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Give me ~転生者の受難~  作者: 屋久 咲夜
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転生してからの私

転生してからの私だが………

前に何度も話したように、男に生まれた。



最初は赤ちゃんだったし、身体の自由きかないし、言葉も違うし、で全然わからなかったけど大きくなるにつれて気づいた。



だんだん簡単な言葉がわかってくると、その頃にはハイハイが出来るようになっていた。部屋中を動き回り、鏡を見た。



父は黒髪のイカつい感じのイケメンで、母は金髪に碧眼の美女だし、兄は母似の王子様系イケメンだ。


ウチの家族は美形だなぁとか、まだ子供なのにキラキラオーラ背負ってる兄は将来モテモテなんだろうなぁとか、何度思ったことか……。



死ぬ前は平凡な顔立ちだったから、両親の血をちゃんと継いでいるといいなぁ。


もしかして前世の影響でまた平凡な顔だったりしないだろうか?家族で1人だけ普通は、確実に浮くなぁ。



いやいや……まさかの、この世界の人は皆が美形とかだったりするのか?気付いたらいつも部屋にいるあの人も美形だもんなぁ。てか、あの謎の美形って何なんだ?



そんなことを思いながら鏡を覗き込んだとき、心配は無用だったことに気付いた。



父親似の黒髪、青と灰色が混ざったような不思議な色の瞳。美形家族の血はちゃんと受け継がれていた。



ハイハイからひとり歩きが出来るまでが早かった。言葉や文化の違いに苦労したが、人間は慣れる生き物でした。


性別の違いにも、最初は戸惑っていたけど、慣れと根性で割り切ってからは対して気にならなくなった。


子供のうちは、子供らしく可愛く振舞えばいいのだ‼



そんな私は家族に可愛がられ、近所の人や父の職場でも暖かく見守られてすくすく育った。


ちなみに、謎の美形は風の精霊さんで私にしか見えなかったらしい。どうりで誰とも話さないわけだ。



気付いたら、いつも部屋にいる謎の美形。

正体は風の精霊さんでした。


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