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賢者の子は剣を握る  作者: 市木 拝世
第一章 進み、そして、出会い
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第七話 冒険者ギルド(2)

今回もよろしくお願いします。

サカキは、エミリアに問い詰められながらも、身分証に必要な手続きが終わった。


「三条・サカキ 出身地:ウエンブルグ 年:15 職業:冒険者 クラン:所属していない  でよろしですか?」


「はい。」


エミリアは、間違いないですよねと訊いてから、メモを取った紙を受付に渡しすぐに戻って来た。


「発行が終わるまで少しかかるので、話をしませんか?」


エミリアは、サカキの事をもっと知りたいような目でサカキを見る。


「別にいいですよ。」


「ありがとうございます。では、サカキ君はどんな所に住んでいたのですか?」


「山奥で母と二人で住んでいました。」


「その、お母さんは今どうしているんですか?」


「亡くなりました。」


サカキは悲しそうな顔で答える。


「そうですか、亡くなった理由を訊いても?」


「モンスターに殺されました。」


「そうですか。じゃサカキは、どうやって来たんですか?」


「一人で歩いてきました。」


「うそでしょ!?モンスターにおそわれなかったの??」


「いえ、全然。ていうかモンスター本でしか見た事ないんですけど」


その言葉にエミリアは、とんでもないこと築き恐る恐るサカキに訊く。


「もしかして、サカキ君モンスターと一回も遭遇したことないの?」


「それが、普通じゃないんですか?」


「いや、それ君がおかしい!!私なんかハルバルドに出ればしょっちゅう遭遇しているわよ!!!」


エミリアのは、ギルド内に響きわった。


「そこ、うるさい!!」


エミリアは、受け付けの人に怒られた。


「ごっ、ごめんなさい!!」


エミリアは、慌てて謝る。


「すみません、サカキ君、私ばかり質問をして。」


「別にいいですよ。」


サカキは、「ホントだよ!!」と言いたそうな顔で返事をした。


「じゃ、次はサカキ君から質問して。」


エミリアは、頭の中で「さあ、私について質問しなさい!」しゃべる。


「さっき、クランを僕に訊いていたじゃないですか。そのクランって何ですか?」


エミリアは、がっかりした。


「はい、クランとは組織の事です。冒険者クランだけじゃなく商人クランいろんなクランが存在しています。サカキは、冒険者だから冒険者クランについて説明するね。」


「はい、お願いします。」


サカキに返事を聞きエミリアは説明を始めた。


「クランに入ると、色々と安全なんですよ。例えばパーティを組むとき知らない人と組むより同じクランと組んだほうが安全です。」


「そうですね。クランってどうやって入るんですかって言うかどうやって結成するんですか?」


「クランにはいるには、普通にホームに行って面接をして入れると思うわクランによって別々だけど。そして、サカキ君がクランを結成する事は不可能だわ。」


「えっ、何でですか?」


「サカキ君には、『クラン主』というスキルがないからよ。このスキルを持っている人しかクランを結成できるの。」


「そうですか。」


「サカキ君は、強いクランに入って冒険者として成り上がったらどんな事したい?やっぱりハーレム?」


「ハーレムって何ですか?何か言い響きですね。」


「まったく、これだから田舎の人は。ハーレムというのは複数の女性を侍らせたり、妻に迎えたりする事のことです。」


その言葉に、サカキは、決心した。


(ハーレムを作ろう!!)


とサカキが心に思っていると


「あっ、サカキ君身分証発行終わったそうよ。」


「本当ですか。ありがとうございます。」


エミリアは、受け付けから身分証をもらいサカキに渡す。大きさは、仮身分証まったく一緒で扱い安そうな大きさだ。


「では、次に冒険者カードを作りにと冒険者になるための身体強化をしに行きましょう。」


「はい、お願いします。」


サカキは、返事をし早速二人は、神殿に向かった。

いかがでした?評価やコメント受け付けているので、協力していただけると嬉しいです。

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