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森の中

本日23:00にもう一話更新する予定です。

少し過ぎるかも…。

見知らぬ森の中にテレポートした洸希は、叫ぶ。


「うわぁ! どこだよ、ここ!」


あたふたしているうちに、だんだんと落ち着いてきた洸希は一旦周囲を見渡す。

そこは日本の都会に住んでいた洸希からすれば、一度も見たことの無い()()()()()()()美しい自然世界だった。


森の中とは言っても洸希がテレポートしたのはひらけていて川が流れ、また日光が照らす、温かくまた素晴らしく美しい場所。警戒をする暇もなく洸希はその景色に見とれてしまった。




暫くそこで過ごした洸希は、不味い不味いと早速その場を離れて歩き始めた。

目指すは街。なので先ずはこの森を抜けることからやらなければいけない。

洸希は知恵を絞り、魔法を発動する。


『【上位魔法(ハイマジック)思想魔法(アイデアマジック)・無】対象感知!』


その魔法は索敵魔法の上位魔法(ハイマジック)だ。下位(ロー)だと生物を無差別に感知してしまうが、この魔法だとピンポイントで指定した種族を感知できる。余談だが、超越魔法(エクセレントマジック)では種族ではなく単体で感知できるようになる。


それはともかく、洸希はこの魔法を使って森からの脱出を試みようと考えた。その理由は安易なものだ。この魔法で人間を感知し、出口を教えて貰う、もしくは連れて行ってもらう。それが洸希が考えた作戦だ。

魔法を使うと、洸希の体から一本の赤く細い光がスルスルと前方に伸びて行った。この魔法は半径1㎞しか反応しなく、今回の反応数は1。少ないが、この自然に満ち溢れた森のど真ん中で反応した方が奇跡だろう。洸希はその光に迷うこと無くついて行く。

_____それが数分後の不運を呼ぶこととなる。…否、運命へと吸い込まれて行くことは、まだ誰も知らない。






その赤い光は遠かった。範囲内ギリギリなのか分からないが、とにかく遠い。感覚でしかないが、恐らく500mは歩いている。

人と会えることを楽しみに、また若干の不安を抱きながらその光について行く。


その瞬間! 人の足音が聞こえた! 同時に沢山の生物の気配もした。

誰かが追われてんのか? と思い、逃げようとした瞬間、それは起きた。


「だ、誰か! 助けて~!」

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