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とりまこれでもやってみるか

誕生日会当日の午前中。


今日で私も1歳になった。


この世界に転生し1年か……。


怒涛の1年だった……。


何しろウチが泣くだけで狼狽え薬師や治癒魔法士を呼べと騒ぎ慌てふためく両親……。


まぁ無理もないけどね。


その度に乳母のパトリシアやビル爺に叱られ諭され親も成長するのだ。


前世で私は19歳で長男を産み、23歳で次男を産み、29歳で離婚、31歳で事故死。


今世の両親は異世界人で前世の時間軸とは異なる為、こちらでは30代前半に見えるが前世の時間軸で考えると還暦を越えて出来た子なのである。


う〜ん、実にややこしい……。


そう考えると、みんな前世の時間軸で計算すると倍位の年齢なのか……。


あぁ〜もう前世の時間軸とかどうでも良い。


とにかく、待ち望まれて産まれて来た待望の第1子なので甘くもなるか。


だから、娘のお願いには本当に弱い。


私は朝起きてすぐに、昨晩一緒に寝た両親の頭の中にイメージビジョンを流し込む。


前世であった赤い羽根募金をやろうと考えたのだが……《いきなり大量の羽なんて無理よ〜》ってままんが言ったからね……


この案はボツになった。


当初は小さな箱を持った私がよちよち歩きと拙い言葉で募金を募ればあっという間になんて考えてたけど……そもそも文化が違う。


私がちょっと歩きながら集めるにしろ……貴族が小銭集めるなんて、ウチの家名が穢されるのでは?


家名を貶めず、嫌悪感無く、今大量に用意出来て、相互扶助を広めるには……。


ぱぱんとままんが推し進めている孤児院支援や難病で苦しむ子供達の支援一環として、バラを1本単位で買って貰いチャリティー方式にするか。


ミニバラは小銀貨1枚、普通のバラは銀貨1枚。


胸ポケットや髪にさせる長さにその場で調整出来る様にしてと……。


後はぱぱんとままんが賛同してくれるかな?

庭師のジェイコブも……。


もう一度、ままんの頭の中に自分のイメージビジョンを流し込む。


《ジェイコブの所に行って見ましょうか(ニコッ)》


『あぁ、行っておいで(ニコッ)』


私が産まれたのは春先なので、庭には見事なバラが咲き誇っている。


《ジェイコブ、忙しい所ごめんなさいね。少しお時間よろしいかしら?》


「はい、何なりと奥様。お嬢様もこんにちは(ニコッ)」


《その……とても綺麗に咲いているバラをね、新しい試みとして活用させて貰いたいと思っているのよ。》


ままんは、ジェイコブの目を見て一生懸命誠実に丁寧に説明をした。


ジェイコブは心良く賛同してくれた。


「わしは公爵家に長く雇われて、庭の手入れをさせて頂いてますが、こんなに嬉しい事はないですな。」


《この発案はね、実はクラレンスなのよ。もうこの屋敷の者ならば知っていると思うけど、クラレンスには特別な力が備わっていてね。》


「ほうほう!そのお力で奥様と旦那様にお伝えなさった訳ですな?」


【うんうん(ニコッ)ジェーあっこ】


「わしは汚れておりますが……」


【らいじょーぶらいじょーぶ】


「では失礼致しますよと」


ジェイコブの頭の中にバラの花チャリティーのイメージビジョンを流し込む。


「こりゃあ……また……凄い」


【ジェー、あぁーと♡】


特別大サービスの軽いほっぺにチューをみまった。


これで募金?チャリティー?一応少しはやりたい事に近ずいたと思う……。


全然保険では無いけど……。


多分……後々役に立つハズ。





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