表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/17

さあ、冒険に行こう!

遅れました。

ちょっと体調不良で…すみません。

無から生み出す、また物質全く異なる物質に変化させる。

それらは世界の法則に逆らうため物凄い量のMPを消費してしまうのだ。

そのため洸希は”生成”するのではなく今ある”パジャマ”を一旦布に”戻し”、そこからまた作り直すという作業を思いついた。そして洸希はすぐに実行する。


『【上位魔法ハイマジック:思想魔法・無】素材還元!』


その魔法は見事に功を成し、今着ているパジャマが布に戻った。


(さて、こっからだ。次に編む魔法はと…)


『【下位魔法ローマジック思想魔法アイデアマジック・無】自動編製!』


とまたも魔法を詠唱したが…。


《MPが不足しています。20/60》


(………マジかよ)


ここに来て魔法を連続で使用したことによるMPの不足。

こうなると休息するしか回復する術は無いので…その日はクシュンクシュン言いながら眠りについたのだった。






(ふぁぁ)


太陽が完全に姿を現した頃、洸希も目を覚ました。

長い間学校に通っていたこともあり、その必要がなくなってからもいつも通り規則正しい時間帯に起きれていた。

まだこの神殿らしき場所から一歩も外に出ていないため、食糧問題もあった。

神殿だからなのかもしれないが、なぜか水は大量に貯水されていたのでそれを昨日から頂いている。

もしかしたら本の中の世界のように神様か誰かが洸希のために用意してくれていたのかもしれないが…。


そんな妄想はさておき、とにかく食糧がないので早く服を作って出ることにする。

洸希は頭の中を真っ白にし、集中する。


『【下位魔法ローマジック思想魔法アイデアマジック・無】自動編製!』


すると手元にあった布が自分のイメージする通りにスルスルと編製されて行く。

やがて数分もせずにすぐに服ができあがった。


(ふぅ、ここまで長かった)


身支度が整った洸希はすぐにこの神殿を後にする。

最奥部と反対方向に進み、やがては入口っぽいところまで辿り着いた。

心の準備が既にできていた洸希は一切の迷いなくそこから出る。

そして_____その瞬間、洸希は消えた。





◇ ◆ ◇ ◆ ◇





洸希が現れた場所は、一切知らない場所だった。

さっきの神聖な雰囲気は一切なく、それこそド田舎と表現しても可笑しくない森の中だった。

辺りには虫や鳥の声、沢山の木々があり、微かに水の音も聞こえていた。

ここに来る前の洸希には一切感じることのなかった自然の温かみだ。

そう、洸希はテレポートしたのだ。


===============

名前:素材還元

魔法型マジックプレート特殊魔法ユニークマジック

希少度レアメーター上位魔法ハイマジック

効果:手元にあるものを素材に戻す。

===============


===============

名前:自動編製

魔法型マジックプレート特殊魔法ユニークマジック

希少度レアメーター下位魔法ローマジック

効果:手元にある素材を使い、自らのイメージした通りのものに編む。ただし編むことのできる素材に限る。

===============

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
投票をお願いします!クリックするだけです! 小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ