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退魔師の二度目の生は幽霊少女と  作者: 尾多 悠
第五部 遠き背中
120/185

11 「鬼の力」

「あー、ちっと何か雲行きが怪しかもな、こりゃ」


 背後から愚痴るように零される少年の声に、柄支は本日何度目かの不安に襲われていた。

 現在、柄支とフェイは二、三人がぎりぎり定員の後部に船外機エンジンを搭載したボートに乗り、海原へと走らせていた。

 まだ雨は降っていないが天候は悪化の一途を辿っており、風も吹いている。果たしてこんなこじんまりしたボートで目的地にちゃんと着くのかとか、遭難しないのかとか、出発前に柄支なりに懸念点を色々と口には出してみたものの、この少年にはごく軽い口調で「行きも来れたんだから大丈夫だろ」と一蹴された。

 こうなるともう、笑う他ないと言うか、覚悟を決めるしかなかった。


 フェイの話を総括すると、叔父を含む浅霧翼を攫った一味は無人島におり、浅霧真たちも沙也いもうとを連れて既に今朝がた発ったということだ。彼は一度その島から抜け出して、その足で凪浜市までやって来ていたのだという。

 その際に使ったのがこのボートで、そもそもからして緊急脱出時のために用意されたものだとか。不安定に波に踊らされる中、フェイは器用にバランスを取って船を操縦していたが、柄支はボートの縁を掴んで座り込んでいた。


「だ、だから言ったじゃない。まだ島の影も見えてないよ。本当に、ちゃんと進んでるの?」

「ん? あー、わりぃわりぃ。そういう意味で言ったんじゃねーよ」


 上半身を振り向かせて詰る柄支に、フェイは遠くに投げていた視線を戻して首を振った。


「別に空模様のことを言ったんじゃねー。良くない空気が漂ってる感じがする」

「……なに? 嫌な予感ってこと?」

「いや……予感っつーか、もっと具体的に肌に来てるね。ぞわぞわする」

「風邪ひいた……ってわけじゃないよね、やっぱり」


 柄支にはフェイの言うことが理解できずに首を傾げる。ぞわぞわと言っても、精々肌寒いといった感覚程度しかない。

 たまに少し高い波に煽られて舞い込んで来る飛沫から身を守るため、柄支はレインコート着ていたのだが、フェイは赤いダウンジャケットのみだった。濡れが蓄積して体温が下がったのではないかと思って口にしたが、「んなわけねーだろ」とにべもなく返される。


「冗談にしても、つまんねーよ」

「そ、そんな言い方しなくてもいいで――うべっ!」

「うわ、バカ!」


 柄支が身を乗り出して文句を言おうとした瞬間、ボートが掬い上げられるように縦に揺れた。前に躓くように倒れて、あわや船床に顔面をぶつけそうになったところ、柄支は咄嗟に両手を突き出して目の前のフェイの足を掴む。そして、連鎖的にバランスを崩したフェイは、尻餅をついてボートの縁にしがみついた。


「突き落とす気かっつーの! ひっくり返ったらどーすんだ!」

「ご、ごめん。あぁ、びっくりした」

「ったく……。いいから足離してくれよ。姉ちゃんみたいのにしがみ付かれても、嬉しかねーし」


 フェイが冷や汗を拭いつつ、柄支に抱えられた片足を見ながら言う。彼の台詞に底意はなかったのだろうが、それを聞いて引っ掛かりを覚えた柄支の胸中からは、あわや海に転落しかけた恐怖だとか、そう言った感情は一時脇に追いやられた。


「どういう意味かな、それは?」

「は? どうもこうもって――痛えぇ!?」


 半眼となった柄支はフェイのズボンの裾を捲り上げて、露にした足首を思い切り抓った。フェイは反射的に足を上げようとしたが、ここが狭い船上であることを思い出して寸でのところで思い止まる。やむなく身を乗り出して柄支の肩を強めに押して引き剥がし、若干赤くなった足首を擦った。


「いきなり何しやがる!」

「君がデリカシーのないことを言うからだよ」


 両膝をついたまま、柄支はむんと腕組みをしてフェイを睨みつける。その障害のなさそうな所作に、フェイはようやく彼女の怒りのポイントを理解したようだった。


「なんだ、アンタ。案外つまんねーこと気にしてんだな」

「……もっかい抓られたい? 齧られたい?」

「何だよカジるって、汚ねえからやめてくれ。そら、んなこと言ってる間に、見えてきたぜ」

「え?」


 言われて前に向き直った柄支は、遠方に浮かぶように見え始める島の輪郭を見つけた。その隙にフェイは立ち上がり、船外機のハンドルを握り直す。


「ねえ……。あの島、何だか変じゃない? 妙にぼやけてるって言うか……」


 島を見つめたまま、柄支はふとした違和感を覚えていた。その感覚を上手く表現できずに、もどかしげに口を開く。

 まだ距離が遠いだけかと思ったが、そうではない。彼女の目には、確かに島が陽炎のように揺らめいて見えていたのだ。まるで、そこに在るのに無いかのような、不確かな映像に混乱する。


「言っただろ、ぞわぞわするって。もう始まってるみてーだな。急がねえと」

「君は……あそこで何が起きているのか分かってるの?」

「まーな。全部ってわけじゃねーが、着いたら話すよ。それまで姉ちゃんは大人しくしててくれ」

「うん……。それはいいけど……」


 真剣な眼差しで島を見据えるフェイの顔を見上げながら、柄支は息を呑んで頷く。せっかく目的地が見えてきたというのに、彼女の胸の陰りは色を濃くしていた。





 雷鳴のような剣戟の音が、轟き渡っていた。

 沙也の烈火のごとき打突が虚空を穿ち、清言が構える鈍色の刀身が燃え盛る刃の切っ先を重く受け止める。突進する彼女の勢いは完全に殺され、続けざまに受け止めた太刀ごと切り捨てるように軍刀が薙ぎ払われた。

 紙一重の所で沙也は身を仰け反らせて斬撃を回避する。研ぎ澄まされた一閃が鼻先を掠め、空を切り裂く。寸毫でも反応を遅らせれば、首が胴体から分離されることは想像に難くなかった。

 清言の射程内に踏み込めば、いつ何時、何処から斬りつけられるか分からない。力押しでは敵わない彼女が足を止めることは、すなわち死に直結する。


 だが、引くわけにはいかない。

 致死の刃を躱した身体を再度前に傾けて、沙也は地を蹴る。幾度となくこの男とは剣を合わせてきた。守勢に回って勝てる相手ではないことは、とうの昔に知っている。

 腕力も、技の切れも清言が上をいく。口惜しいが、実力において自分が劣っていることを認められないほど沙也は馬鹿ではなかった。

 唯一勝てる要素は、速さ。故に、沙也は止まらない。脚に纏った霊気による身体強化が、沙也の速度を爆発的に跳ね上げていた。出し惜しみなしの全速。清言を取り囲むように彼女の残像は現れ、緋色の軌跡を描いて行く。

 全方位から無数の刃が飛び交っているようにすら見えるだろう怒涛の乱舞。だが、清言も恐るべき反応でその全てを受け切っていた。


 一合、二合、三合――。偽物フェイクをも織り交ぜた沙也の斬撃を、汗一つ見せることなく見切っている。視線は確実に次の一撃を捕えており、一分いちぶの狂いもなく軍刀を打ち合わせていた。

 その度に巻き起こる衝撃は、地に足をつけた清言に対して、高速で移動する沙也の方が受ける度合いが大きい。身体の芯を揺さぶられて、彼女は息をするのも忘れそうになる。

 太刀筋が完璧に読まれているのを、沙也は打ち合いながら思い知らされていた。どれだけ速かろうとも、身体の挙動、咄嗟の癖はそうそう変えられるものではない。

 手合わせで清言から一本を取った回数は、数えるには片手で足りる。分かっていたことだ。まだこの男は、実力の底を欠片ですら見せていない。


「は――あああああ!!」


 奥歯を噛み、肺腑から息を吐き切る勢いで沙也は吼えると同時に渾身の一撃を叩き込む。激しく火花を散らしながらも、やはり清言に受け止められはしたがそれで良い。彼女は押し返される勢いを利用して後方へと飛び跳ねて、軍刀の射程外へと間合いを取った。

 肩で息をする沙也を冷たい眼差しで観察しながら、清言は追い討ちをかけるでもなく腰に溜めた体勢で彼女の出方を窺っている。あくまでも攻めて来ようとしない態度に、沙也の表情に苛立ちが色濃く浮かんだ。


「なめてるの? さっきから受けてばかり……、あんたは、あたしを殺したいんでしょう?」

「そのつもりだが? 自分の腕が未熟なことを棚に上げて、そのような言い草は感心しないな」

「……っ、精々余裕ぶってなさい!」


 太刀を顔の横に据え、沙也は再び構えを取る。すると、彼女の頭上に緋色の霊気が立ち昇り、抜き身の刃が形成された。


「ほう……更に手数を増やす気か」


 清言が呟いたと同時に、沙也が飛び出す。形成された刃は彼女を追従し、繰り出される打突のタイミングと被せるように清言に飛来する。


「甘い!」


 だが、真正面から裂帛の気合いと共に、清言の一刀が放たれる。轟音を巻き上げる軍刀は沙也の太刀と一瞬かち合うが、飛来する刃諸共に砕き散らしていた。


「刃を増やすことで形成の精度を落としたな。小細工が通用するとでも思ったか」


 沙也は太刀の形成と身体強化に霊気を注ぐことで、どうにか清言に食らいついていた。そこに別の刃を加えるために霊気の配分を変えたことで、太刀の強度が一段落ちる。突進の速度もまた然りだった。

 並の使い手なら折れはしなかっただろう。しかし、沙也の師である清言には通じない。格上の相手に能力を下げてまで手数を増すことを選択するのは、愚策と捉えられて当然ことだった。


「そうでしょうね。――でも、砕かれるのも計算の内よ!」

「何――?」


 太刀を砕かれようとも打突の勢いをそのままに、沙也は軍刀を薙ぎ払うことで開かれた清言の左半身へと突っ込んでいく。

 軍刀を切り返しても間に合わない――徒手空拳で何をする気かは分からないが、不用意に近づかせるつもりもない。そう判断するや清言は、迫る沙也に向けて左膝を蹴り上げた。

 しかし、その動きも沙也は読んだ。前傾姿勢で清言の膝に手をつくと、そこを発射台にするかのように上空へと跳ね上がる。その途中で、彼女は両手に砕かれた刃の破片を手にしていた。

 振り仰ぐ清言の視界に、一対の猛火が閃く。合わせられた軍刀を軸に、短くバク転をするように回転した沙也が清言の背後に着地する。そこから両者は同時に振り返り、互いの得物を打ち鳴らせた。


「二刀流など、使い慣れない得物ものをよく扱う……!」

「まっとうな手じゃ、あんたに敵わないなんて最初から分かってたことよ!」


 沙也の手にしたものは、破片より再形成した緋色の小太刀であった。単純な攻めでは懐に潜り込むことさえも叶わない。だから、大振りを出させるために太刀は敢えて折らせた。追尾する刃を形成したのも、この二刀を得るための布石である。

 この間合いであれば、せんは取らせない。沙也は両刀による連撃を果敢に打ち込み、清言が距離を開けようとするのを許さなかった。


「ちっ……、これでは折れぬか」


 打ち合って初めて、清言の口元が煩わし気に歪められる。極近距離における壮絶な読み合いの中では十分な溜めを作ることができず、軍刀の威力も半減する。そのことが、沙也の太刀に比べれば強度は劣っている二刀との剣戟を、危ういところで成立させていた。

 もっとも、それを加味しても二刀を維持するのは相当に困難なことに違いはない。今の彼女は死に物狂い。その鬼気たるや、正に清言の気迫をも食らい尽くす熾烈さとなっていた。


 撒き散らされる火花に眼球が渇く。瞬きをする間に致死の刃が無数に迫る。回避は経験則からくる直感頼り。受け流し、身を躱し、肉迫し、瀑布のごとき連撃を叩き込む。

 慣れぬ双刀による乱打は、一見でたらめ。霊気を凄絶に振り乱しながら迫る様は、地獄の業火のようである。

 一合打つたびに腕は軋み、精神は悲鳴を上げる。その全てを意識の外においやり、考えることはただ一つ。眼前の敵を討ち滅ぼすことだけだ。

 所詮これは一度限りの奇策である。間合いを取られれば次はない。だからこそ、付け入る隙を与えず全開で押し切る。


「……あくまで止まらないか。お前らしいな」


 その最中、不意に清言の受ける力が弱まった。

 切り上げた小太刀に軍刀が弾き飛ばされて宙を舞う。その瞬間、沙也は己の目を疑ったが、この機を逃すわけにはいかなかった。がら空きになった清言の正面に向けて、双刀を交差させるように斬り伏せる。

 軍服とその下の肉を引き裂く手応えを刃越しに感じる。鮮血が飛び散り、沙也の頬を濡らしていた。

 出血量から決して傷は浅くなく、放置すれば命に関わる傷であることは明らかだった。しかし、たたらを踏んで持ち堪えた清言は、そんなことを露とも感じさせぬ冷厳な瞳で沙也を見つめている。沙也は激しく肩を上下させながら、自身が成した一撃を未だ信じられないものを見るかのようにして、彼の視線を受けていた。


 これでは、呆気なさすぎる。率直に言えばこれでこの男が倒れるなどとは、彼女には到底考えられなかった。

 その不気味さ故に、攻めることを僅かにでも躊躇ってしまったほどに――。


「判断を誤ったな、沙也」


 そして、その隙が見逃されるはずもなかった。

 一瞬の内に清言の周囲に浮かび上がるのは、霊気により形成された柄を持たぬ凶刃の群だった。視界を埋めんばかりのその光景に、沙也は目を瞠る。


「避けて見せろ」


 沙也が身構えるのを待たず、清言が手をかざすのを合図として、それら全てが容赦なく弾丸の如く射出された。

 前に突っ込んで振り切るには隙間が無さすぎる。後ろに避けて間合いを取るしか避ける術はなかった。地面に着弾した刀剣は爆ぜ、大穴が穿たれる。爆風に身を転がされながら、沙也は双刀を砕き、全身を切り刻まれながらも致命傷だけは避けて、どうにか刀剣の乱射を凌ぎ切った。


 波の音がずいぶんと近づいていることに気付き、思わず背後を振り返る。いつの間にか沙也の数メートル後ろは崖になっており、最初に両者が対峙した時とは立ち位置が入れ替わる形になっていた。

 爆発に巻き上げられた土煙の向こうからは、今すぐに迫る気配はない。沙也は膝を上げて、潮風に煙が晴らされるのを待った。


「思い切った戦い方だった。悪くなかったぞ」

「……! あんた……それは!」


 清言は泰然自若とした佇まいで、右手に新たな軍刀を携えていた。足下には血溜まりができていたが、気にした風ではまるでない。

 それもそのはずだった。彼の胸に確かにつけたはずの裂傷から、既に血は止まっていたのである。そして、零れ出る血液の代わりに、黒々とした深い闇色の霊気が纏わりついていたのだ。


「やっぱり……あんたのそれは……浅霧真と、同じ……!」

「何を驚く? お前は覚えているのだろう。両親が死んだ、あの日のことを」


 至極当然のように、清言はその力を扱っているようだった。沙也の頭の中で記憶が弾け、いつも夢の中で見た映像が鮮明に呼び起こされる。


「喜べ。これが、お前が殺したいと焦がれてやまなかった力だ」

「そうか……。やっと、あたしはあんたに追い付けたってことね!」


 昂ぶる身体から霊気を溢れさせ、沙也は血濡れた右手に太刀を顕現させる。その輝きは、これまで見せたどれよりも眩しく苛烈な彼女の意志を表しているかのようだった。


「追い付いた……か。ならば、試してみるがいい」


 沙也の視界から清言の姿がぶれる。血溜まりが跳ねたかと思った時点で、彼が自ら打って出たことに気付かされた。

 迎え撃つべく沙也もまたぶつかろうと身構えようとしたが、その時には既に手遅れだった。漆黒の剣閃が彼女の太刀を中ほどから両断し、伸ばされた左腕が喉笛を捻り上げていた。


「――がっ……!」

「お前の強みは、その強固な形成による折れぬ刃。だが、それは私も同じこと。お前に霊気の扱いを教えたのは私だからな」


 ぎしりと食い込む清言の指先から肘にかけてが、黒い霊気に覆われている。両手の爪を立てて引き剥がそうとするがびくともせず、締め上げる力は強くなっていった。


「ならばぶつかればどうなる? 子どもでも解る簡単なことだ。地力で劣るお前に、最初から勝機はない」


 沙也を片手で掴んだまま、ゆっくりと清言は前へと進む。沙也は全身に冷たい風を受けて、もう足下に地面がないことを知った。


「理解したか? 沙也。これがお前の、限界だ。私に本気を出させたことのないお前が、私を殺すなどと……そういう戯言を、妄言というのだ」


 掲げるように持ち上げられて、酸欠になりかけた意識は朦朧としている。睨み下ろす仇の顔も霞んでいた。


「清……言……!」


 諦めてなるものかと、両手に霊気を集中させようとする。しかし、清言の腕を覆う霊気は沙也の集めようとしたなけなしの霊気を即座に食らい尽くし、形成を許しはしなかった。


「く……そぉ……!!」

「残念だったな。お前は、私に届かない」


 喉から清言の指が外され、沙也の身体は一気に崖下へと落ちていく。波に意識が呑まれて暗く落ちる最後の最後まで、彼女は憎悪を漲らせた瞳を燃やし続けていた。

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