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   プロローグ

2作目になるのかな?また、なんとなく書き始めました。期待しないでくださいな。


「爺ちゃん、昼メシだよ~」


「おぉ 真守まもる今行く。」


「ひい爺ちゃん知らない?」


「裏の畑にいるはずだぞ!」


「わかった~」


僕は裏の畑に向かった。

裏の畑では今年で126歳になるひいじいちゃんが、ちょっと曲がった背中で野菜の収穫をしていた。

126歳って間違いじゃないのって思うかもしれないけど、うちの家系だとまだまだらしい。

僕が生まれる前に亡くなったひいひい爺ちゃんは152歳まで生きたらしいし、うちの長い家系では最高は180歳ぐらいまで長生きしたって。

ひい婆ちゃんと婆ちゃんは100歳ぐらいで早くに亡くなってしまって、ちょっと寂しい。ひい婆ちゃんと婆ちゃんは大きな街で生れ育ったから長生き出来なかったと爺ちゃんが言ってた。


「ひい爺ちゃん!昼メシだよ~」


「あぁ、真守わかった。あと最後のこいつだけ元気にしてやってから行くよ。」


そう言ってひい爺ちゃんはナスの苗を手で撫でた。少しひい爺ちゃんの手が明るくなって撫でたナスの苗は、みるみる元気に立派に上を向いた。

うちでは[手当て]と言って血縁者だけが使える。

婆ちゃんもひい婆ちゃんも使えなかった。僕の母ちゃんも大きな街生れだから使えないんだって。

僕はまだ練習中!最初は「ヒルー」って唱えてからするんだって、なれてくると思っただけで[手当て]出来るようになるんだって。

頑張るぞ!

僕もひい爺ちゃんの真似をしてナスの苗を撫でながら「ヒルー」って唱えてみた。するとひい爺ちゃんみたく明るくならなかったけど、少しナスの苗が上を向いてくれた。


「おっ!真守すごいぞ、頑張って練習するだぞ。」と僕の頭を撫でてくれた。


僕は大きな街に行くまで、うちの家が特別だとは思いもしなかった。

[手当て]が魔法だったなんて……


誤字脱字や表現不足など、一切気にしないでください。

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