赭
この物語がシリーズとして、いつか胸を張れる作品になれるように日々添削していきます。
これは変わっていく物語です。それも含めて楽しんでください。
始まる高校生活
音が広がる第一歩。トォン 聞こえた私の音、一人で歩く久しぶりの道。一歩ずつの音が違う。トテ。シラッ。
目線を上げれば、グラスランドとコバルトグリーン、ドライバジル、ライムパンチの色が広がる並木道。視野を広げれば、アクアリウムブルーが木の後ろにある。
歩く足を止めたい、この風景を私の心に入れていたい。いつまでも続いたらと思うほどの風景が目の前に広がっている。特別な日だけれど、日常の色がそこに待ってる。前に歩いている制服を着た二人組。こつんと広がる靴の音。広がるスワァって音。周りにはスカイウェイとホイップバター。私の色は何があるんだろう。いつも考えてしまう。
いつもの音って何だろう。
一音一色が大切になってくる。
笑顔の音・悲しみの音、いつもの音も、いつかの音も。
どこかでなっている音。トットットッ・ちゃっちゃちゃ。いろんな音が聞こえてくる。いつもの道も一つの音で情景が変わる。いつの間にか変わってくる、どこかで変わるこの音が。聞こえてくるいろんな音が。
例えば朝の準備の音。ドタバタ、ぐでらぐでら、ドルゥゴォって音が聞こえる。
見えるいろんな色が千草色・茜色が広がる夕焼け。
亀覗きの朝焼け。
見えている風景の一部もたくさんの色が住んでいる。
楽しそうな表情には、キョンドルライトが在る。フワルドって音がする。
でも、私の音は聞こえてこない、私の音はどんな色をして音をしているんだろう。
私の色はどこにあるのだろうか。見えない色にふさぎ込まれてしまうようなそんな絶望感。周りへの色は見るのに…私の色はここにあるはずなのに。
悩みの中で一人私と私の二人、フリーで泳いでいる。私の中に輝いているものは確かにそこにあると思うんだ。そう考えていたいんだ。
私、大丈夫だよ。いつか見えるから。「私安心してよ、そこに答えがあるからさ。」
どうでしたか?いろんな音聞こえてきますかね?
いろんな色見えますかね?私の中でもきれいな夢が輝いてます。