ラブオールプレイ
キャラクター
水上 飛翼 (みなかみ ひよく)
双葉ノ宮大学1年
高校2年までバドミントンをしていたが、ある大会をきっかけにバドミントンから離れる。
口数が少なく、物静かな空間を好んでいる。
石崎 光翼 (いしざき みつは)
双葉ノ宮大学3年
女子バドミントン部の部長。
美人で頭の回転が速い。そのせいで受けた講議で大抵は高評価だが出席してないせいで単位が危ない。
飛翼を女子バドミントンのコーチに勧誘中
実 香枝 (みのり かえ)
双葉ノ宮大学1年
飛翼の中学からの幼馴染。高校3年の時にIH出場をあと一歩で逃した。
大学には推薦で飛翼のいる大学を選ぶ。
向坂 桔平 (むかいさか きっぺい)
双葉ノ宮大学2年
飛翼と同じ講議を受けている男子バドミントン部の選手。
飛翼のプレーを見て、ダブルスのペアとして勧誘中
0-0
「はぁ、はぁ、はぁ」
(こんなに息を吐き続けたのはいつぶりだろう、風も吹かないただ上からの照明の光だけがまぶしく照り付けてくるこの暑さ体育館もコルクに白い羽のついた約10㎝くらいのシャトルを追い続けたのはいつぶりだろう。)
そんなことを考えながら飛んでくるシャトルにただくらいついていく。
ただひたすらに、肉まん約1個分くらいの重さのラケットをしっかり握って、打ち返されたシャトルを追って前後左右に激しく動く。
いつ倒れてもおかしくない中で体を痛めつけてくるようなこの感覚は自分の頭の中ではっきり言って悪魔のいたずらではなく、完全な悪魔の拷問に等しく感じてくる。
(こんなきついことをしているのは全部あの人のせいだ、あの人さえいなければ、こんな暑苦しいだけの体育館にまたいなくてもよかったはずなのに・・・)