元彼との話
投稿遅くなってごめんなさい(汗)
「…うん、どうぞ」
優斗は靴を脱ぐと、綺麗に揃えて中に入った。
(前はその辺に脱ぎ捨ててたのに)
他人行儀な仕草に、胸がちくっと痛む。
───実際、他人だもん。仕方ないよ。
「えっと…元気してた?」
優斗が言葉を選びながら、静かにそう言った。
「…うん」
「って、あれからそんな経ってないのに元気も何もないか」
どこか寂しげな表情に見えるのは、私の願望がそうさせてるのかな。
互いに何を話せばいいのか分からなくて、沈黙が流れる。
(もう、付き合う前みたいな感じにも戻れないのかな…)
多少気まずくなるのは仕方ないと思う。
でも、別れた瞬間他人になっちゃうなんて、悲しすぎる。
所詮、元恋人という関係なんて、そこまでなのかもしれない。
書類上のつながりがあるわけでもなく、つなぐものは愛情だけだ。
───友だちでもいいから、そばにいたい。
フラれたのにそんな風に思う私は、おかしいのかな。怖いかな。
「優斗が好きになった人って…誰?」
それだけはどうしても聞いておきたかった。
傷つくことになるとしても、フラれたんだからそれくらい知る権利はある。
「前も言ったけど、それは言えない…」
「お姉ちゃんでしょ…?」
私の言葉に、優斗は一瞬動揺の色を顔に浮かべた。
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