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恋愛を学んだらハーレム作れた件。  作者: ミルクソフト
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密指

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「お待たせ、蓮くん」



「…お、お待たせ…しました。」


無地の白いブラウスに、カーキのロングスカート。

ファッションセンス自体は悪くないのだろうが、色味や、アイテムがシンプルすぎるが故に地味に感じてしまうのだろうか。


だが、あゆにメイクを施され眼鏡はそのままの彼女は、あえて地味なファッショをしている大人の女性のようだった。


いつものおさげがないだけでガラリと印象が変わるな。



そして、ウチの川本さんは相変わらず美しい。


千鳥柄のニット半袖シャツ。

白がベースで柄の部分に赤と紺が入り混じっている。

下は濃紺のスキニーデニム。

彼女のスタイルの良さを際立たせるコーデだ。



「あゆ、今日の服も可愛いな。特にそのニットシャツ」


とにかく褒めることは大事だ。

だが適当に言ってると思われては逆効果なので、キチンと明確に何が素敵なのかを伝える。



「ホントー?嬉しいっ!この前一目惚れして買っちゃったの〜」


そう言って腕に抱きついてくる。

下を向いたままポツンと置き去りの先輩もどうにかしないとな。



「氷乃先輩もいつもと雰囲気違って綺麗です、今日はあゆに任せてもっと可愛くなりましょう」


少し顔を上げ、コクリと頷く。


「まず最初はコンタクトを買いに行きます!」


テンションの高いあゆを筆頭に俺たちは動き出した。


眼科併設の眼鏡屋でコンタクトを買い、次は美容室。

あゆがいつもお願いしているというスタイリストの人にカットしてもらい、肩にかからないくらいのボブヘアーにカット。


「氷乃ちゃん先輩…。すっごく可愛いです」


あゆが関心するほどの美貌。

まだ洋服はそのままだが、ヘアカットとコンタクトにしただけでここまで変わるのかという程に彼女は綺麗になっていた。


それこそ、茜とあゆと並んでも何ら遜色ない程に。



「…そ、そう…かな。コンタクト…は、なんだか眩しい…。髪は…軽くなって…なんだか、落ち着かないよ。」


彼女は未だに自分に自信が持てないのだろう。

これまで過ごした時間が自分の魅力に気付かせてくれないのだ。





「氷乃先輩、大丈夫。本当に綺麗ですから」




俺は美容室の床に膝をつき、椅子に座る彼女の手を取り、しっかりと眼を見ながら優しく語りかけるように伝える。

多少キザだがいいのだ。

このくらい大袈裟に伝えなければ彼女の心には響かない。

少しでも自分に自信を持ってもらえるなら、俺の膝くらい何度だって床に付けるさ。



「ありがとう」



そう言って微笑む彼女はとても綺麗だった。








「どお?きもひー??」



あれからアパレルショップを数件回り、あゆのセンスでひたすら買い込み、荷物を抱えてあゆの家に戻ってきた。

もちろん、お店で試着もしたが氷乃先輩も気合を入れて予算を持ってきていたので一週間分のコーデには困らないくらいの量を買い込んだのでお披露目会をしようと言うことで戻ってきたのだ。

そして、氷乃先輩に別室で着替えて貰っている間、2人きりになった瞬間にあゆに襲われている。



「そりゃ気持ちいいけど…どうしたんだよっ」


「らっれ、れんくんひのひゃんはっかりかわいいっていうんらもん」


咥えながら喋るから聞き取りずらいが、氷乃先輩ばかり可愛いと褒めたことに嫉妬しているらしい。


「悪かったっ…くっ…」


「いいよ?らして?」


出していいと言いながらも動きを止める。


「なっ、どっちだよ」


「けど、アレは妬けちゃったな。美容室でひざまづいて可愛いなんて」


「あれは…氷乃先輩に自信を持って貰いたくて…というかもうそろそろ戻ってくるんじゃ」



「ふふっじゃあここでストップね?蓮くんは全部着てもらい終わるまで我慢できるかなー?」


そこで扉が開き始めたので急いで俺はズボンを上げて体操座りする。

あゆはそのまま自身のベッドに腰掛け、ニコニコとコチラを楽しそうに見ている。



「…着替え…終わりました」


1着目、黒のフレアワンピース。


胸元から腰にかけてはタイトだが、スカート部分はフワリと柔らかく広がるデザイン。

まさに大人の女性と言った感じで、彼女の魅力ボディラインが良く現れている。



「きゃーっさすが氷乃ちゃん、ステキー」


キャッキャと楽しそうに彼女を褒めるあゆ。

こちらは寸止めされてそれどころではない。

彼女の強調されたボディラインがより一層俺の激情に火を注ぐ。


「ほんと、よく似合ってます。」


「くるりと回ってみてくださいよ〜」


「こ…こう…かな」


あゆに言われその場でクルリと回ってみせる彼女だが、慣れていないのだろう、力加減が出来てない為にスカートが捲れ上がる程に早く回ってしまう。


一瞬だったが、俺にはスローに見えた。

ゆっくりと捲り上がる黒いスカート。

白い太ももにサイズのいいお尻、そして下着は意外にも黒のレースという彼女のキャラクターには少し似合わないような色気のあるものだった。



「…次の…着てくる…ね」


恥ずかしそうにスカートを抑えて、彼女は部屋から出て行った。


「いいもの見れたね、蓮くん」


ニヤニヤしながら近づいてくるあゆ。


「あぁなるって分かってて言ったのか…」


「さぁ?どーでしょ〜??」


そう言いながら俺のズボンに手をかける。


「わっ、なんかさっきよりすごくない??」


「いいから早く」


「ふぁい…ひのひゃんのはんつみへこうふんひたの?」


「そうじゃねえっ…」


「ひゃああたしにはやくこおひてほしかったんだ」



その後なんどもバレそうになりながら3、4回寸止めをくらった。


「次の…で最後…かな」


そう言って部屋を出る氷乃先輩。

俺は何度もお預けをくらっている状態で、頭の中は早くこの欲望を吐き出したい一心だった。


「よく頑張りました、じゃあ…きゃっ!」



「ここまで我慢させて口でなんて許さないぞ、あゆ。全部お前の中で受け止めろ」


もう俺はこの際、氷乃先輩にバレたってどうでもいいと思える程に激情を持て余し、果てるための快楽だけに思考を支配されていた。



「きゃっ!待って!ゴメンね、蓮くんっ!許してぇ」


「もう遅い」



俺は乱暴に背後から彼女をベッドに押し付ける。

濃紺のデニムを乱暴にショーツごと引き下げる。



「なんだよ、入れて欲しかったのか」


「んんぅ!だっ…て、いつも…ぁあっ、攻める側の蓮くんが悶えてるの見てたらぁ…はぁ…キュンときてぇ…濡れたぁあっ…あっ、奥…すごっ」


形の良い臀部を欲望のまま鷲掴みにし、彼女の奥へ奥へと自身をねじ込む。

彼女の中を蹂躙するたびに、頭の先から爪先まで電気が走るかのように快楽が俺を支配する。

一往復する度に視界が白くスパークする。

早くこの欲望を全て彼女の中へと吐き出してしまいたいが、焦らされた体はいつもとは段違いの感度で彼女の中の感覚を伝えてくる為、永遠にこの快楽を味わっていたいという思考が、達することを必死に我慢させる。


たが、あまりの快楽にすぐに限界がくる。


「くっ…あゆ、全部受け止めろよ」


「いいっ…よっ…私もそのまま…奥で…イッ…あぁっ…」


俺の視界が真っ白になるのと、彼女の太ももが痙攣し、ぎゅっと力が入るのは同時だった。


はぁはぁと息を切らし、頬を紅潮させた彼女はベッドに沈むようへたり込む。


俺も視界が元に戻るまで彼女に覆い被さる。



ドクンドクンと、心臓が脈打つ度に手の指、足の指がジンジンと麻痺し、血液が全身に巡っているのが分かる。


ふぅーっと長く息を吐き、ゆっくり吸い込む。



深呼吸を何度か繰り返し、落ち着いた所で立ち上がる。



「ほら、ティッシュ。あゆ、大丈夫か?」


「ありがと、でもちょっと暫く歩けそうにないかも…氷乃ちゃん遅いね、大丈夫か様子見てきて?」



たしかに、軽く5分以上は経っている。

あゆに言われ、隣の部屋に様子を確認しに向かう。


廊下に出ると、隣室のドアが少し開いたままだった。

廊下にはピチャピチャと水が跳ねるような音が僅かに響く。


俺は直感で氷乃先輩が遅い理由を察知した。

流石に違うだろう、もしそうでも見てはいけないと思いつつも、俺は静かに音を立てないように音のする方へと近付く。


ドアの隙間から部屋の様子を覗くと、姿見の前で新しい白のワンピースに着替えた彼女が、足を開き黒いショーツのサイドから自分の指で自分自身を責め立てていた。




僅かに聴こえる吐息と、彼女が指を動かすたびに聞こえる水音が劣情を誘う。


「…んっ…あっ…ダメっ…伊藤…くんっ」


その一言が再び俺を欲望の渦へと引き摺り込んだ。









感想、評価もらえないと続きが書けない気がしてきました…

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― 新着の感想 ―
[良い点] おもしろいです! 日常回みたいな感じで、主人公の何もない日の1日が見たいです!
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