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ロックワーム

初めての戦闘描写…上手く書けているか分かりませんが、頑張りました。どこか改善点などがありましたらお伝え願います。

…それ以前に初めての戦闘シーンがカナとは…。

突如地面が揺れた。

地震や地響き等の大きな揺れではなく、極めて突発的な、それであって故意的な揺れだった。

地面が揺れたと同時にそこから小さい亀裂が起き、中から巨大なミミズとでもいうような生物が飛び出した。

飛び出す寸前、カナは本能的に危険を察知し、バックステップで躱す。

それと同時に一瞬気を抜き警戒を怠ってしまった自分に嫌悪を抱く。

しかしそれは後でだと自らに言い聞かせ、すぐに戦闘態勢に入る。


そのミミズを正面から見るとやはり気持ち悪かった。

そのミミズは地球ではありえないような大きさとオーラを放っており、対峙しただけで普通の生物ではない…即ちモンスターだということが分かる。

カナは自らの記憶の奥底にあるモンスター大辞典を開く。昔見たその記憶から、恐らく岩蚯蚓(ロックワーム)だろうと判断する。

この個体の大きさは全長およそ1メートル。

詳しくは覚えていなく、うろ覚えではあるが岩蚯蚓(ロックワーム)は自身の身体を使った物理系攻撃や、下位の土属性魔法を駆使し攻撃してくる筈だ。推奨レベルはⅣ。




そうカナが考えを巡らせている間に岩蚯蚓(ロックワーム)は遂に攻撃モーションに移った。

そのくねくねとした身体を丸くし、カナへと突進した。

洞窟の中のゴツゴツとした地形を上手く活かし、自身のスピードへと変えている。流石は岩に住むモンスターだ。

カナは細剣レイピアでは防げないと察し、回避行動に移る。

しかし洞窟は狭い。カナと岩蚯蚓(ロックワーム)の距離はそこまで離れていないため…。


「きゃぁぁぁぁぁーーーー!」


当然こういった叫び声を伴って地面にダイブするように飛び込む。

直後、岩蚯蚓(ロックワーム)がカナの元いた場所を轟音を伴い通り過ぎる。


(ふぅ…)


カナがそういった溜息をついた直後に、今度は岩蚯蚓(ロックワーム)が鈍く輝きだした。

まずい!と咄嗟に思ったカナは細剣レイピアで突進する。

洞窟は狭く、満足に振り抜けないので突き攻撃で畳み掛ける。

1ヒット。岩蚯蚓(ロックワーム)から鮮血が飛び散った。

2ヒット。岩蚯蚓(ロックワーム)の輝きが消え去った。

3ヒット。岩蚯蚓(ロックワーム)が唸り声を上げた。

4ヒット。カナが煌びやかに…舞った。

5ヒット。岩蚯蚓(ロックワーム)が断末魔の声を上げた。

カナの得意攻撃。細剣レイピアの突き5連撃。

相手に一切の余地を与えずに一瞬で生命力を散らさせる。


カナは細剣レイピアから鮮血を振り払い、腰に差した。

2017/11/7 追記

次回の更新日である11/8はお休みさせて頂きます。

次回の更新日は11/10です。

2017/11/10 Twitterにて

本日は忙しく、投稿をお休みとさせていただきます。次回の更新日(11/13)に二話連続更新させていただきます。

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