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勇者達は海底遺跡を探検するようです その①

295 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/05/15(木)18:00:00.00 ID:1399336



【マラック海溝 海底遺跡】



( ゜∀゜)「……」

【『武王』"黒勇者"エフワード】



( ゜∀゜)「あー……俺、どれくらいここに居るんだっけ?」



( ゜∀゜)「謎は解けねぇ」



( ゜∀゜)「帰り道も塞がれちまった」



( ゜∀゜)「……あれ?これ詰んだか?」





296 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/05/15(木)18:00:00.00 ID:1399336



【マラック海溝 海上 海賊船ジョリー号】



(ノ∀` )「……資料によると、この辺りの海中に海底遺跡があるようです」



从*゜∀从「よぉし!お前ら、帆を畳めぇ!」



「ウォォッ!!」

(゜Д゜(^ω^(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜

(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜(’A`(゜Д゜(゜Д゜

(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜(・∀・

(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜(゜Д゜



( ФωФ)「長い航海でしたが……ついに海底遺跡ですね!」



(゜、゜*)「こんな海の真ん中に遺跡なんて、昔の人は何を考えてたのかしらね?」



( ノ∀`)「いえ、この海底遺跡は女神様が大天使様の為に作ったものと伝えられています。故になんでもありなのです」



(゜、゜*)「にしても海の中に作る必要はないでしょうよ」



( ФωФ)「大天使様以外にも、なにか大事な物を祀っているのでしょうか?」



(・∀・ )「ケット王国の女王も言ってたけど、やっぱり【水の天使神殿】だけ他の神殿よりも重要っぽいね」



( ^ω^)「おい諜報員。諜報員ならなにか知ってんだろ諜報員」



(・ω・`)「僕だってなんでも知っているワケじゃないよ」



(・ω・`)「考古学者の先生の方が詳しいんじゃない?」



(;ノ∀`)「いやー……それがですねぇ」



(;ノ∀`)「天使神殿は聖アガメマス教会以外が研究することは禁忌とされていますので、僕も詳しくは知らないんですよ」



 (’A` )「なんかきな臭い話だな」



(゜、゜*)「それ、アナタは付いてきてよかったの?」



( ノ∀`)「もちろん平時なら絶対にムリですよ!でも今は勇者様にお供するという大義名分と免罪符がありますからね!」



( ノ∀`)「学者として、この機は逃せませんよ!」



(・ω・`)「先生もなかなかのチャレンジャーだね」



(^ω^ )「その精神、嫌いじゃないぜ」



( ノ∀`)「えへへ……それで、ここから海底遺跡にはどうやって行くんですか?」



(・ω・`)「えっ?」



( ノ∀`)「えっ?」



( ФωФ)「えっ?」



从*゜∀从「えっ?」





297 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/05/15(木)18:00:00.00 ID:1399336



【言い訳タイム】



 (;’A`)「まったく……みんな互いに誰かが考えてるだろうと思ってたってワケか」



(・ω・`)「僕は寄港地での仲介人として雇われただけだし」



从*゜∀从「アタシら海賊は船乗りであって潜水夫じゃねぇしな」



( ノ∀`)「遺跡に入ってからが僕の仕事です!」



( ^ω^)「なんか潜水艦とか船に乗ってないけど、魔法でなんとかするのかな~って思ってたわ」



(゜、゜*)「私も」



(・∀・ )「俺も」



( ФωФ)「皆さんの力を信じてました!」



 (;’A`)「クソがっ!」





298 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/05/15(木)18:00:00.00 ID:1399336



【マラック海溝 海中】



 ( ’A`)「防護魔法でバリアを360度球体状に展開することにより、水圧の影響を受けずに潜水することが可能……というライフハックが魔導書に書いてあった」



 ( ’A`)「ので実践してみた」



( ^ω^)「バリアって便利だなぁ。どうやって移動してんの?」



 ( ’A`)「気合」



( ФωФ)「周囲は僕の光魔法で明るくします!」



(゜、゜*)「酸素は大丈夫なの?」



( ノ∀`)「僕が"環境適応の魔法"をかけていますので、皆さんの身体に異常はないかと!」



(・∀・ )「環境適応……って、たしか受付嬢さんの執事が使ってたヤツ?」



( ノ∀`)「はい!今後も職業柄色々と使えそうですし、イテーツク山脈を下りた後、セバスチャンさんにコツを教えてもらって航海中に習得しました!」



(・ω・`)「なかなか習得難易度の高い魔法じゃないですか。どうして習得しようと?」



(;ノ∀`)「……後悔です……」



(・ω・`)「後悔?」



(;ノ∀`)「僕はイテーツクの山頂で体調不良でダウンしてしまい、そのせいもあってフィオレのお嬢様を魔王四天王に攫われてしまったのです」



( ノ∀`)「あの時、僕が万全の状態だったら……!お嬢様を助けられたかもしれないのに!」



( ノ∀`)「また同じように魔王四天王が襲来した時には、今度こそお嬢様をお守りできるように……その思いで習得したのです!」



(ФωФ*)「なんと素晴らしい心意気でしょう!きっと女神様も貴方の努力を見てくださっています!」



(^ω^ )「……」



(^ω^ )「でもぶっちゃけ戦力不「しっ!」(・∀・ )



(゜、゜*)「それにしても……」



(゜、゜*)「受付嬢さん、大丈夫かしら……?」





299 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/05/15(木)18:00:00.00 ID:1399336



【魔城パンデモニウム】



川*゜-゜)「結婚式場はこの城の式典会場を使うとして、前撮りはどうしようか?」



川*゜-゜)「私としては南の楽園、レマ島のリゾートビーチなんかが良いと思うんだ。満天の夜景をバックにしたフォトなんてのもエモーショナルだろう?」



川*゜-゜)「あっ!もちろんハネムーンとは別だぞ?私はそんなケチではないからな!」



ξ;゜⊿゜)ξ「結婚式準備がひとりでに進んでいますわ……っ!」



ξ;゜⊿゜)ξ「……」



ξ ゜⊿゜)ξ(この場合、どっちが新郎でどっち新婦なのかしら)


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