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娯楽の国とエルフの暇  作者: ヒロミネ
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最近ですわ

「お〇〇こ!!」

「黙れ変態エルフ」


 いつも通りシュエリアの部屋に来ると、先に来ていたアシェがいきなり伏せられるような発言を大声でしたので強めのツッコミを入れておいた。


「違うわユウキ、おしるこって言ったのよ。決しておま〇こなんて言ってないわ」

「言ってるじゃん」


 しかも全く別の下ネタ発言してるし。読者には伏字なので想像してもらうしかないのが残念だが。


「とりあえず座れ。あとシュエリアは?」

「わかったわ。シュエリアは居ないわね?」


 どうやらアシェもシュエリアの居場所は知らない様だ。

 今日は休日なのでてっきり居るものとばかり思っていたのだが……。


「そういえば最近シュエリアを見ない時があるんだよな」

「そうなの? お〇〇こ」


 俺の発言に普通に返せばいい物を、下ネタを付けながら返答してくるアシェ。阿保だ。


「そうなんだよ。あと下ネタ言っとけばいいみたいなのやめとけ」

「そうなの。違うわよ、今のはおしんこって言ったのよ、決しておち○こなんて言ってないわ」

「だから言ってるじゃん」


 何回下ネタ言う気だコイツ。どんだけ好きなんだ。


「で、シュエリアを見ないんでしょ?」

「あぁ。そう。夜ふと起きたときとかに居なかったりな」


 トイレに立っているという可能性も無いわけではないが。


「なーんか隠してる気もしてるし」

「ふうん」


 隠し事と言えばアイツの妊娠から何か月かもまだ聞けていない。

 うーん?


「まあ考えても仕方ないわよ、会ったら本人に聞く。これが一番よ」

「まあ、そうだな」


 確かにアシェの言う通りだ。アシェがまともな事言うなんてなんか変だが。


「そういえば最近といえば」

「ん?」

「ウ〇ーロンが発売されたわね」

「お前また下ネタを……」

「違うわよ! 伏せられてるけどこれは違うわ!!」

「これはとか言っちゃったよ」


 それじゃあ今までのは下ネタでしたと言っている様なものだ。


「ウォ〇ロンよ。作者は一日かけてクリアしてたわね」

「全クリな。まあ友達が強かったのがデカいけど」


 作者一人では途中で詰んでいただろう。友情パワーという奴だ。


「そこでちょっとだけウォ〇ロンの魅力について語りたい私よ」

「へえ、アシェが下ネタ以外に興味を持つとはな」

「私、なんだと思われてるの?」


 そりゃあもう下ネタ製造機だが、敢えて言う必要もあるまい。


「さて、それで、どんな話をするんだ?」

「まずはキャラね。グラフィックっていうの? デザインっていうの? どっちにしても美しい仕上がりでキャラクリの初期キャラからしてそのまま使いたくなるくらい良いデザインをしているわ」

「なるほど?」


 確かにキャラクリエイトの段階で「これでいいんじゃね?」と作者は思ったらしい。

 俺もちょっと手を加えただけで本格的なキャラクリはしなかった。


「後、スタイリッシュで楽しいわ」

「まあスピード感がソウルライクな割に速いよな」


 どちらかと言えばせ〇ろの方が近いくらいだ。


「後はゲームのシステムだけど、残念な点は少なくて結構ユーザー視点に力を入れたゲームだと思うわ」

「確かに遊びやすさみたいなものはあったな」


 ちょいちょいソウルシリーズに比べて優しい仕様とかが見られてユーザーに親切な設計がみられた。


「後、胸が揺れるわ」

「さては、それ言いたかっただけだなお前」


 結局下に走るアシェであった。


「違うわ、胸が揺れるのよ」

「何も違わないじゃねぇか」


 思いきり言いたいだけじゃん。


「違うのよ、胸が揺れるって私は言いたいの」

「だから何が違うんだよ」


 超しつこく言うじゃん。どんだけ言いたかったんだよ。


「ただいまですわ」

「お、シュエリアお帰り」


 アシェが下ネタばかり言っていると、お待ちかねのメインヒロインが帰って来た。


「何の話ですの?」

「ウォ〇ロンだけど。その前にお前に聞きたいことがあって」

「なんですの?」


 シュエリアは首を傾げながらもとりあえず俺の横に腰掛ける。


「最近お前を見ないことがあるんだが、何か隠してないか?」

「え、流石探偵()ですわね」

「()は要らねぇよ」


 なんでちょっと馬鹿にされてんだ俺、猫探し専門だからか。


「そのことでちょっと話があったんですわ」

「え?」


 どうやらシュエリアも隠し立てする気は無いようで、あっさり話が聞けそうだった。


「入っていいですわよ朱姫」

「うん、お母さん」

「え?」


 今なんて? 俺は固まりながら開かれるドアの方を見た。


ご読了ありがとうございました!

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次回更新は翌週の土曜日21:00までを予定しております。

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