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再生回数7回のラブストーリー  作者: 市善 彩華
第8章 ヒマワリ ── あなたを見つめてる
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第45話「二人ご飯」

週末のあたたかなひととき。

二人だけの食卓に、やさしい気持ちが広がります。

結衣の手作り弁当を一緒に食べた後、しばらくのんびり過ごしていた。

(今から俺が作る番だから)


「あれ、なんだかいい匂い……」

キッチンを覗くと、涼也がエプロン姿で料理をしていた。


「わー、本当に作ってる! 嘘じゃなかったんだね?」


「嘘ついたことある?」

涼也はエプロン姿で振り返る。

慣れた手つきでフライパンをあおるその姿に、思わず見とれてしまう。


「……かっこいい」

ぽつりと漏れた結衣の言葉に、涼也は少し照れくさそうに笑った。


「大人気の料理研究家の手料理を、私だけが食べられるなんて……贅沢だなぁ」


「俺もだよ。結衣ちゃんの手料理ひとりじめできたし。……なんか、ちょっと照れるね」

涼也が目を細めると、結衣もつられて笑う。


テーブルに並んだ料理は、どれも彩り豊かで美味しそうだった。

二人で「いただきます」と手を合わせると、食卓に温かい空気が広がる。


「……どう? 味、大丈夫?」


「うん! すっごく美味しい! このスープ、私の好きな味!」


「よかった。結衣ちゃんが喜んでくれるなら、また作りたくなる」


そんな涼也の言葉に、結衣の胸がじんと熱くなった。

どんな日でも、こうして笑い合える時間があるだけで、全部乗り越えられる気がした。


「ありがとう。……ねえ、次は一緒に作ろう?」


「うん。二人で作ったら、もっと美味しくなるかもね」


笑い合う二人の姿は、どこまでも穏やかで、どこまでも優しかった。


食事を終えた後、涼也は ふと考えたように結衣に向かって言う。


「結衣ちゃん、今日は来てくれて本当にありがとう。すごく疲れてたのに、こんなふうに二人で過ごせて、すごく幸せだよ」


結衣は、少し照れくさそうに微笑みながら答える。


「私も幸せだよ。涼ちゃんと一緒にいられることが、何より嬉しいんだから」


涼也は結衣の言葉に心が温かくなるのを感じ、そっと彼女の手を取った。


「結衣ちゃん、これからもずっと一緒にいようね」


結衣は優しく涼也の手を握り返す。


「うん、ずっと。涼ちゃんとなら、何があっても乗り越えられる気がする」


その言葉に、涼也の胸がじんと締めつけられるような思いが込み上げた。


「……ありがとう、結衣ちゃん」


二人は また微笑み合い、穏やかな時間が流れていった。

今回は、涼也が料理する回でした。

結衣がひとりじめしたいって言っていた手料理、やっと実現しましたね(32話のやりとりを思い出してもらえると嬉しいです)♪

二人だけの穏やかな時間が、これからも少しずつ積み重なっていきますように。


お忙しい中、読んでいただきありがとうございました!

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