4、ビラビラ
「「「「サツキ(様)!暴れないでください!!」」」」
「いやいやいや・・・・。無理無理無理!絶っっっっっっ対無理ィィィィィィイイ!!!!!」
なぜあたしがこんな状況になっているかというと・・・・・・・
=三十分ほど前=
「では、私たちはサツキのお洋服を選んでまいります。」
「うんわかった!!」
どんなのがあるんだろ・・・ドレスとかワンピースとかかなあ?
・・・なんかクローゼットの方からはしゃぐ声が聞こえる???
「サツキにはこの黒いのがよくありません?」
「いやでも、こっちの白い方がアノ綺麗な黒髪を引き立てませんか??」
「えぇでも、深い緑も・・・」
「いやいや、黄色の方が・・・」
「いや俺的には、このピンクでレースが付いているやつが好きなんだけど・・・」
・・・・・・・誰だし!!!!!????「俺」って誰!?「俺」って!?
しかも、あたしの服選びに参加してるよ!?ピンクのビラビラ!?!?!?!?!いやでもサラたちが反対して
「「「「いいですわ~~~~~!!!!!!」」」」
くれなかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
なぜ!?WHY!!!
「サツキ!決まりました!!」
・・・はい!!予想的中ぅぅぅ!ピンクだぁぁああ!ビラビラだぁぁああ!!!
「あ、アイム様は出てくださいね」
「はいはい、わかってますよ~~」
アイムってさっきのあれか!?このビラビラピンクを推した奴か!?
よ~しどんな顔か見てや・・・・る・・・・・・・。
・・・出たよ美形!何なの!?あの無駄に整った顔!!ウゼぇ!!(←?)
「サツキ、こちらの方は殿下の騎士様でアイム様と言います」
「よろしくね、サツキちゃん。俺のことはアイムって呼んでね。着替えたら後で見してね☆」
=バタン=
アイムさんは出て行った。なんか疲れたな~
「サツキ、着替えましょう!!」
忘れてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁorz
・・・・ということがありました。で、十分くらい前からサラたちを説得中!!!
「もうちょっと地味なのがいいの、お願い!!」
「・・・・・仕方がありませんね。嫌がる服を無理やり着せるのはよくありませんし・・・。」
「ありがとう!!!」
「では、これを着ましょう」
サラが出してきたのは青いシルクのワンピース。
これくらいならいいかな?体の線わかんないし・・・。
「うん、わかった」
=着替え中=・・・少々お待ちください・・・
「似合いますわ、サツキ様。お体綺麗ですのね~~、羨ましいですわ!!」
あなた方のほうが綺麗です・・・・。
ていうか!これドレスだった!!しかも体の線わかる!!!
最悪・・・(泣)
「お~可愛いじゃん!!似合ってるよ。でもさっきの方がよかったなあ・・・」
「いやです!!あたしああいうの苦手なんです!!」
「え~~~、可愛いと思うんだけどなぁ」
なんかこの人と話してると疲れる・・・・・
読んでくださってありがとうございます!!
アイムは身長189cm赤髪赤茶目です。性格は女たらし(笑)
次回も読んで頂けるとありがたいです!!