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<魔王城最上階>


「俺はお前を許さない!お前のせいで何人の罪のない人たちが苦しんできたか。何人俺の仲間たちは命を失ったか…!死んでもお前を斬り伏せる!!」


「それはお前たち人間も同じこと。俺は俺を信じてついてくる魔族たちのために戦う!」


「「はあぁぁぁぁぁぁーーー!!!」」



[2時間後]


「互角か…なんて魔力量だ。聖剣のアドバンテージを打ち消すほどの魔法出力。決定打が与えられない…!」


「あの聖剣に剣技、そして光魔法の尋常じゃない火力。魔剣で魔力を変質強化してなければ負けていた。厄介な相手だ…」


[6時間後]


「はぁ…はぁ…くっ、あと一歩が届かないっ!一旦引くか…おいっ!魔王、俺はお前を殺すまで諦めない!何日でも何年でもお前に挑み続けてやる!!」


「お前が諦めないと言うのなら俺は何度でも戦おう。俺にも負けられない理由がある。次こそはお前を殺す!」


[1ヶ月後]


「「飽きてきたな…」


[半年後]


「戦い疲れたし、ボードゲームで決着つけね?」


「賛成」


[1年後]


「見ろよ!アーノルドの冒険譚、最新巻だ!!やっと手に行ったぜ!!」


「でかした!魔法で転写するから少し貸してくれ!!

ずっと城ごもりで暇で暇で…アーノルドの冒険譚が唯一の楽しみなんだよ!」


[2年後]


「「やっぱり冬は鍋に限るよなー」」


「「ん??」」



2人が現状に違和感を覚えたのは、邂逅から2年の月日が流れた頃。完全に目的を見失った、現状ただのニートな勇者と魔王の物語はようやく動き出す。

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