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Give me ~転生者の受難~  作者: 屋久 咲夜
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スパルタ教育

3年前のあの日の話が結構長いことに気がつきました。もっと短くするつもりだったんだけどなぁとか反省はしているが、後悔はしていない。なぜなら気が向いたらいつでも編集出来るからです!

あの日から、母さんはスパルタ教育ママになった。朝、父さんとアーロンが出かけると私の勉強が始まる。



この国では10歳から三年間の義務教育制度がある。識字率をあげてる為らしく、今の国王になってからできた制度だ。


そして13歳からは騎士学校や魔術学校など専門分野が学べる学校に進んだり、鍛冶屋に弟子入りしたり、家をついで商売をしたりとそれぞれに別れる。


基本的に貴族は進学、庶民は就職だが、才能のある人には奨学金や補助金が出るから進学する人も少なくない。


3年前、当時10歳だった兄は学校帰りにそのままギルドに行き、ギルド内の訓練施設で夜まで父と修行をしていた。


2人の帰宅時間が平均的に遅くなったので、母はそれをいいことに朝から晩まで私を鍛え上げた。


歴史や計算などの義務教育で学ぶことは勿論、政治やマーケティング、魔法や体術、剣術やサバイバル術も学んだ。


そして何故か、変装術、金庫破り、鍵開け、隠密行動の基礎、情報操作の仕方、ナイフや銃の上手な使い方、更には帝王学、宝石や美術品の名前や価値や鑑定の仕方、薬草学も学んだ。


歴史や計算、政治、マーケティングとかは前世の記憶でささっと終わらせた。


あと変装術は特殊メイク以外は結構簡単に習得できた。だって元女だし。八歳になった今でも中性的な顔立ちだし、細身だし、髪も男にしたら長めな感じだし、ドレスやスカートに抵抗ないし。


でもあとのものは、母さんのスパルタ教育がキツすぎて半分泣きながら習得した。


そんな感じで多忙な三年間を過ごしたわたしは、母の知識などを全て詰め込まれた。きっと義務教育要らないんだけど。


今なら父さんをギャフンと言わせるどころじゃなく、気絶させられると思う。魔法ならきっと兄さんにも勝てるかな。





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