4.これまでのあらすじ(ロゼリア視点)
『悪女の悪あがき ~九条ロゼリアはデッドエンドを回避したい~』のあらすじ
あたしの名前は九条ロゼリア。
ある日、前世の記憶とともに思い出してしまった――あたしが言い訳しようがないくらい最悪な悪女だということを。
『レッド・ロマンス(通称レドロマ)』という乙女ゲームの世界。
あたしはそこで周囲の男性たち(攻略キャラクター)を不幸に陥れ、最終的にはヒロインと攻略キャラの手によって殺される運命にあった。
でも、そんな最悪な結末なんて、絶対にイヤ。
悪あがきに悪あがきを重ねて未来を変え、何とか運命をねじ曲げてみせた結果――本来なら勘当されてもおかしくないあたしが、『後継者候補』に指名されるわ、ヒロインには懐かれるわ、攻略キャラたちにはプロポーズされるわ告白されるわで、もう大混乱。
……とは言え、どうやらそれだけでは終わらないらしい。
――あの夢。
前世の親友であるりょーこが続編『ブラック・ロマンス』の登場人物になってるなんて、そんなことある?
わかるのは、あたしの悪あがきはまだ終わらないということだけ。
<ロゼリアによる主要キャラクター紹介>
自分の近くにいる相手から紹介していくわ。
【雨宮ジェイル】
24歳。やや青みがかった黒髪に黒目。あたしの護衛兼側近。
頑固で融通が聞かない性格。仏頂面がデフォだったけど最近表情が柔らかくなった。
【花嵜メロ】
20歳。黒髪を水色に染めて一部三つ編みにしてる。猫みたいな金目。あたしの護衛兼側近。
口が軽くてもうすっごい馬鹿。余計な一言が多すぎる。
【真瀬ユウリ】
19歳。金髪に淡いグリーンの瞳。あたしの秘書。春から大学に通うことになっている。
薄幸そうだったけど最近そういう雰囲気がなくなった。頭が良い。
【白雪アリス】
18歳。黒髪ストレート、赤目。元々『陰陽』の暗殺者兼諜報員。小動物っぽくて可愛い。
『レドロマ』のヒロイン。あたしが『陰陽』から引き抜いて専属のメイドにしてしまった。
【湊ユキヤ】
22歳。薄紫の髪に濃い紫の目。いつも穏やかで丁寧。『レドロマ』では最推しだった。
『レドロマ』の黒幕だった実父が捕まり、奇異の目を避けるためにハルヒトに雇われる形で八雲会に身を寄せている。
【千代野ハルヒト】
21歳。金髪碧眼。ザ・王子様って感じの美形。気さくでノリが良く、人懐こい。妾の子で正妻に殺されかけた。
第八領、八雲会の暫定後継者。現在、後継者教育が始まっているらしい。
【九条ガロ】
55歳。九龍会の現会長。あたしの伯父に当たる(母の兄)。
大好きな伯父様♡あたしは伯父様以外の男なんて本気で畑のじゃがいもだと思ってる。
【小山内キキ】
20歳。あたしの元専属メイド。専門学校に通うために勉強中。
メロ、ユウリと同じ孤児院育ち。幼馴染みたいなもの。お姉さんタイプのしっかり者。
【九条ロゼリア】
あたし。
21歳。長い赤毛に青い目。九龍会の『後継者候補』に指名されてしまい、毎日バタバタしてる。
顔もスタイルも悪くない――むしろ美人な方なんだけど、ゲームで悪役にされるくらいには『悪役顔』。
<その他用語補足>
・領…第一領から第九領まである。現代日本で言う県みたいなもの。ただし、規模も面積もかなり小さい。
・会…領を統治する組織。血族によって運営されており、九龍会、八雲会、六狼会など、名前がちょっとヤクザっぽい。
・陰陽…裏組織。秘密警察みたいな?『会』のためなら暗殺も請け負うけど、一応治安維持が目的。
<その他>
これはどうでもいい補足だけど、『会』の後継者候補や有力な一族では男子に和名をつけることが多い。ユキヤやハルヒトがそれに当たるわ。和名をつけることで「由緒正しいお家柄」であり、長男もしくは後継者候補というアピールになるのよね。
一方で、女の子の和名は本当に珍しいのよね。この世界の感覚だと「ダサい」「常識ないのか?」と思われるので、だいたい西洋風の名前をつけるのよ。
ちなみに、名前がカタカナなのは国のルールよ。
お読みいただき、ありがとうございました。




