第六話 冒険者ギルド(1)
今回もよろしくお願いします。
バーベキュウのおじさんとこから歩いて、十分やっと、塔に着いた。
「やっぱり、デカイな.....」
サカキは、下から塔を見上げる。サカキには、デカイしか言いようがない。その迫力にサカキは、引き込まれいく。
サカキが塔をボーっとして見ていると―――
「がき!邪魔だ、どけ!」
馬車のおじさん「どけ!」怒鳴ってきた。
「すっ、すみません!!」
サカキは、慌てて道からどいた。
「やばい、ボーっとしてた。」
サカキは、そう呟き、近くにいる人に冒険者ギルドは、どこかと尋ねる。
「あの~、冒険者になるには、どうすればいいですか?」
「冒険者ギルドに行けばなれるよ。」
サカキの質問に答えた。ここ、良い人ばかりだなサカキは、思う。
「それ、どこですか?」
「そこ、塔の下に大きな扉があるだろう。そこに入って、また人に訊けばいい。」
「ありがとうございます!!」
サカキは、一礼をし扉の方へ向かった。
☆☆☆☆☆
サカキは、扉を抜けると。そこには、いろんな人がいた。鎧を着ている剣士らしき人、ローブを着ている魔法使いらしき人、様々な服を着ている人達がイス座って話していたり、受け付けで、受け付けの人と話していたりしている。
サカキは、そこら辺にいる男の人に訊く。
「あの~、冒険者になりたいんですけど?」
「そこに並べばいい」
男は、人が並んでいる列の方に指を指し答えた。
「そこなら、早めにお前の番が来るから。」
「ありがとうございます。」
サカキは、一礼をし。列の方に向かい並んだ。
男の言うとおり、他の列より早く進みサカキの番が来た。
「あの~、冒険者になりたいんですけど?」
受付の人に尋ねる。
「はい、身分証か仮身分証のどっちか見せてください。」
サカキは、仮身分証をポケットから取り出し受け付けに渡す。
「仮身分証ですね。しょしょ、おまちください。」
受け付けの人が少しの間いなくなって、少女をつれて来た。
その少女は、茶髪でショートな髪が整った顔にあって清楚感を出す。サカキは、その、美しさに飲み込まれそうだった。
「はじめまして、私は、エミリア・R・レノシオです。」
少女は、赤くなりながら名乗る。
「よろしくおねがいします。」
「では、あっちで話ましょう。」
少女は、あっちにある席を指す。
「はい、わかりました。」
サカキは、返事をし少女と一緒に席を移動する。
☆☆☆☆☆
エミリアとサカキは、向き合った状態でイスにすわり話をする。
「では、冒険者登録を行います。これが終わったら冒険者用の身分証を発行します。」
「はい、よろしくお願いします!」
「では、名前を言ってください。」
「サカキ、サカキ・アル――――
サカキが自分の本名を名乗ろうとしたら、昔の記憶が流れてきた。「ヴェルフェゴールの名を名乗るな!名乗ったら殺す!」母と自分を追い出した父の正妻を思い出す。
「大丈夫、ですか?」
エミリアが心配そうに訊く。
「いっ、いえ、少し長旅に疲れただけです。」
「そうですか。あまり無理しないでくださいね。」
「はい」
「では、名前を教えてください。」
「三条、三条サカキです。」
サカキは、前世の名前を使う。
「三条?もしかして極東から来たんですか?」
「いえ、別にそういうわけでは。」
「その、黒い髪、黒い目、そして、名前と名字極東から来たとしか考えられません。」
エミリアはサカキを問い詰める。
「そうですか?でも極東から来たんじゃないです。でも、父は黒髪、黒目でした。」
「そうですか、ハーフなんですね。」
「はい」
サカキは何とかエミリアの問い詰めを乗り越えることができた。
いかがでした?
評価やコメント受け付けているのでよろしくお願いします。