21、だからね・・・・ほんとにさぁ!!なんなの!?
昨日のパーティーから解放された!!
と思いきや・・・・・・!!
ココで皆さんに問題!!今あたしはどのような状況におちいっているでしょう~か!!
1、婚約者候補のお姫様が来ている。
2、婚約者候補のお姫様が来ていてどやされている。
3、婚約者候補のお姫様が来ていて重苦しい沈黙に押しつぶされそうになっているうえに来ているお姫様の出しているオーラどす黒すぎてどん引きしている。
さぁ、どーれだ!!チッチッチッチッ・・・・・ビーーーーーッ!!
正解はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!・・・・・・・・3です。もう見た瞬間わかると思いますが、もっかい言います・・・・・3です!!!
もーやだぁぁぁぁ・・・・・・お姫様についての件はこりごりだよぉぉぉぉぉぉ(泣)
しかもこの空気!!重い!!黒い!!!怖い!!!!この三拍子がそろうってどゆこと!?
ホントさぁ・・・もなんd
「あの」
「!!はい、なんでしょう?」
あたしえらい!!笑顔で言ったよ!?
「突然きてしまい申し訳ございません・・・・・・満足な紅茶も出せない程突然、ね・・・・。」
「いえいえ、大丈夫ですよ?そんな紅茶を飲みほして頂いてとてもうれしいわ。ね、サラ?」
「はい、お気に召して戴けて幸いです。」
「・・・・・・・・。」
はん!!ジョシコーセーなめんじゃないわよ、伊達に小3から中2までの6年間、男子と嫌みの言いあいしてないわ。・・・・・ってゆーかあたしとしてはサラのいれてくれた紅茶を『そんな紅茶』呼ばわりしてしまったことに後悔!!ごめんね!!
「『こんな紅茶』を入れてくださってありがたいですわ、この部屋を出るときにこの味が口の中に残っていることを考えたらさっさと飲んでしまわなければ、と思いまして・・・・・・・・クスッ」
・・・・・この『クスッ』に聞きおぼえがあるのはあたしだけだろうか?
これはあの声だよね、あの『クスクス軍団』のリーダー格のヒトの声かと思われるんだけど?
なんかも~この紅茶の会話メンドーだなぁー、言いたいことはほぼわかってるからさっさと本題はいってくんないかなぁ?・・・・・よしっ!!言ってみっか!!
「あのぉ、ユーエツ感に浸ってるとこ悪いんですけど・・・・・・さっさと本題はいってくれませんか?
こっちもそんなに暇じゃないんで。」
「そうですわね、じゃあはっきり言わせて頂きますわ。・・・・・・・レオナルド様に近づかないで頂くださいませ。」
「わかってはいましたがね、そんなことあたしに言われても困るんですよね。あたしはココに住んでるんです、国王様の許可も得て。しかもこの部屋レオの執務室に近いから必然的に会っちゃう・・・・・ってどうなさいました?えーと・・・・・(名前がわかんない!!)」
(ガーネット嬢です)=ボソッ=
(ありがと!!ガーネット!!あの(血みたいに)真っ赤な宝石と同じ名前!!・・そーいやドレスも真っ赤・・・・。どんだけ赤なんだよ・・・・・・・・・・・・・・。)
「どうなさいました?・・・ガーネットjy・・・・ガーネット様?」
「な、なぜあなたがレオナルド様を愛称で、しかも呼び捨て!?なぜ!?どうして!?!!!!!!!
まさかレオナルド様の弱味を握ってるんじゃなくって!?」
あー・・・・・・、やべぇ、忘れてた。婚約者候補のお姫様には『レオ』は禁句だった(汗)
リラの時に学んでるはずだったのに!!あーーー!!やっぱあたしってあほなのか!?・・・再認識してる場合じゃなかった!!
なんかリラの時より考え方つか勘違いの仕方がばかっぽいな・・・・。
「何とか言いなさいよ!!第一あなた、身分はどうなのよ!!」
どー対処しようかな?リラの時はなぁ、ただ純粋に『レオが好き!!』って感じだったし、年下だったから結構遠慮なく言っちゃったんだけど・・・・・、この人年上っぽいし『国のため』って感じだからあんまひかなさそうだし・・・・・。
「ちょっと!!聞いてるの!?ちょ!!無視してんじゃないわよ!!・・」
あー、ホントどうしよ・・・・・。最終兵器レオもいないしなぁ?
んーーーーーー・・・・・。
「あなた!!無視するのも大概に・・・」
んーーーーーー・・・・。
「サツキ、ガーネット様が先ほどからお呼びですが」
「ん?あぁすいません。考え事をはじめると周りが見えなくなります・・・ゆ・・・え・・・えーーーっと!!どうなさいました?(汗)」
「無視するのも大概にしてくださると言ってるのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
「すいませーーーーーーーーーーん!!」
やばい!!本気で怒らせたぁぁぁ!!どーしよう!!!!
読んでくださりありがとうございます。
次回はどーなるんでしょーか!!こうご期待!!
次回もよろしくお願いします。