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穢れ神と鬼  作者: 山神賢太郎
7月19日
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7月19日 私と鬼

今日は初めて穢れ神と出会った。これで一体目だ。

 本当に始まってしまった。義貫の運命の始まり。


 そして、鬼一の血に流れる鬼の力も見た。

 あれは最悪だ。破壊を楽しんでいる。


 鬼一家がここまで義貫を穢れから遠ざけようとしている理由がわかった。

 ベッドに寝ている義貫の頬に触れてみる。


 苦しそうにまだ残っている瘴気と戦っている。

 外にはその瘴気に誘われて穢れが集まってきている。


 私が今君にしてやれることはそう多くない。少しだけ、その苦しみを和らげることならできる。


 私は義貫の唇に軽く唇を交わし瘴気を吸い取った。

 しばらくすると苦しそうに息をしていた義貫の顔が穏やかになった。


 これからはもっと苦しいことが待っているかもしれない。

 その度に私が君の苦しみを取り除いてあげよう。私にできることはそれくらいしかないのだから。

 

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