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娯楽の国とエルフの暇  作者: ヒロミネ
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設定って大事。ですわ

「そういえばこの世界と地球側の時間の流れ合わせておいたからもう無理にこっちで過ごす必要ないですわよ」

「え」


 いつも通りシュエリアの部屋で過ごしていると、シュエリアが急に謎の発言を投下した。


「もう子供も育ったし、一旦両方の世界の時間の流れを同じにしたんですわ」

「今後もし子供が出来たら?」

「その時はまた時間の流れの調整をしますわね?」

「お前本当に便利だな」


 俺の嫁は相変わらず何でもありだ。

 ここまで来るとご都合主義とかすら言い難い。都合で世界を創り変えるんだから。ただただ何でもあり、である。


「それで、なんでそれを急に報告してきた?」

「この前プラモ買ったでしょう。アレを地球側で受け取る際に思ったんですわ。あぁ、こうしている間にも新世界側では何日も経ってるなと。そしてその分皆と違う時間を生きていることに悲しみすら覚えましたわ」

「それにもっと早く気づいてくれたら娘が年上という事態も回避できたんだけどな」


 まったく、困った奴である。

 まあ、コイツがアレなのはいつもの事なので、何か言っても今更だが。


「さて、そこでユウキ、ここに来て本題ですわ」

「ほう」

「今日は設定の話をしますわね」

「はあ」


 設定の話。前にもしたな?


「今回は作者的に総合評価200突破記念も兼ねているからこの世界の設定について語りつつ、わたくし達の事について振り返りますわ?」

「はあ、なるほど?」


 わかったような、わからないような。

 つまりなんだろう、基本に立ち返った設定の説明……か?


「まずわたくしはシュエリア・フローレス。今では結婚して結城シュエリアですわね」

「そういやそういう名前だったな」

「何で夫のあんたが忘れてるんですの……」


 いや、コイツの事は俺の中ではシュエリアでしかなかったから、フローレスの部分はあんまり気にしていなかった。


「まいいですわ。で、万能の天才にしてハイエルフの姫。職業コスプレ喫茶とバーの店長で結城遊生の嫁。後年齢は残念ながらもう数えてないですわ。メンドクサイから」

「まあ不老不死だしなあ……」


 俺らは不老不死のファミリーになってしまったので、今後年を数えるのも面倒になるだろう。


「娘が一人、朱姫ですわね。大体わたくしに関する設定ってこんなもんなんですわ」

「え、少なくね」

「妹と母も居ますわね?」

「あとお嬢様言葉はキャラ付けな」

「でしたわね」


 それでも少ないけどな、キャラ設定。


「そんな薄っぺらいプロフィールというか、バックボーンで大丈夫なのか?」

「大丈夫だ、問題ない」

「問題しかない奴じゃねぇか」


 通りでこの作品薄っぺらい訳だよ。キャラ設定からしてペラペラだ。


「プロットとかちゃんとあるんだろうな?」

「ねぇですわよ?」

「ねぇの?!」


 それは大問題では?


「作者の思い付きと妄想力だけでこの三年間やって来てますわ」

「凄い様なそうでもないような……」


 通りで薄っぺらい人生だよ俺達……。


「っと、わたくし一人で随分時間を使ってしまいましたわね」

「そうだな、尺が足りないな」


 シュエリアというメインヒロインが設定極薄な段階でもう他のキャラとかお察しだけどな。


「このままではアレですわ。自己紹介回とあんまり変わらないからここからはサブキャラのプロフィールを紹介しますわ」

「ほう、例えば?」

「例えば六々ですわ。彼女はリアル天使なのに白衣の天使に憧れて地上に降りて来た阿保の子天使ですわ」

「そういやそうだったな?」

「そんでもって今はシオンの彼女みたいな立ち位置ですわね」

「あの人両刀型だからな……」


 まあ、人の性癖とやかく言うもんじゃないから、良いんだけど。

 仮にもハーレムメンバーなのに彼女持ちってどうなんだろう。え、浮気? それは俺にはツッコめない部分だから……。


「でもってスリーサイズが……」

「待て待て待て。設定にかこつけてとんでもない個人情報暴露するな」

「えぇ?」

「そんな不満そうな顔しても駄目だ。他の情報でよろしく」

「はぁ。じゃあいいですわ。目にはハートが入ってるし、金髪蒼眼で結構な美少女ですわ」


 なんだか結構なの部分に力が入っていたが何故だろう。


「ま、わたくしの方が美少女だけれど」

「そういう意味か……」


 まったく阿保だ。そんなこと言われなくても分かっている。

 コイツより美少女なんて探そうとしても無駄なのが分かるくらい可愛い。

 一々言うこと無いくらいだ。


「それでもたまには言葉にして欲しいシュエリアさんですわ」

「人の心理描写にサラッと返答するな。まあ、でもそうだな、世界一可愛いよ」

「あらありがとう」

「言えって言った割にあんまり喜んでない感すげぇ」


 何のために言わされたの俺、恥ずかしいだけのやつじゃん。


「さてと、そんなこんなで尺ももう後少しですわ」

「毎週10ページが尺だからなあ」


 そう言う意味では改行とか含めてしまうと直ぐに10ページに到達してしまうのだが、それも中身が薄っぺらい要因か?


「というより、作者の文章力の問題ですわね、読み応え的な」

「サラっと自嘲するの止めろ」


 本当の事でも言われたら傷ついてしまう事ってあると思う。


「さてと、ここまで暇つぶし出来たし、そろそろ地球側に行ってプラモ取ってきますわね」

「あぁ、もう好きにしたらいいよ」


 いつもそうだけど、コイツ本当にマイペースだよなあ。自分勝手ともいうが。


「それじゃあユウキ、オチをよろしくですわ」

「振り雑! その上無茶振りだし!」


 この状況からどうオチを付けろと言うのか。


「あー、そうだな。今年でエルフの暇も3周年、評価はイマイチ伸び悩んでいるけど、これからも応援してくれたらありがたいです」

「まとめに入りましたわね」

「解説すな。こほん。こんな阿保エルフと俺ですが、今後も精進してまいりますのでどうぞよろしくお願いします」

「うわーつまんねぇオチですわねぇ」

「お前本当黙っててくんねぇかなあ」


 やり難いったらない。

 オチ付けろとか無茶いうからなんとか着地させようとしてんのに。


「まあそういう感じなら。えー、わたくし達の物語はまだまだだらっと続いて行きますわ」

「そうそうだらっとな……山と谷が無いかも知れないけど、それも一つのご愛嬌ということで」

「そんなわけで、今年も、来年もエルフの暇をよろしくお願いいたしますわ」

「はい終わり!」


 こうして俺とシュエリアによる、総評価200ポイント記念を兼ねた雑談は、本当に面白みのないオチというか着地で、終わったのだった。


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