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勇者達はドドゴンボンゴのバルスカであるブルボンゴ君とチャゴスになったそうです

174 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/04/15(火)18:00:00.00 ID:1399336



【火山島マグダ・マリマ ジャングル】



(゜ω゜ 彡「ワレ……」



彡;゜Д゜ミ「がちゃばっ!」



(゜ω゜ 彡「トモノテキ……」



彡;゜□゜ミ「べれんみっ!」



(゜ω゜ 彡「コロス!!」



Ξ;゜Д゜Ξ「ころぽっくるぅっ!!」



 孤島にもひとつ咆哮を轟かせ、ブルボンゴ君はご自慢の棍棒と盾を駆使し、ばったばったと人狼(オオカミ)をなぎ倒していく。



从;゜ワ゜从「な……私の親衛隊の精鋭が……何故こんなに簡単に!?」



(^ω^ )「ブルボンゴ君はチャリス島いちのバルスカ、ウルバルスカだからだ!」



从#゜ワ゜从「さっきからなに言ってるか分かんねぇよ!!」



ミ ◎Д◎彡「……そう言えば聞いたことがあります」



ミ ◎Д◎彡「かつて四天王の地位にいた"竜王"が世界を飛び回り、人間共の町の破壊活動に勤しんでいた時代……はるか南の島に"竜王"を退けた少数部族がいたと……ッ!!」



(^ω^ )「そう!それがブルボンゴ君のドドゴンボンゴ族と、隣の島のゴゴルオルブ族だ!」



从;゜ワ゜从「りゅ、竜王って……超強かったって噂じゃなかった!?」



从;゜ワ゜从「なんでそんなやべー部族の奴がアンタらに協力してんのよ!」



(^ω^ )「友達だからだ!」



(゜ω゜ 彡「トモダチ!!」



(^ω^ )「そう、あれは俺達が嵐を乗り越え、命からがらチャリス島に辿り着いた時のことだった……」





175 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/04/15(火)18:00:00.00 ID:1399336



~回想~



【チャリス島 ンピリュクォ祭り 開会式】



(゜ω゜ 彡「はぁ開会式って面倒くさいよな。長老の長話なんて聞いてらんないよ」



(゜ω゜ 彡「それより早くスングレリやらせろよな。絶対に優勝してマグダ・マリマに行くんだ!」



(^ω^ )「あ、すみません。隣の席って空いてます?」



ミ ゜ω゜)「えっああ、はい。大丈夫ですよ」



(^ω^ )「じゃあ失礼します」



ミ ゜ω゜)「どうぞどうぞ」



(^ω^ )「ありがとうございます。えっと、こちらの出身の方?」



ミ ゜ω゜)「はい。漁師一族ドドゴンボンゴ族のブルボンゴです」



(^ω^ )「へぇ~私も一時期漁師だったんですよ」



ミ ゜ω゜)「そうなんですか。島の人じゃないですよね?今日は祭りに参加しに?」



(^ω^ )「えぇまぁ。しかし晴れて良かったですね」



ミ ゜ω゜)「そうなんですよ。昨日は結構風が強くて、大丈夫かなって感じだったんですけど」



(^ω^ )「実は私も、ここに来るまで6回も嵐に遭いまして」



ミ ゜ω゜)「あっはっは、それは災難でしたね」



(^ω^ )「……」



ミ ゜ω゜)「……」



ミ ゜ω゜)「あの」「そう言えば」(^ω^ )



ミ ゜ω゜)「あっ」「あっ」(^ω^ )



ミ*゜ω゜)「……」「……」(^ω^*)





176 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/04/15(火)18:00:00.00 ID:1399336



【火山島マグダ・マリマ ジャングル】



从*゜ワ゜从「いや、それで友達にはならねぇだろ」



(^ω^ )「いや思い返してみ?友達とのファーストコンタクトってだいたいこんな感じだったじゃん?」



(・∀・ )「入学式で隣の席に座った子って、学生生活の序盤で結構かかわることになりがちだよね」



 (’A` )「でもクラスメイト止まりってパターンもあるだろ?少なくとも俺はそうだったわ」



(゜、゜*)「部活とかサークルとか。大学なら学科で同じ講義を受けてるとかじゃないとね。主体的に関係を構築していく必要があるからね」



 (’A`;)「あ~苦手科目だわ」



从*゜ワ゜从「さっきからお前らは何を言ってんのさ」



从*゜ワ゜从「そしてブルボンゴ君はまともに会話できんのかい!!」



ミ ◎Д◎彡「アイツらの話の中身はどうでもいいですよ」



ミ ◎Д◎彡「問題は……あの狂戦士(バーサーカー)をどうするか、です」



(゜ω゜ 彡「ワレ、トモダチ、コロス!」



从*゜ワ゜从「お前殺されるらしいぞ」



(^ω^;)「ブルボンゴ君、ステイ!殺すのは友達の敵!」



(゜ω゜ 彡「トモダチ……ノ……テキ……?」



(^ω^;)「そうそう!あの毛むくじゃらフリル女と毛むくじゃらオタク眼鏡!」



从*゜ワ゜从「誰が毛むくじゃらフリル女じゃい」



(゜ω゜;彡「ウ……ウゥ……チョットマテ……チカラ、ヘル、ハヤイ」



ミ ◎Д◎彡「?なんだ、頭を抱えだしたぞ?」



(^ω^;)「!ブルボンゴ君、"勇気の花"は股間のポケットの中だ!」



(゜ω゜ 彡「!ユウキノハナ……!」



 ブルボンゴ君は股間をまさぐり、中から"勇気の花"の粉末とストローを取り出すと、粉末を二の腕の上に振り積もらせるっ!



(゜ω゜ 彡 ザッ……トントントン



(゜ω゜ 彡 スゥ……スゥ~~~~



(゜ω゜*彡「あ゛あ゛~~~~ギぐぅぅ~~~」



从;゜ワ゜从「明らかにヤベぇクスリやってんじゃねぇか!!」



(^ω^ )「ヤバいクスリとか言うな。"勇気の花"はチャリス島固有の植物で、祭りや儀礼で使われる伝統的で文化的な薬草だ」



 (’A` )「カロアルイド系化合物を含む為に向精神作用があり、高揚感や多幸感、陶酔感が得られる。またアドレナリンを多分に分泌させる効果もあり、痛みを恐れずに敵に立ち向かう"勇気"を人々に与える別名『戦士の霊薬』としても知られる」



(・∀・ )「ちなみにチャリス島の貴重な外貨獲得手段でもある」



从;゜ワ゜从「説明を聞いてなおヤベぇクスリでしかねぇよ!」



(゜ω゜*彡「うぉぉぉぉッ!!オデ、テキ、コロス!!」



ミ ◎Д◎彡「一人称が変わった!ガッデム様、これはいよいよ危険ですよ!?」



从;゜ワ゜从「一人称変わるとそうなの?」



(゜ω゜*彡「ガァァァァッ!!」



从;゜ワ゜从「ぐッ……悔しいけど、ここは一旦逃げるしかないッ!」



ミ ◎Д◎彡「了解ですぞ!」



 ガッデム達は踵を返してジャングルの奥へと逃げていく!



(゜ω゜*彡「マテェェェ!テキ、カミニササゲル!」



 そして、ブルボンゴ君も二人を追って木々の彼方へと消えていったッ!





176 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/04/15(火)18:00:00.00 ID:1399336



【火山島マグダ・マリマ ジャングル】



(ФωФ;)「……行ったみたいですね」



从;ー∀从「はぁ~~~生きた心地がしなかった」



(゜、゜*)「無駄な消耗を抑えられて良かったわ。魔法使い、もうバリアを解除して大丈夫よ」



 (’A`;)「分かった……それでこれからどうすんだ?」



(・∀・ )「四天王は追い払ったけど、依然として危険なままだよね」



( ^ω^)「そりゃプランBだろ?プランBは……」



( ^ω^)「プランBって何?」



(゜、゜*)「そんなの気分で言っただけよ」



从;゜∀从「おい」



(゜、゜*)「とりあえず【炎の天使神殿】に行きましょ。大天使に会えば、この状況を打破してくれるかもしれないし」



(ФωФ )「そうですね。じゃあ【炎の天使神殿】に行きましょうか!」



(ФωФ )「……で、神殿ってどっちでしたっけ?」



(゜、゜*)「さぁ?」



( ^ω^)「ブルボンゴ君が知ってるんだろ?儀式で参ったことあるって言ってたし。そもそもここまで密かに先導してくれたのブルボンゴ君だし」



 (’A` )「あぁ、そうだったな」



 (’A` )「……」



( ^ω^)「……」



(ФωФ )「ここ、どこです?」



(゜、゜*)「さぁ?」



(・∀・ )「こんなシームレスに遭難することってあるんだ」


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