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恋愛を学んだらハーレム作れた件。  作者: ミルクソフト
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今日から行動だ


「で、名前は?」


「伊藤、伊藤蓮イトウ レンです」


「蓮か、俺は海斗カイトだよろしくな。

さっき言ってたアレ本音か?ハーレムがなんとか」


気づけば駅構内の某有名コーヒーチェーン店に

目の前の海斗と名乗るイケメンと2人で、女子が好きそうな甘いコーヒーを啜っていた。


「いや、俺はこれからの夏休みに予定もないのに

海斗さんみたいな人が美女2人も連れてるのが羨ましくて。俺だって複数の女子と海に行ったり、夏祭りに行ったりハーレム主人公の様な青春を送れると思ってたのに…」


何故だろう、こんな恥ずかしい思いもつい喋ってしまう、彼の空気に飲み込まれ胸の内を吐露していた。


「へぇー、、見たところまだ高校生1年生ってところか。

高1にもなって彼女もできた事ないやつがハーレムねぇ…」


「何で彼女出来たことないってわかるんですか」


「俺様くらいになれば見りゃわかるさ。

ついでに言うなら、優しい男がモテるって話しを真に受けて優しくしていい感じになってると思った女子がスポーツが出来るだけの奴や不良に取られて告白することもなく僻むタイプだ」


「っ…!?」


「図星だろ?」

その鋭い瞳に見つめられ何も言えなくなった。

確かにそうだ、中学生の頃優しい人が好きって言ってたあの子は俺の優しさに気づけば絶対に好きになると思って優しくしていたのに結局はサッカー部エースの優しくもない粗暴な男と付き合っていたのを見て何でだと悔しくなった。


「このままじゃハーレムどころか

彼女ができる事もなく高校生活がおわるんだろうなぁ〜」


「そんな…優しい男じゃダメだって言うんですか!」


「あぁダメだ」


「何でですか!ハーレム系主人公だって優しくて沢山の美少女に囲まれてるのに!」


「それはフィクションだからだ」


高校一年生の夏、突きつけられる現実に心が折れそうになる。


「たが、俺の言う通りにすればそんなお前でも彼女の1人や2人簡単に作れるようになる」


これが天からのお告げというやつだろうか。


「ホントですか?」


「あぁ、お前が本気で学び本気で行動するなら必ず結果を約束してやる」


決めた、やる。

やってやる、こんなガラ空きのスケジュールの夏休み他にやることなんて無いんだ。

彼女を作るため、モテるためならなんだってしてやる。


「わかりました、本気でやってやります!」


彼はニコッと笑ってこう言った


「じゃあ、今日から腕立て20回3セット

腹筋50回2セット、スクワット20回3セットプロテインを朝昼晩毎食毎に飲め」



へ??

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