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34、舞踏会(ファイナルステージ)2

レオ→サツキです

side:Leonardo


「私と踊って頂けますか、レディ?」


俺がダンスに誘ったのは・・・・



みなさんが考えてるようにサツキだ。

自分から先に誘ったくせに予想外だったのか驚いてるようだ。


「レオナルド様!!私が・・」

「いえ、私が!!」

「私だって・・・」


俺が選んだ女性ひとも納得できないのかっ。

いっそ思ってること全部言ってやろうか!?

そんなこと思っていると・・・


「では、レオナルド様。次の曲が始まりますので、踊りましょうか?」

「・・・あぁ。」


華麗にワガママな言葉たちをスルーしたサツキ。

まだ姫たちは何か言っているようだが、はっきり言ってそんなことはどうでもよくなっている俺の脳内は


サツキと踊る=『体が密着』!!


こんな式が成り立っている。

・・・俺だって健全な男だ、こーゆーことは考えますっ!!

さて、踊っている数分間・・・




サツキは俺のもの。



side:Satsuki


「私と踊って頂けますか、レディ?」


レオが選んだのは・・・


あたし。

ものすごい驚いたけど、嬉しかった。

・・・後ろの姫たちがうるさいけど、スルーだ。


今日のドレス。実はかなり気合が入っている・・・・・誰の気合かって?

そんなの決まってる。

・・・・・・・リラとサラだ。

このドレスはレオの衣装とついになった特注品らしい。

純白に金と青の刺繍。

派手すぎず地味すぎず、上品な感じだ。

レオのは、黒を基調とし、金と青の刺繍がしてある。

アーノイドの国色こくしょくは黒なんだそうで、正式な場ではそれを着るらしい。

・・・・いつもよりカッコいい気がする。

それにいつもよりレオの存在が遠い気がする。

こんなに近いのに(距離的に)

そう・・・近いのだ。

いやー・・・ダンスだからしょうがないけど!!

体が密着してるんですぅぅぅぅぅぅぅぅううう!!

以前まで気にしなかった。

あたしはなんだか最近おかしい。(頭がとかじゃないよ!?)

レオが近くに来るとドキドキする。

考えるとドキドキする。



・・・こんな感情、あたしはシラナイ。


「サツキ?大丈夫か。」

「っ!?・・・だ、大丈夫!!・・・です。」

「いいぞ、敬語じゃなくて。」

「そういうわけにはいないでしょう?ここは公式な場なんですから。」

「らしくない・・・つーかヤダ、落ち着かない。」

「なにそれ!?なんか失礼っ!」

「そうそう。それでいいんだよ。」

「~~~~~~っ!!・・・はぁ。」


さっきのに追加して・・・・

今日のレオはいつもよりムカつく。

・・・そしてあたしの動悸は収まらない。


~♫~♪・・・・


「あ、終わった。」

「ダンス、うまくなったな。」

「でしょ?アイムに練習相手になってもらったの!」


実は、レオを驚かすために密かにダンスの練習をしていたのだ。

・・・なのに。


「レオ?なんで・・・・怒ってんの?」

「別に怒ってないけど?」


嘘つくな、怒ってるよね、確実に。

おっ・・一句作れた。

そんなことはどうでもいい。


「怒ってんじゃん。なんで?」

「・・・・別に。」

「じゃあ、拗ねてんだ。」

「・・・・・。」


沈黙は肯定ととる。


「なんで、拗ねてんの?」

「・・・・・から。」

「え?」

「だっから!!・・・・俺より先にアイムがサツキと踊ったから!!」

「は・・・・?そんなこと?」

「・・・そうだけど?」


え・・・っとー。

それは・・・・・・・


「「「嫉妬?」」」

「「!?」」


後ろを振り向くとそこにいたのは・・・・・

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