表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Give me ~転生者の受難~  作者: 屋久 咲夜
23/38

潜入の目的


私「えー⁉何言っちゃってんのさ?」



母「だから、王様に恩売ってこいって言ってんの!」



私「恩ってなんだよ?ってか王様に⁉王様ってこの国で一番偉い人なんだよ?」



母「そんなこと知ってるわよ。だーかーらー、貴方に教えたこんだ全てを使って、秘密裏に悪い奴らをヤッつけてこいって言ってるの!」



私「ああ、なるほど。襲撃者をやれってことか。だから恩を売るってことね。


でもわざわざ僕が行かなくても、兄さんと父さんでやっつけちゃうんじゃない?」



母「わかってないわねー。手柄を横取りすることに意味があるんじゃないの!


最近パパったら、なーんかたるんでるのよねー。また怪しい貴族とか増えてきてるし。だからちょっと懲らしめるのよ!


本当なら私がやりたいところだけど、当日はパパにエスコートされてるし、抜け出したら怪しまれるし、ブルームーンとしてやったらパパに怒られちゃうでしょ?


だからブルームーン復活の手始めとして、弟子である貴方が全ての手柄を横取りする。でも王族助けるんだから、国はこっちに下手に手出しできなくなるでしょ?だから今後の活動がしやすくなるはずよ。


そして、家に帰ってきたらパパに『ちょっとたるんでるんじゃない?あのプロポーズの言葉は嘘だったの?』って言ってやって、怪盗ブルームーンの復活を認めさせるわ。」



私「怪盗ブルームーンの復活と父さんをしかるのが目的?何で身内の手柄奪うかなぁ…。ギルドの信頼性が損なわれるじゃん。それに情報はデマで襲撃なんて来ないかもしれないよ?」



母「そう簡単に信頼なくなるようなら、そんな仕事してるパパとお兄ちゃんが悪いのよ。


それに来なかったら、来なかったで普通に楽しんでくれば良いじゃない。でも、きっと来るわよ?私の女の勘がそう言ってるわ!」



私「わかったよ。とりあえず師匠の為、お母様の為に頑張ります。でも、僕って実戦は初めてなんだよ?ちょっとは手伝ってくれてもいーじゃん。」



母「わかったわ。ちょっとだけ手伝ってあげるからあとは自力で頑張ってね?


誰にも正体を知られず、騎士団やギルドや衛兵にもつかまらず、華麗に敵を殲滅する。


すごく大変で難しいことだけど、貴方ならきっと出来るわ。私の息子で、ブルームーンの弟子だもの!」




最後の言葉にちょっと感動してしまった。認めてくれてたんだなぁと思って。うん、ちょっと頑張ってみようかな…。久しぶりにやたら楽しげな母の姿を見て、そう思った。



母「そうと決まったら早速作戦会議よ!城への潜入ルートを調べて、変装道具と武器を揃えなきゃ!」



私「わかった、わかった。城への潜入ルートは普通に偽装した招待状使って正面突破でいいじゃん。」



母「あら、その日の招待者の検問の警備はアーロンよ?気付かれずに城内に入れる?」



私「………無理です。」



他の人の変装はわからないが、『僕』の変装を見破られる危険がある。だってほら、兄さんだし…。



母「でしょ?アーロンは貴方のことになると、ちょっと凄いからね。だから、裏から入りなさい。小柄な宮仕えの侍女としてならきっと貴方の身長でも大丈夫でしょう。」



私「わかった。僕の黒髪は目立つから、茶髪とかのどこにでもいるような平凡な侍女になりすました方が、動きやすいよね。」



母「あ!そんなことより大事なこと忘れてたわ!」








以前、モバゲーで投稿してた話を

こっちにもってこようか悩み中なんです。

ファンタジーじゃないのにいろいろと

あり得ない話というか……。

どうしよう(ーー;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ