……貴方を倒して冒険に出ます!」


その力強い宣言を聞いたクレイスはフッ、と笑って

構えを取る。

「ならば!私も全力を出すとしましょう! 貴方様を危険な冒険に出すわけにはいきませんのでね!」


その発言と同時に、圧迫感が増した。

私は不敵に笑い、クレイスは真剣な顔つきで盾を構える。


そして両者は動き出す――――




           ✵ 

           ✡

           ✵



先に動いたのはクレイスだ

ユウキの正面に向かって全力の突進、これを間一髪、ひらりと回避する。


がそれを読んでいたのか、クレイスは避けた先の地点を読みそこに的確に動いてきた。


これには流石に意表を突かれた、が

なんとか剣で受け止め、体制を立て直すことに成功した


クレイスは受け止められたことになんの驚きも見せず

その右手に持つ騎士剣で華麗な連撃をユウキに叩き込む。

所見では対処出来ないような技の組み合わせなのだがユウキは一瞬で理解し、防御の最適解を導き出した。

これにはクレイスも驚きは隠せない…が、まだ技は残っている、と言わんばかりの初見殺しの連発。


ユウキはその数々の技の剣筋を一瞬で理解し

受ける――――流す。

こうして両者一歩も引かない千日手となっている。


なかなか動かないこの状況に対し、ユウキは少し変化を入れてみる。

その変化とは、持ち手を変えることだ。


(私の武器は"両利き"と"読み"この能力だけは一度目の生から使っている、自慢の武器!)


そう思うと同時に、剣を持つ手を右から左へと変える。

これにより右手では難しい攻撃が左なら簡単に出せるようになる。

しかも、連撃の途中、左から右、右から左へと

持ち手を変える巧みな技によって、お互い振りにくい攻撃がカバーできるのだ。



これにはクレイスも反応が遅れ、二、三撃ほど

攻撃が入ってしまう。


が、ここでクレイスは盾を構え守りの姿勢に入った。

クレイスの体より少し大きな盾は、ユウキの斬撃を

防ぐのにちょうど良かった。

攻撃は守れるが前を見れないせいでクレイス自身も攻撃はできない。


なので、ユウキはここぞとばかりに攻める。

反撃の余地を与えない。



だか、これはクレイスの狙いだった。

ユウキの攻撃の終わり頃を狙って、足元に魔法を放ったのだ。

その魔法の名前は《閃光波(フラッシュバン)》だ。


殺傷能力などなく目眩ましや逃走手段として用いられる魔法だ。

その魔法にユウキは過剰に反応してしまい。

クレイスの立て直しを許してしまった。


ここから攻防が入れ替わる。


クレイスの長年鍛えてきた、技術がユウキに牙を剥く。

鋭く速い一撃は、ユウキの体力を大きく消耗させる。


いや、それ以前にユウキは

『魔法ってぇ!アリなのぉ?!』

と驚いている。


実は、ユウキ魔法はそこまで得意ではないのだ。

便利系魔法はすべてアルトが得意としていた。


ユウキが行使できるのは下位の魔法か

今世の"家系魔法"

なのだが………いかんせんユウキは家系魔法が今の自分に扱えることを知らない。


何故かというと、一度目の生も二度目の生も…

"家系魔法"を扱えなかったからだ。


今世は"家系魔法"が自分に備わっているとも知らず……



話を戻して、ユウキは今クレイスに押されている。

そして、ここぞとばかりに攻めたてるクレイスは

口言葉でユウキの動揺を誘おうとする。


………………………

…………………

………………

…………


「お嬢様は、どうして冒険に出たいのですかな?

約束と言っておられましたが……その約束とはどのような約束なのでしょう?」


クレイスがそう訪ねてきた。

連撃の途中に話しかけられたら反応が鈍るんだけど……、まあ…これが相手の思惑なんだろうな…。

なんて思いつつ、私は対応する。


「昔、親友と約束を交わしたのよ…だからこそ

今回は………今回で約束を果たす! そのために冒険なの!」



「なるほど……その約束を守るため、ここまでの腕を磨いたのですね…。」


………いいかげん…お喋りやめてくれないかな…?

イライラしてきたんだけど


まあ、確かに二度目の生では生まれた時からの責務を務めたけど……。

今世は違う…。


今度こそ…果たす。

約束を……アルトとの約束を!

だから、こんなとこで止まってちゃ行けないんだ。


「あぁ、確かにそうだ。私は…約束を果たすため…ここまで剣の腕前を磨いた。」


すこし距離を開け、言葉を発する私。

クレイスは様子見する様子だ。


「だから…こんなとこで…止まってちゃいけない……

磨いた剣技で貴方を倒して…!冒険に出る!」


力強い宣言をした私は、手に持つ剣で自分の長い髪

を バサッ と切った。


邪魔だったし。


「髪を……。」

母様がすこし驚いたように、目を見開く。

それにお構いなく私は、短くなった髪を触りながら

相手―――クレイスを見据える。


「私も、本気でいくよ。」

「望むところです!」


そう言い終わった直後床が割れ、クレイスとユウキの距離が零になる。


一瞬にして距離を詰めた。

対するクレイスは反応が遅れ、押され気味となった。


今の私は筋力の制限を解き放っている。

クレイスは私の急な猛攻に驚いているだろう。


貴方は強いが、私程ではない。

これから先、約束を守るため…色々な障害や邪魔者が現れるだろう。


障害は乗り越え、邪魔者は斬る。


私はこの一瞬でそう、覚悟した。


もう終わりにしよう。

最後の技は、あの懐かしい技にしよう。  


そう思って繰り出した技は――――


嬉悲終末鎮魂(メモリー・エンド・)(レクイエム)―――」


クレイスの盾に亀裂が入り、割れ…砕け散った。


始祖の災厄の皮膚は剛鉄より硬かった。

その皮膚に一撃を浴びせれた、この技なら盾の一つや二つ簡単に割れると思っていたよ。


しかも、あの時より筋力も体力も上がってるから

威力は桁違いなのだ。


おっと、まだ勝負が着いてなかったな…。

そう思い、神速の速さでクレイスに近づき剣を弾き飛ばし、これ以上の戦闘続行を不可能にした。



よし!これで〜…?

私の勝ちだぁ!!

まあ?当然の結果っちゃあ?当然の結果よね!


クレイスは驚きつつも、起き上がり私に向かって

こう言った。

「完敗です…。おめでとうございます、お嬢様」


ふふん、大勝利なのです!


母様が、私に近付いてきてこう言ってきた。


「まさか、貴女がここまでやるとは思いもしませんでした。 約束です。自分の好きなようにしなさい。

でも…ちゃんと偶には顔を見せに来るのよ?」




このやり取りで分かったことがあった。

母様は私を危険な冒険に行かせたくなかったのだ。

でも、母様は私が大好きだから、私の言う事を渋々受け入れて決闘と言う、選択を選んだのだろう。


そう思うと、いい母だ……。


「クレイスさん、対戦ありがとうございました。

母様、私行ってきます……!」


「こちらこそ、ありがとうございました!」

「えぇ……気お付けて行ってくるのよ…」


母様はそう言って微笑んでくれた。


その日は、豪華な食事が振る舞われた。

コック長自慢の貴族飯フルコースだ。


それを堪能した私は部屋に戻って熟睡をしたのであった。



           ✵ 

           ✡

           ✵



午前の8時、天気は快晴…まるで私の旅立ちを祝ってくれているかのようであった。


木々が風に揺らされ、生き物の声が聞こえる。


「ユウキお嬢様、これを…我々が用意できる最高級の剣で御座います。耐久度がとても高いので少々無茶に使っても大丈夫ですぞ」

そう言って渡してくれたのは、綺麗な直剣だった。


「ありがとう…大切にするよ!」

「困難に負けず、頑張ってきてくだされ!」

クレイスはそう言って笑ってくれた。


「ユウキ……辛くなったら…すぐ戻ってくるのよ…?

幸運を願っています…。」


そう言って、ハグをしてくれた。

温かい。


それだけで頑張ろうと思えたのだ。


「では!行って来ます!」



そう言って、手を振りながら笑顔で家を出た。


太陽が眩しい。

風が気持ちいい。

世界はこんなにも美しい。



「アルト……必ず約束を果たすからな……。」


"約束"を果す、この事を胸に…私は歩き出す。


これは遥か昔に誓った"約束"を果たすための物語




ここで、報告…僕…もうすぐテストなんですよネ…。

なので次話投稿が最大2ヶ月とかに伸びるかもしれません…。

そうならないために、勉強がんばります!

もし2ヶ月たっても投稿されてない場合

「リウ…テスト悪かったんだなぁ〜」

って思ってください…m(_ _)m


こんな適当でごめんなさい!

それでは!し〜ゆーあげいん!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ