14.シンの男難
最近ガチャ運やばいんです‼︎めっちゃ嬉しいんですけど、逆に怖くなって来ます(>_<)
燦々と輝く太陽の下、僕は冒険者ギルドへ続く通りを歩いていた。
「おじさん、これ1つください!」
「おうよ!ちょっと待ってろ」
色々なものを食べ歩きしながらギルドへ向かう。
…そんなに急いでも良いことないもんね!
そんなふうに、どこかの誰かへ言い訳しながら待っていると。
「ねぇ聞いた?とうとう冒険者ギルドがレーヴェンの
討伐へ乗り出すそうよ」
「そうなの?よかったぁ、やっと安心して暮らせるわ」
「そうよねぇ〜」
ん?ギルドが討伐?
レーヴェンってモンスターいたかなぁ?
ま、いっか行ってみたら分かることだし!
「はいよ!干しりんごのバター和えだよ!」
「ありがとうございます!」
う〜ん!この絶妙な不味さが癖になるんだよなぁ。
これは数ヶ月前にギルドへ行った時見つけた食べ物だ。
あの時はあんまりだったけど、なぜか食べたくなるんだよなぁ。
***
寄り道しながら歩いて行き、やっとギルドが見えてきた。
思わず塗装された地面を蹴って走り出す。
そしてそのままの勢いでドアを開け、
「すみませーん!ガラルさんいますかー?」
〜〜〜冒険者ギルド・ガラル視点〜〜〜
ギルド内には沢山の冒険者たちが集まっていた。
そしてギルドの中央にある銅像の前の台の上にギルドの
役員が立ち、話し始める。
「まず、集まってくれた君たちに礼を言う、ありがとう。
知っての通り、ギルドはレーヴェン討伐へ乗り出すことを
決定した。君たちの中にも大切な人や友人が奴等に
奪われたものもいるだろう。死んでいった者の為にも、
力を貸して欲しい。頼めるかな?」
オォーー!!
「以上だ」
そう言って役員は台から降り、歩き出す。
「これできっと解決できますね」
「……」
「どうしました?」
「……いや、」
俺は今回の件についてあまり納得していない。
何か勘違いしていることがある気がしてならないのだ、
だが、他の冒険者たちはレーヴェン討伐の意思を固めているし、
俺は俺で冒険者のサポートをしなければならないだろう。
ガラルは打つ手がなくもどかしさを感じていた。
そんな時だったシンが入ってきたのは。
「すみませーん!ガラルさんいますかー?」
自分の名前が呼ばれるのを聞いてその方向を見たとき、
ガラルの頭に天啓が降りて来た。
そうだッッ、シンがいるじゃないか!
レーヴェンに対する偏見もなく、それに戦闘力があるのは
あの時実際に戦ってみて知っている。
彼ほど適任な者はいなかった。
思いついてからのガラルの行動は早い。
すぐにシンの方へ近づいて行き…
「シン!お前に頼みたいことががある」
そう言って絶対に逃がさないと言わんばかりに
肩を掴み、理解できていないシンを応接室に連れて行くのだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大声でガラルさんを呼ぶと、なんかすっごい顔をした
ガラルさんが近づいてくる。
そして僕は肩をガッチリと掴まれ、
「シン!お前に頼みたいことがある!」
そう言われ無理矢理どこかへ連れて行かれた。
「え?待って⁉︎どう言うこと⁉︎」
周りの冒険者達に助けを求めても目を逸らされる。
最後に藁にもすがる思いで、近くにいたピンク色の髪の
受付嬢に目を向けると……とても申し訳なさそうに頭を下げられた。
………もういいや。
シンは諦めの境地に入った。
その後、ギルドでは興奮した大男に引きずられる少年の姿が
見られたとか、見られてないとか。
まだ干しりんごのバター和えを実際に食べてないので、食べたらシンの感想の部分を修正しようと思います!
最後まで読んでいただきありがとございます!!




