#2
「アリサ〜さっきなんて言ってたの?」
「何にもないよ。声楽科の話。」
私の学校は、声楽科、ヴァイオリン科、チェロ科、フルート科、オーボエ科、普通科に分かれていて、楽器数は少ないけれど、ひとつひとつの楽器にとても力を入れていて、有名なんだ。私は声楽科でソフィーはヴァイオリン科。いつかソフィーのヴァイオリンと私の歌を合わせるっていうのが密かな夢。そんなこんなで家に着いた。
「じゃあねー」
.•*¨*•.¸¸♬
「ただいま〜」
家の木造のドアが油の足りない音を立てて開いた。
「おかえり〜」
妹たちが出迎えてくれた。こんな日は何か絶対ねだってくる。
「アリサおねーちゃん♡お洋服買って♡」
単純すぎる…。
「私も欲しいところだったから街まで行こうか」
「わーい!」
私は制服から着替えて、妹たちのところへ行った。
.•*¨*•.¸¸♬
私たちは今、市場にいます!いい香りが漂っててお腹がなりそう〜!
「あ、あれ可愛い!」
「ちょっと待って!」
いきなり走り出す妹を追いかけていると、
ドンッ!
「ごめんなさい」
ぶつかった人の顔を見ると
「お、アリサだ」
アラン!?
「ほら、ミナ早く謝りなさい」
「ごめんなさい。アラン。久しぶりだね」
え?知り合いだったの?
「ミナ。アリサお姉ちゃんは忘れてるんだよ」
忘れてるって…何を?
「そうだった。ミリアお姉ちゃんも声がおっきいよ」
さっきから私の頭にはてなマークしか浮かんでないんだけど???どういうこと???
こんにちは!ころろです。2話を無事に投稿できました!楽しみにしてくれていた方…いらっしゃらないですよね…。Twitterやってますのでフォローよろしくお願いします!名前は村上ころろです。