首筋
お久しぶりです。
なんとか一話投稿しました。
短いですごめんなさいm(_ _)m
「おい、お前…何故この部屋に入れる?」
こんにちは!皆のアイドル、クロードです。私は今、首筋に冷たい金属を添えられています。そう、ナイフだね!ここは誰もしらない秘密の隠し部屋のはずなのに、背後に人がいるよー!
ゴホン……失礼。
つい取り乱しましたが、王族しか知らないこの部屋を知っていて、なおかつこの聞き覚えのある声……。
うん…王子様だねー。ウチのバカ兄貴の親友だねー。
そんなことを考えていたら、首筋にナイフを強く押し付けられた。
王子「何故ここに入れるか聞いている…答えろ!」
あ、当たってるから!ばっちり血が出てるから!痛いから!
私「…っ!も、申し訳ありません!何故か壁の隙間から光が漏れていたので、興味本位で入ってしまいました!」
王子「人目を忍んでいるように様に見えたが?」
私「じ、じつは侍女長にさっき叱られて。……逃げたんです。」
王子「何故叱られた?」
私「あの…舞踏会の様子を一目見てみたくて。」
王子「……。」
信じたかなぁ…?てか、いい加減首筋のナイフはずしてほしい。血拭きたいんだけど。
王子「……。」
私「あのー……。」
王子「なんだ?」
私「首が痛いです。」
無言でナイフをはずされたので、ゆっくり振り返りながらお辞儀をする。
私「申し訳ございません。入ってはいけないと知りませんでした。お許しください。」
王子「もう良い。顔を上げよ。」
ゆっくり顔を上げると、無表情の王子様にハンカチを押し付けられた。




