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魔王四天王攻略完了のようです

447 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/06/24(火)18:00:00.00 ID:1399336



【幽霊城】



(×<_× )「……」



( ´W`)「年寄りの魔法で一撃とは……魔王四天王も大した事ないのう、ほっほっほ」



(^ω^ )「いや爺さん、思いっきり不意打ちしてたじゃん」



( ´W`)「四天王を名乗るなら不意打ち程度は対応してみよ、とそういうことだ」



(^ω^ )「きびし」



(・∀・ )「まぁそれで勝てたんだから、とやかくは言わないどこう」



 (’A`;)「しかし老師……なぜこんなところに?」



( ´W`)「ああ、それはな」



(`・ω・)「私が案内したんだ!」



(゜、゜*)「アナタは……ラクシズの情報屋?」



 (’A`;)「どういう組み合わせだ?」



( ´W`)「いやぁ、話せば長くなるんだが……」





448 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/06/24(火)18:00:00.00 ID:1399336



【回想】



 老師はターピュライトを奪った諜報員を見つけ出し、追い詰めていた。



( ´W`)「さて、死ぬ前になにか言い残すことはあるか?」



(・ω・`;「マジでやめて殺さないでホントすんませんでしたマジで」



( ´W`)「はっはっは、みんなそう言って死んでいったぞ」



(・ω・`;「クソキチガイ爺ィ!」



(・ω・´)「待てぇい!」



( ´W`)「ぬっ!誰だっ!?」



;´・ω・)「せ、先輩!」



(・ω・´)「私はしがない情報屋です……その男は私が可愛がってる奴でしてね。殺すのは止めて頂きたい」



( ´W`)「残念だが、ホラーナ鉱山のターピュライトを造った者や狙う者は皆殺しにすると、何十年も前に決めていてね」



(・ω・´)「ええ、存じていますよ。アナタは"余燼"の二つ名を持ったS級冒険者……至るところから情報が湧いてくる。その復讐の動機や目的も」



( ´W`)「ならば……」



(・ω・´)「だとすれば、その男は復讐の対象にはならない」



( ´W`)「……ほう」



;´・ω・)「待ってください、それは守秘……」



(・ω・´)「こいつにターピュライトを回収するように依頼したのは、聖アガメマス教会の高弟ドナド様だ」



(;゜W゜)「なにっ!?」



(;゜W゜)「どういうことだ!なぜ教会が!」



(・ω・´)「聖アガメマス教会は魔王がターピュライトを狙っているという情報をいち早く掴んでいた。そして、ホラーナ鉱山崩落事故により、新たなターピュライトが生まれている可能性がある……という情報もな」



(・ω・´)「そこで、"ターピュライトを魔王から守る為に"、ホラーナ鉱山からターピュライトを回収したのだ。他の何者の手にも渡らぬようにとな」



(;´W`)「なっそういう事だったのか……」



(;´W`)「だが、何故それを話さなんだ?」



(・ω・`;「そりゃ、たとえアナタがS級の、"皇帝から叙勲された"冒険者だとしても国防とは無関係の個人だ。みだりに依頼内容を話すことはできないだろ」



(・ω・`;「敵か味方か分からないし、魔王側の可能性だってあったんだ」



(;´W`)「それは、まぁ……そうか」



(・ω・`)「まぁ依頼内容は、今ぜんぶ先輩が話しちゃったけど」



(´・ω・)「どうするんですか、魔法で契約内容を話してしまったことはバレてるし、帰ったら最悪死罪ですよ」



(・ω・´)「はっはっは!ここで殺されるよりはマシだろ!それに依頼契約を破ってしまった罪は、多大な功績をあげて償えばいい!」



;´・ω・)「多大な功績って……」



(・ω・´)「もちろん、魔王の討伐に助力するんだ。四天王の一人でも討てばいいだろう!」



(・ω・´)「と、いうことで"余燼"殿」



(・ω・´)「協力して頂けますかな?」



(;´W`)「……」



(;´W`)「分かった。こうなってしまったのも私の責任だ。協力しよう」




449 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/06/24(火)18:00:00.00 ID:1399336



(・ω・`)(ところで、依頼内容が若干違うんだけど)



(`・ω・)(そりゃそれっぽいコト適当に言ったからな)





449 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/06/24(火)18:00:00.00 ID:1399336



【幽霊城】



(`・ω・)「というワケだ!」



( ´W`)「まさか、こんなに早く目的が果たせるとは思ってなかったがな」



 (’A` )「そんな事情があったとは」



(^ω^ )「俺が爺さんにバラしたことが回り回ってきたな」



(゜、゜*)「それで、諜報員さんの姿が見えないんだけど」



( ´W`)「全力の獄炎魔法を放つ為に魔力を借りたからな……力を使い切って城の外で休憩しとる」



(・∀・ )「電池扱いかよ」



(^ω^ )「ざまぁねぇな」



(;ФωФ)「いい加減許してあげたらどうでしょう……」



(^ω^ )「土手っ腹貫かれたからなぁ……まぁ、おあいこにしといてやるか」



(^ω^ )「アイツも霊王を倒すのに貢献してくれたみたいだしな」



(*ФωФ)「それがいいです!」





449 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/06/24(火)18:00:00.00 ID:1399336


(*ФωФ)「さて、トレジャーハンターさん、情報屋さん!……あとは諜報員さんも!貴方たちの助力で、無事四天王は全員攻略することができました!本当にありがとうございます!」



(*ФωФ)「後は魔王をぶっ殺すだけです!」



(´W`;)「えらく物騒な物言いだな」



(・ω・´)「はっはっは!だが、その通りだ!取り繕っても仕方ない!」



(´W`;)「いや、でも彼女は聖職者だろ」



(・∀・ )「彼女は教会の教育を受けて強烈な魔王アンチになったんです。もうアレは仕方ないんです」



(;´W`)「教育って難しいな……」



(・ω・´)(……ちらりと見えた修道女君のペンダント……あれはたしか……)



(・ω・´;)(高弟は、いったい何を考えているんだ?)





450 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/06/24(火)18:00:00.00 ID:1399336



( ´W`)「ところで……ここは魔王城ではなかったのか?」



( ´W`)「魔王の姿が見えんが」



(ФωФ;)「あっそれなんですけど、実はここは魔王城じゃなくて、霊王の城だったみたいなんです!」



(;´W`)「なんと!地図が間違っとるのか?」



(・∀・ )「いや、魔王軍の情報操作らしいです」



(゜、゜*)「そうだ、情報屋なら知らないかしら?」



(`・ω・)「知らないな!」



(・∀・ )「すごい明朗な返事」



(`・ω・)「知らないことは知らないと言う勇気!」



 (’A` )「大事だけど」



(ФωФ;)「しかし、そうなると困りましたね……広大な魔界から、魔王城を探し出さなきゃいけません」



( ^ω^)「なんか、そういうのが分かる魔法ないの?」



 (’A`;)「あっても妨害されるだけだよ……」





451 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/06/24(火)18:00:00.00 ID:1399336



( A *)「問題あらへん。ウチが案内したる」





452 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2025/06/24(火)18:00:00.00 ID:1399336



(^ω^ )「!」


(・∀・ )「!」


( ФωФ)「!」


 ( ’A`)「!」


(゜、゜*)「!」



(;´W`)「!」



;`・ω・)「!?」





(゜A゜*)「よっ!遠路はるばる、ご苦労さん。全員はじめましてやな」



(゜A゜*)「ウチが魔王や、よろしゅう」




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