第31札 戦術カード迄設置してみたが……!
神威覇征抖はと或る目的で子ども達を集めていた。
何処ぞの国では
莫大な賞金が出るカードゲームの大会が有るものだが。
大会は其の国で催すものの
外人選手には勝たれたくない
という。
詰まりゲームに勝つ為の日本の子ども達、だったのだ。
しかし。 子ども達は皆バラバラで。
全く協力する態勢が出来ていない。
其んな中。 一応協力する事に成った、
美羽、海という少女達と
宙宇基陣という少年が。
独自に態勢を築こうと足掻いていた。
其処で先ず足掛かりとしたのは。
先に陣が勝っていた少年、黒星連也だった。
今度は海が黒星と勝負する事に成ったが。
黒星も海もモンスターを三体ずつ召還したのだった。
海の召還モンスター
遠尾爬虫人類ティラン 属性:火4 技:テイルウィップ
命中 風3≧水4 威力 火5/土3
海豚ハンドウイルカ 属性:水4 技:ドルフィンジャンプ
命中 風5≧土2 威力 水6/火2
ハイイロペリカン 属性:風4 技:咽喉嚢
命中 風5>火3 威力 水4/土3
「……くっくっくっくっく……w!」
海の召還モンスターを見た黒星は。 笑い出す。
「何だw? 全部ウェイト4じゃあないかw!」
「おー其うだな?」
黒星は嘲っているのだが
海は無邪気に同意する。
「平伏すが良いw! 神のカードっ!」
黒星は更に踏ん反り返ってカードを捲る。
最初は相手に見せない様に
伏せてカードを場に出すのだ。
其して。 黒星は何故か真ん中から先に表返す。
「北海黒竜王!!
其して脇に控えるは!
東海青竜王!! 其れから南海赤竜王だっ!!」
黒星の召還モンスター
東海青竜王 属性:土6 技:反重力砲
命中 火5≧風5 威力 土6/水5
北海黒竜王 属性:水6 技:水昇華弾
命中 火5≧土5 威力 水6/風5
南海赤竜王 属性:火6 技:隕石砲
命中 風5≧水5 威力 火6/土5
此れを見て。
「神だとお?! おおスゲええええ!!」
海は盛り上がったが。
陣は表情が抜け落ちた。
何とも言えない、という風だ。
美羽に至っては。
「使えませんわねw!」
吐き捨てる様に言った。
「陣さん、何時もの様に
解説は始めませんのw?」
美羽が何やら促すが。
「審判は余分な事言っちゃあいかんだろう」
陣は渋る。
しかし美羽は更に言う。
「真面に勝負に成るなら
何を言っても余分な事でしょうw!
けどw!
収拾が付かないものを黙って見ていても
其れこそ時間の無駄でなくてw?」
「三つ巴戦は続行したよなあ?」
陣は顔を引き攣らせるが。
「三つ巴戦」とは
美羽、海、陣の勝負だった。
「形には成ったでしょうw?
陣さん自身が加わった勝負だったのが大きいですがw!」
美羽はばっさりと言い切る。
「いい加減認識して下さいw!
陣さん程カードゲームを理解しているおヒトは
少なくとも此処には居ないですw!」
「其うかあ……?」
陣は美羽の言い様には顔を引き攣らせるだけだが。
美羽は此れ見よがしに溜息を吐き。
「天才は
凡人が何故天才程には出来ないのかが分からない!
と言いますものね?」
陣に呆れて見せる。
「俺は天才なんかじゃねえよ!」
「でも陣さんは思っていらっしゃいますわねw?
「黒星、真面に勝負する気有るのか?」
とw!」
「っ!」
陣は息を詰まらせる。
図星であった。
「例えるなら其うですわねw?
やっと駒の動かし方を知っているだけのおヒトを
プロ棋士が見て
バカだなあ?
と言う様なものですw!」
「何だとうっ?!」
黒星が美羽の言に反応した。
「何で俺を睨んでんだよ?!」
陣が言った通りに、であるが。
陣は。
頭の中で折り合いを付けたらしく。
言い出す。
「あー……! 黒星?
其の構築じゃあ
全く行動出来ないんじゃあないか?」
「何でだよ!!」
黒星は陣には反発するが。
「召還モンスターを見た時点で
大体分かってしまったから言っているのですわw?」
「何ぃっ?! 宙宇基のヤツ!
デッキを見るイカサマをしやがったのかっ!!」
美羽の言葉には耳を傾ける様だ。
解釈は可笑しな方向に、だが。
陣は顔を引き攣らせるが。
美羽がくすくすと。
「お話に成りませんわねw?
どう為さるのですw? 陣さんw!」
嗤う。
美羽は元から
仲間を増やそうとはしていなかったが。
陣はどうするかと言えば。
「兎に角! 続けようぜ?」
と先を促す。
勿論ゲームは
召還だけでは始まってすらいない。
「せんじゅつカードせっと!」
海は見た感じより幼気に発言するが。
兎角次の手順である。
モンスターを動かす、方針を決めるのだ。
モンスターの行動は
現在の活力に
戦術カードと行動カードの合計値を加え
行動カードの式で判定する。
拠って戦術は
自分側の攻撃を有利にか
相手側の攻撃を不利にか
しなくては成らない。
其れで
召還モンスターをお互い見せてから
戦術カードを設置するのだ。
モンスターカード、戦術カードは
横表示、横向きに出す規則だ。
「ティランはイソギンチャク!
イルカはクラゲ!
ペリカンはダーツだな!」
海はモンスター名で言ったが。
戦術カードはモンスターカードとは向きを逆にして出す。
ティランの戦術カード
水底の顎門イソギンチャク属性:水2 技:毒の触手
命中 火1≧風1 威力 水6/土1
ハンドウイルカの戦術カード
群体海月カツオノエボシ 属性:水3 技:毒の触手
命中 火4≧風1 威力 水6/土1
ハイイロペリカンの戦術カード
刺突突進魚ダーツ 属性:水2 技:ニードルスピアー
命中 火2≧風1 威力 水5/土1
「ふははははっw!」
黒星は又嗤い出す!
「ウェイト2と……3しかないじゃあないかっw!」
「黒星さん何を嗤っていられるのでしょうねえw?」
美羽こそが厭味ったらしく嗤う。
陣の耳元で!
「教えて差し上げませんのw?」
「先ずは思う様やってみれば良いんじゃあないか?」
其う言う陣はもう
見るのも嫌そうだが。
美羽は尚くつくつと嗤い。
「陣さん。 其れは残酷、というものではなくてw?」
「……!」
陣も本当の所は同意なのであろう。
辛そうだ。
黙って見ているのが楽、
とは限らないのだ。
故に煩く口出しする者が居るのだ。
大概余計なお世話にしか成らないのだが。
嗤っている黒星の戦術カードはと言えば。
東海青竜王の戦術カード
蛟竜 属性:水5 技:鉄砲水
命中 土4≧風4 威力 水6/火4
黒海北竜王の戦術カード
西海白竜王 属性:風6 技:爆裂気球
命中 土5≧水5 威力 風6/火5
南海赤竜王の戦術カード
蜃竜 属性:水5 技:蜃気楼
命中 火4≧風3 威力 土5/水6
「西の竜王だって忘れちゃいないぜ!
其れは黒竜王のお付きとして登場だっw!」
黒星は得意に成って宣っているが。
今度こそ陣の表情がごっそりと抜け落ちた。
「表情が抜け落ちる」とは
言葉的には無表情に成るという事だが。
何も考えなく成った、という訳ではなく。
余計な事は言うまいと黙っただけで
はっきり言って駄目だ! と思っているのである。
いや。 とうとう。
黙っていてはゲームが成り立たない!
と陣は口を出す。
「黒星。 ルールは分かっているのか?」
「当たり前だろう!」
電磁力の反発かの様に
黒星は即言い返すが。
「戦術カードを換えない限り
全く!
行動出来ない事が確定したよな?」
と陣が指摘すると。
「何でだよ!」
まるで。
黒星は陣に文句を言うかの様に吠える。
陣は。
深く溜息を吐き。
嫌々な感じで説明を始める。
「モンスターに行動させるには?
どうするんだ?」
説明というよりは
黒星自身に言わせよう、
というのが正確か。
黒星は勿論知っているとばかりに言い出す。
「先ずは能力値を見て!
戦術カードと行動カードの
ウェイトの合計値が能力値以下なら行動出来る!!
だろっ?」
陣は億劫そうに
次の質問をする。
「だよな?
じゃあ召還モンスターの其れぞれの能力値は幾つだ?」
「幾つって!
一番高いのが6で
後は全部5じゃあないか!」
黒星は本当に
文句の様に陣に言う。
対して陣は
本当にもう嫌そうに続ける。
「で?
戦術カードのウェイトと比べてみろよ?」
黒星は。
ずっと文句有り気だったが。
じっと自身が場に出した札を
ぎょろぎょろと睨み。
「ああっっ!!」
大声を上げる。
陣が
やっと分かったかと安堵するが。
「騙したなっ?!」
と黒星は叫び。
「……っ!」
陣はもう絶句するしかなかった。
毎週投稿しよう! と意識しないと
中々完了迄漕ぎ着けないものですね!
いや言い訳ではないです!
前話から大分空いて申し訳ないです!
はいそろそろ本格始動出来るかな?
黒星対海! で御座います!
お詫びとして?
絶対逃せない! 耳寄り情報!!
ぽけもんシンオウ地方リメイク!
4月から! 5月1日迄!!!!
マボロシのぽけもん「ダークライ」!
……に会う為のあいてむネットで配信しておりますね!!
……又! 見逃したらどうする気だったんじゃいっ!!(かなり怒!)
ニンテンドーすうぃっちは電源点けても
直ぐゲームじゃあなくて左にちょこっとゲームニュース?
有るでしょ?(怒)
たまたま意識して眺めてみたから見付かったけどっ!(怒)
もうかなり奥に成っていたよっっ!!(激怒!!)
見付けなかったらどうしてくれる所だったんでえっ!!(大激怒!)
あ、兎に角
5月の何とか一日!! 迄ね!
時刻も気にしておかないと
更に怒る事に成るかも!
お見逃しなく!
ニンテンドーすうぃっちとぽけもん持っているヒトは!
だけどw!
『ぽけもんレジェンズアルセウス』持っていれば
安定してゲット出来るぽけもんは
アルセウスだけ!!!!
なんだねw!
条件もメンドウだしw!
まあ神!! だからなw!
レベルも100確定!(最高レベル) の筈だしw!
でも知っているかっ?!
もうシリーズ初期からだけど!
レベル100でも戦闘すれば
能力値は上がる!!
んだぜっ!
ガチ勢というヒトなら
「努力値」とか言って
とっくに知っているだろうけどねっwww!(超超絶大爆笑)
ぽけもんの能力値はな!
「種族値」「個体値」ってのが有って
同種でもバラつきが有り!!
更に戦闘を数熟せば上がる!!
「努力値」ってのが有るんだなw!
其れも相手に因って
上がる能力値が違うというw!
もう一般レベルなら
どうでも良いよっ!!
と言ってしまうであろう違いが有りw!
更に拘るなら
余計な能力値は減らす!!
手段も欲しく成ってくるんだなw!(笑)
だって余計な能力値でも有ると
全体が! 上がらなく成るから!!
イッシュ地方では
トリミングw? で
要らん能力値を最低迄減らす!!
って出来たんだけどなw!(笑)
其れ以外では
木の実で減らすしか無さそうw?
ホントガチ勢でもなきゃ
どうでも良い!!
って叫んじゃいそうだけどw!(笑)
って訳でw? ←?!
次話は早く投稿したいなっw!(笑)