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1話「略してトラパーだよ!」

さて一体何から話せば良いのだろうか…




「姉ちゃん、ちょっと俺達と付き合ってもらえねーかな?」


「困ります、やめて下さい……」


「ひゅーー、可愛いねぇ」


という会話から察して欲しい訳なのだが、登校時間に女の子が男の集団に路地裏で絡まれてる所を発見したんだ。


そう漫画的小説的であり、一昔前ではネットの掲示板であった電車でオタクが女の人を助けた事で有名になり映画やドラマ化までされた最初の馴れ初めであるような、そんなシチュエーションが正に俺の目の前で展開されていたのである。



普通の人間ならば自分の連れを装ってやり過ごしたり、はたまた武闘的な展開により相手を制圧したり、自分にそれ程の機転がないのなら警察を呼んだふりをしたりと色々な対応があるが、そのどれもが女の子を助ける為の善意の行動であり人として素晴らしい行動である。



俺自身もそんな行動を取るような人間でありたいとは思っているのだが何分相手が悪くて、ガダガタと震えながら電柱の陰でコソコソ様子を伺う事しか出来なかったんだ。



いや、全く正義感というものが俺にないわけでもなく、それなりの正義感はある訳で万札拾ったら多少は悩みながらも交番に届けるし、道を聞かれたらわかる範囲でちゃんと受け答えする。

しかし、それっぽちの正義感しかないのだと改めて悲しくなった。


別に男の集団が10人ぐらいいるとか、とっても怖い職業に就いていそうな人達でもないし肉体的にゴツゴツしてる訳でもない。

なんせ相手は2人のチャラ男の痩せ男達だ、一般的に見ても怖がられる風貌でもなくヒョロヒョロという擬音が似合う様な男達。



普段なら警察を呼ぶ振りか本当に携帯で警察を呼んでお終いだ。まぁ自分から直接厄介事に突っ込んで行こうとも思わないし、普段の俺なら絶対にそうするだろう。

なら何故それが出来なかったのか?


答えは単純でありながらにしてクイズだったら誰も正解にたどり着けないだろう。

何故なら相手が全員パーマだったからだ。



パーマ


単純に髪の毛がくるくると丸くなっている髪型と言っても良いだろう。


それを見るだけで俺のメンタルはポテチの袋をグチャグチャに握り潰されたように粉々に砕かれている、それはもうコンビニでそんなポテチを買ったならクレームを付けるようなレベルでグチャグチャだ。



何故パーマを見ただけでこうなるのかはトラウマと言うやつで、どうにも見ただけで胃の中から込み上げてくるものがあるのだ。込み上げてくるならまだしもそれが出戻りするようなら色々とマズイ。

幾分は以前に比べると大分マシになっているのだが、どうにも緊張感のある場面でのパーマは無理だ。


こればっかりは俺の精神状態にならないと理解できないので説明は難しいが、それでも例えるならゴキブリいっぱいの25mプールを目の当たりにする感じだ。

カサカサと動いてるあの台所の黒い悪魔がそれはもうこれでもかと言うぐらい異常に動いている場面に遭遇しているのを見て平気な人間が存在する訳がない。もしいたとしてもそれは確実に少数派の変人だろう。

それぐらいか、もしくはそれ以上に俺にとってパーマは無理な存在なのだ。


それにしても……

絡んできた男達が百歩譲ってパンチパーマならまだ仕方ないと心の中で納得できて警察に電話ぐらいはできた。

俺のトラウマなんかよりも女の子の方がピンチなんだと踏ん切り付ける事ができたのに……


その男達の両方が微妙な癖っ毛っぽいパーマとかふざけんなよ!

なんか「良いって評判のトリートメントしてるけど癖っ毛治らないよー」みたいなふざけた髪型してんなよ!

そのパーマが俺の一番のトラウマパーマ、略してトラパーなんだぞ!?


女の方も女の方でちょっとお嬢様っぽいパーマあててんなよ、

いかにもらしい「おほほ、ごめんあそばせ庶民の皆様」みたいな髪型しやがって、つかなんで茶髪の縦ロールなの?

ていうか縦ロールってパーマなの?


男の集団が女の子に絡んでいる、しかしパーマだ。

可愛い女の子が助けて欲しそうな顔をしている、でも縦ロールだ。

無限ループならぬ無限パーマを見ているそんな精神状態では何もできる筈もなく、しかし女の子を見過ごす訳にもいかないので電柱の陰でガタガタと震えている事しか出来なかったのだ。





「おい!」





そんな中、堂々と凛々しい大きな声が響いた。


「こんな朝っぱらからアンタ等、アタシの友人に手を出すつもりかい?」


腰に手を当てながら男に向かってビシッと中指を差していてる一人の女の子がそこにいた。

……指柔らかいんですね。


「こんな路地裏で何をしようとしてたんだ?お天道様が見逃してもこのアタシが見逃さないよ!」


校則に準じた長さのスカートを翻しながら男の集団に一歩も引かずに目を合わせている。

男子高校の平均身長と同じぐらいの背に腰まで伸びた真っ黒な黒髪がさらにその場の威圧感を高めている。

……それにしてもなんか言い回しが古いのは仕様なの?


「あ、涼子ちゃんおはよー」


そして絡まれてる女の子の方も何でそんなに軽い挨拶してんの?


「おはよー、由梨絵……ってなに普通に挨拶してんの?」


涼子ちゃんと言われた人の言ってるのに同意である。何故にそんなに口調が変わっておっとりとした言葉使いになったの?

緊張感が霧散したぞ。


「涼子ちゃん、その人達は商店街の演劇団の人だから暴力はダメだよ?」


「はぁ?演劇団??何それ…」


涼子ちゃんに深く同意した。演劇団て何だよ?


「いやー、何かドラマの撮影がココの商店街でやるらしくてねー」


そう言う縦ロールさん事、由梨絵ちゃんはもうさっきまでの緊張感なんてまるでなかったかのように、ほんわかした表情で話している。


「あ〜誤解させちゃいましたか?いや本当にすみませんね。我々のスケジュールと由梨絵ちゃんの時間が合うのがこの時間帯しか無くて」


そう謝ったのはチャラ男の一人である。というか何でこんな所でやってんの?ロケ地がココだからってココで練習する必要はあんまりねーだろ。


「なんか、演じる女優さんがお嬢様キャラらしくてね。電気屋の大嶋さんから直々に頼まれたんだよぉー」


「いやいや、ややこしいにも程があるわよ!?」


何だ?電気屋の大嶋さんって人は演劇団にも入っている感じの人なのか?よく分からんから理解できません、はい。


「いや由梨絵ちゃんが朝しか時間空いてないって言うからさ、何でも監督の意向で現地の人間にエキストラは基本やって欲しいんだってさ。そっちの方が土地柄にあった映像が生まれるとかなんとかで」


「いや大嶋さん、確かにそう言われてたのは見てましたから知ってましたけど。流石にこの状況を普通の人が見たら誤解しますよ?」


黒髪のパーマの男はやっぱりこうなったかと思っているようで少し呆れたように大嶋と言われた茶髪パーマに話しかけていた。


「いやでも田所君、こんなにあからさまな状況なんて普通はあり得ないでしょ?」


本当にどうでもいいパーマ達のそれぞれの名前の事は分かったがその言葉には同意できない。

というか可愛い女の子を救う非現実的でありながらありえそうなシチュエーションなら普通の男ならビビリながらも乗りかかるのが人の性と言うものであろう。実際そういうシチュエーションの場合は基本的には助けるとテレビ番組が企画で試した時にデータは出ているのだから。


「いやいや、カメラも何も回ってなかったら勘違いする人間の方が多いに決まってるでしょ!?」


「まぁまぁ落ち着いて涼子ちゃん」


うむ、涼子ちゃん君は間違っていないぞ。むしろ俺は感心している、女の子なのにあんな風に向かっていける君のことを!



とまぁそれにしても色々と良かったわ。別に女の子に危害を加えるシーンに出くわしたのに何も出来くて歯がゆい想いをする事もなかったし。

これで安心して学校に行けるってもんだ、てか今日は日直だから朝早めに出たんだった!

急いで携帯を見ると時間的にはギリギリアウトである。しかしアウトだからと言って急がないのはマズイ。

そう思いコソコソと電柱の陰から出て全力で走りだした、その時に何か視線を感じたのだが確認する余裕もなく何かポケットから落とした様な気もしたが強めの向かい風にも負けず全力で走った。

間に合え!いやアウトだけど心情的にはそんな感じで。


○○○


「そう言えば、大嶋さんって劇団員じゃなくて自治会じゃないですか何で田所さんと一緒に演技の練習してるんです?」


パーマがトラウマの少年が走り出してからある程度時間が経過し、涼子が落ち着いたのを確認してから当然の疑問が由梨絵から出た。

自治会でそう言った現場で撮影するのを交渉するのは当然の筋であるが、それと大嶋が演技をするのは全くの別問題であるからである。


「いや、何かその絡む不良役の俳優さんの髪型にそっくりらしくてね。スタッフさんがそう言ってたし」


自慢気に話す大嶋なのだが話を聞いてみても意味が分からない。髪型が似ているから演技練習すると言うのがどう繋がればそうなるのであろうか?


「それは初耳ですね。というかそれって大嶋さんが張り切る理由になるんですか?」


黒髪のクルクルと回ってる毛を更に指で回しながら田所は疑問を述べる。


「え?だって僕がドラマに出れるって事でしょ?そりゃ張り切るでしょ?」


「いや、大島さんがその役者さんと髪型似ているのとドラマに出れるのは全く関係ないですよね?田所さんは劇団員だから出れるにしても」


「はっ!?」


由梨絵の当たり前の言葉に明らかにショックを受けているようで目を見開いて固まっている。どうやらドラマの話が来た事に舞い上がりすぎて自分が役者に似ていると言われたのを勘違いして受け取ってしまったのだろう。


「それもそうだね……何か舞い上がっちゃったみたいだよ。まぁでも出れないにしてもこの地域の活性化になるなら協力は惜しまないけどね」


「大嶋さん頑張ってくださいね。まぁ僕も出れるかどうかは分かりませんけどね、一応劇団員でのオーディションあるって言われてたんで」


「そうだねぇ田所君にも由梨絵ちゃんにも悪いことしたねぇ、僕の知ってる中で演技が上手い人を呼んじゃったからねぇ」


すっかり反省している大嶋を横目に見ながら由梨絵は溜息を吐く、確かに知り合いの頼みで安請負をしたのは良いがここまで面倒くさくなるとは思わなかったのだ。

まぁ子役を少ししたことがあり昔取った杵柄でノリノリで演技してしまったが、友人の涼子が声を掛けられた時点で我に返った。


(色々とこの状況はマズイのでは?)


正義感の強さは人一倍である友人は一般男性よりも遥かに強く、例えるなら名探偵の幼馴染の女の子ぐらい強い。それを行使されたらお互いに色々と遺恨を残すことになるのは間違いない。

素早く状況判断したのは良いが仮にも友人が心配してくれた事を否定しまったみたいで申し訳ない気持ちで涼子の顔色を伺うと、そこにはこちらに興味がない様子で学校の方向へ視線を向けていた。


「ふーん、多野中って言うんだ」


どこで手に入れたのか普段の彼女が使う事がなさそうな男物のタオルハンカチを広げながらそう呟いて口角が上がった。


「涼子ちゃんごめんね、巻き込んじゃって…」


「え?まぁちょっと恥ずかしかったけど別の用事が出来たからいいよ、大人は放って置いて学校行こ」


それ程気にした様子でもなく由梨絵としては一安心だったのだが、別の用事とやらが気になって仕方がない。

由梨絵は知っているのだ、涼子が怪しく笑っている時は面白い事を見つけた時である事を。


「用事ねぇ……」


まぁしかしそれを今聞くのも友人に悪い気がするのでそれ以上は聞かなかった。


「それにしても文字大きいわね…」


ハンカチの裏の生地を埋め尽くしている大きさの文字を見ながら彼女達はその落し物をしたであろう男の走った方向へ歩き始めた。



●●●


「……てな事があった訳で日直に遅れてしまいました。申し訳ありません。」


完全に日直の仕事には遅刻してしまい谷山が俺の代わりに日直の仕事をしてくれていた。

お詫びの紙パックジュースを自販機で買って来て腰を90度の角度にピシッと曲げて渡しながら謝った。


「多野中ぁ、お前って何でパーマ嫌いなの?可愛い子が困っていれば助けるのが道理だろ」


校則をギリギリ破らない程度の微妙な色合いの茶髪をポリポリと掻きながら紙パックを受け取りストローを刺して飲みながらそう返してくる。

「嘘だろ」と言わない辺りが谷山のイケメン度合いを現しているし言ってる内容も本当にそんな場面に出くわしているなら普通は助けるのが道理なのではあるが、パーマと俺の関係上そう言う訳にもいかなかったんだよ。


「るっせえよ、中学時代のトラウマのせいだっての。何で俺がわざわざ県外の高校に来てると思ってんの?」


「いや偉そうに言う事でもないだろうに……まぁ別に日直の事は気にすんな俺の当番の時に手伝ってくれりゃそれで良いから」


とまぁこんな感じで愛想が俺に対してだけは良くないが凄く良い奴なのだ。しかし俺は渾身の自虐ネタをスルーされて少しショックである。


……人工モノでも天然モノでもパーマだけは無理なんだよ。

当時よりはマシになったとは言えあの状況に近くなるとどうしても震えが止まらない。

一時はただのくせ毛みただけでも真冬並にガタガタ震えてたからなぁ。それを考えたらダイブ良くなったもんだよなぁマジで。


昔のトラウマは簡単に払拭されら訳ではないしコレはかなり根深いものだからな。


「まぁ、お前の相手は退屈しないからいいんだけどな」


凄い爽やかな笑顔でデレられた。少々のツンケン要素とこのデレ要素でゲームなら一枚絵の立ち姿でイラストで回収されそうな笑顔でデレられた。

え、俺、谷山に攻略されてない?

何かときめいてる思い出になっていってない?


「男のツンデレって水を被ると女になる奴しか俺的には無理なんだけど…」


「古っ、今時の高校生がそのネタ知ってると思ってんの?犬の半妖の奴だろそこは」


「いや普通の高校生が今時の高校生って自分から言わねーだろ、しかも犬の半妖も大概だぞ?」


そんなマニアックなネタを言い合える相手がいる幸せを俺は今噛み締めている。

俺の中学時代のかなり痛い失敗談を生かした結果、男には普通に話せるようになった。

人とは勉強する生き物とはよく言ったものだな。


それにしても普通に人間として受け止められるのって凄くいいなぁ。あの時の俺って存在自体を否定されてたからなぁ。

ゴキブリと比べたらゴキブリに失礼とか、お前の呼吸は二酸化炭素を生み出しているから死んだ方が世の為になるとか…

今考えてもこの発言してる奴アホだよな。

だから俺の元のクラスメイトは全員アホだったんだなぁ……

ハァ……


「多野中くーん、なんか違うクラスの子から呼び出しだよー」


昔の事を振り返って深い溜息を吐いているとクラスの女子から呼び出しのメッセージを貰った。


「あ、あり、ありがとう。篠岡さん」


肩がビクンと動き途端に呂律が回らなくなり酷くどもってしまった。

急に声を掛けられるとどうしても緊張するんだよなぁホームルームでも女子から名前呼ばれるだけでビクンとしてしまうのは治したいけど治らない。


「お前、人見知りし過ぎだろ。女の子に対しては特に…」


仕方ねーだろ?小学高学年から何か知らんが嫌われてて女の子と話してないんだから。

元の中学の隣の席の子とか俺が横にいるだけで蕁麻疹出だしたし…


因みに俺は歯磨きを毎朝、毎晩しているし、というか食後には絶対している。体臭臭いと言われない為にハチヨンやらとかいう制汗剤もガクブルーズという消臭剤も使ってる。

髪の毛が臭いと言われない為に朝シャンと夜シャンで計4回は髪洗ってるし…

そんな涙ぐましい努力をしても汚いと言い続ける奴がいたので俺は汚物キャラである。


マイ箸、マイ茶碗は当たり前の様に用意していた。俺の使った食器が回り回って自分のとこに来たらどうするんだと殴られたからだ。

普通に考えたら分かると思うが、食器を洗えば汚れは落ちるものだがイメージというのは恐ろしいもので例えば犬の糞を踏んだ事を周りに見られたとしよう。

それが大人なら良いが子供ならその靴はどれだけ綺麗にしようが犬の糞を踏んだ靴というイメージが残るのだ。小学校の頃漏らした奴は永遠とそれがアダ名として言われるように年齢が若いほど排他的にもなるのだと個人的には思う。


そんな時に「殺菌にも勝つ多野中菌は無敵菌。略してムテキンである」と言って殴られたのは俺が悪かったな、うん。

まぁ俺はそんな事はしてないのだが、イメージができてしまうとよっぽどのことがないと覆らないと言うのを身を持って理解した。いや、理解したくはなかったけどね。


「でも珍しいな、多野中にお客さんなんて。落し物でもしたのか?全ての持ち物にデカデカと名前を書いてるし…」


嫌な思い出から谷山の声で現実に戻された。

確かに名前はデカデカと書いてあるけど、自分の持ち物に大きく名前を書いて何が悪い。

借りパクされないように知恵を振り絞った結果だぞ。

ポイントは教科書の裏表の両方に名前を大きく書くこと。左下とかじゃなく教科書にはみ出るくらい大きく名前を書くことだ。


この辺は割と謎ルールで奴等は菌が付くから汚いと言ってる割にジャイアンルール適用なのだ。

コレが理不尽と思ってたら俺の中学時代を俺になって過ごすと死んでいる。精神的にな!


にしても拾ってくれて届けてくれたのかやっぱり名前は書いておくべきだなぁと思いながら廊下の前まで出ると見たことのある長身の女の子が両手を腰に当てて仁王立ちしていた。


「テメェだな?電柱にこそこそ隠れてた腰抜け野郎は」


中指で差されながら俺は2つ思った。


指の件はわざとじゃなかったんだなぁ…

名前書くのは良い事ばかりじゃなかったんだなぁ…







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