表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Give me ~転生者の受難~  作者: 屋久 咲夜
18/38

執事のお願い


やっと本題に入ろうとしたセバスチャンさんに、大人びてはいるけど、まだ無邪気な八歳という感じで振り向いた。




私「僕にお願いってなんですか?」



執事「先程、アーロン様の進路について家族会議中とおっしゃっていましたね。私達もそのことについてお話があるのです。


今年から新しく王立学校ができるのですが、王子と共にアーロン様にはそこに進学していただきたいのです。


今日はそのことを説得に来たのですが、もしアーロン様が拒んだ場合、弟である貴方に説得を手伝ってほしいのです。」




やっぱスカウトだよねー。将来有望な人材の育成と最初に唾つけとこうって感じか。あとは、王子の警備上、腕の立つ奴を近くに置いときたいってとこかな。




私「僕には、そんな難しそうなこと出来ませんよ。きっと王子様の話なら聞くんじゃないかな?」



執事「いえ、アーロン様は弟である貴方を随分と大切になさっています。きっと貴方の話なら聞くはずです。」



私「でも……兄さんは三年間の寮生活が嫌なんだそうです。」



執事「それについては、奥の手があるので大丈夫でしょう。貴方は、アーロン様がこちらの説得に応じなかった場合、少し手伝ってくれるだけでいいのです。


さぁ、もう戻りましょうか。ティーセットは私がお運びしましょう。」




奥の手ってなんだろう?まぁ、兄さんにはちゃんと進学して、この家をついでもらわないとならないから協力するか。



セバスチャンさんに、ティーセットを運んでもらいながら、リビングに向かった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ