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娯楽の国とエルフの暇  作者: ヒロミネ
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バイブルですわね

「ユウキってエロ本とか持ってないんですの」

「急に何を言い出す」


 いつも通りの休日、もうそれも終わろうかという時間。

 寝室でシュエリアと、文字通り寝ていると、急に妙な話題を振られた。


「ピロートークって奴ですわ」

「それにエロ本の話題を出す奴いるか」


 そんなことあるだろうか。っていうかピロートークって。


「そもそもお前ピロートークの意味わかってる?」

「シた後のアフターケアでしょう」

「うん。なんか認識が合ってるような合ってないような。まあいいか」


 というわけで、一つツッコミをしておこうと思う。


「そもそも致してないだろ」

「これからするから大丈夫ですわ」

「それじゃあアフターケアになってねぇだろ」


 自分で言い出しといて結構に矛盾したことを言う。


「まあまあ、いいから。持ってんですの?」

「はあ。まあいいけど。持ってるかどうかで聞かれれば持ってはいないな」

「なんか言い方が怪しいですわね」


 俺の言い方が気になったのだろう、疑うような眼で見て来るシュエリアに俺は真実を打ち明けることにした。


「まあな。持ってないけど、スマホには読めるアプリが入ってる」

「あー、最近だと紙媒体じゃないエロ本があるんですのねえ」

「そういうこと」


 場所も取らないし、便利なもんである。まあデータとか、媒体が壊れたらとか、色々不安もあるが。


「そう言うのってアプリが駄目になったり、買った会社が何かの理由でサービス停止したらどうするですの?」

「どうしようもないんじゃね」


 そこはまあ、手軽さの代償というか、なんというかだ。


「紙媒体で欲しいとか、無いんですの」

「あるよ。でもほら、嫁がこんだけいるのに持ってたら誰かしらかに何か言われそうじゃん」

「わたくしは気にし無いですわよ?」

「お前はそうだろうなあ」


 それこそハーレム作れとか言い出す奴だ。

 一々エロ本のことでとやかくは言わないだろう。


「そう考えるとなんか、誰も文句言わないメンツな気がしてきた」

「想像してみても、エロ本の100や200で文句言うメンツではないですわねえ」

「桁が凄いことになってるけど、そうだな」


 確かに誰も文句とか言わない気がしてきた。


「で、ユウキはどんなエロ本を?」

「興味深々かよ」

「どうせ姉物ばっかりなんでしょう」

「そ……んなことは……ない」

「絶対図星ですわよね」


 くそ、なんでバレてんだ。俺の性癖。


「ユウキってなんだかんだシスコンですわよねぇ」

「この場合のシスコンは義姉さんのことか? まあ、うーん」


 確かに義姉さんの事は好きだが、なんだろう、イマイチこのシスコンという言葉がしっくりこない感じは。


「好きじゃないんですの?」

「好きだが、シスコンって言われるとなんか違う気がしてなあ」

「認めないだけですわよ」

「そういうもんかな」

「そういうもんですわ」


 まあ、妙なプライドが邪魔して認められないということも無いではないかもしれないが。


「他に無いんですの、エロ本」

「他にって言われてもなあ」

「和と強ならどっちが好きですの?」

「すげぇこと聞いてくるな。エロ本なら強かな。あくまでもフィクションとして」

「そう、結構えげつないの好きなんですのねえ」

「ま、まあ」


 ていうか俺はなんで嫁と致す前にこんな話をしているんだろう。

 今更ながら、変じゃね?


「で、このトークいつまで続くんだ」

「あら、お気に召さないんですの?」

「というか、何処が着地点なのかわからん」

「ないですわよ、適当な雑談に着地点なんて」

「いつもの無駄話か……」


 特に実のない。オチも無い無駄話。好きだなあコイツ。


「さて、それじゃあお話しも飽きて来たようだし。お楽しみタイムですわ」

「言い方よ」


 致すのをお楽しみタイムとか言い出した。

 いや、別にいいけど、昨晩はお楽しみでしたね、みたいな。


「はいはい、ちゃちゃっと服を脱ぎやがれですわ」

「はいはい」

「はいは一回でいいですわ」

「お前二回言った後だけどな」


 うちの嫁のボケに一々ツッコミを入れながら準備をする俺。


「んじゃあ最後に一言」

「ん、なんだ?」


 なんか最後に締めの一言があるのだろうか。

 一体なんだろうか。


「このあと無茶苦茶セ〇クスしましたわ」

「それ今言う奴じゃない気がする」


 まあいいけど。

 こうして俺とシュエリアのピロートーク(?)は終わり。

 今日も仲良く一緒に寝るのであった。


ご読了ありがとうございました!

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次回更新は次回日曜日の21:00までを予定しております。

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