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ねむりぐすり

作者: 小日向冬子

突き抜けるほど

悲しい青空を見上げ

何やってんだよって

こっそり自分に呟いて


やさぐれ気分で

街をさ迷い

乾いた道端に

へたりこむ


うなだれて

自己憐憫の苦い甘さに

酔いしれているだけならば


いっそのこと

見失って

手放して


何もかも忘れて

空に溶けてしまえたらいい


海の藻屑と消えた

お話の中の人魚姫

足が痛くて

もう歩けそうにない


だから

今夜はここで眠らせて

淋しい星屑と肩を寄せ合って


そして許して

君との約束を見失いそうな

いつまでも弱く情けない僕を

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